2026年10月3日 公開岡山県のレギュラーガソリンは、9月28日時点で1リットル168.9円です。全国平均(170.2円)より1.3円安く、47都道府県で安い方から18番目でした。
2026年は、前年末の暫定税率の廃止で1月に150円台まで下がったあと、中東情勢の悪化で3月16日に191.6円まで急騰しました。これは岡山県のデータがある2004年以降で最も高い値です。今は国の補助で170円前後に抑えられていますが、その補助は1リットル50.7円にもなっています。
この記事では、資源エネルギー庁の週ごとの調査をもとに、岡山の今の価格・全国順位・2025年からの推移・補助金がいつまで続くかをまとめました。総務省の家計調査から、補助で岡山の家庭がいくら助かっているかも計算しています。
岡山のガソリン価格は今いくら?(2026年9月28日時点)
| 油種 | 岡山県 | 全国平均 | 全国との差 | 安い順 |
|---|---|---|---|---|
| レギュラー(1L) | 168.9円 | 170.2円 | 1.3円安い | 18位/47 |
| ハイオク(1L) | 179.8円 | 181.0円 | 1.2円安い | 19位/47 |
| 軽油(1L) | 158.8円 | 159.5円 | 0.7円安い | 19位/47 |
| 灯油・店頭(18L) | 2,512円 | 2,538円 | 26円安い | 18位/47 |
| 灯油・配達(18L) | 2,734円 | 2,721円 | 13円高い | 33位/47 |
レギュラー・ハイオク・軽油・灯油(店頭)は、どれも全国平均より少し安く、47都道府県の真ん中より安い側(18〜19位)にいます。灯油の配達価格だけは全国平均より13円高く、33位でした。
この数字は、ガソリンスタンドの店頭に表示された現金価格の平均です。会員価格やクレジットカードの割引、アプリのクーポンは含まれていないので、セルフのお店や会員価格なら、これより安く入れられることも多いです。
出典:資源エネルギー庁「石油製品価格調査」(2026年9月28日調査、9月30日公表)の都道府県別データ。順位と差は筆者計算(北海道・沖縄は各局の値)。9月21日は連休のため調査がありませんでした。
中国地方5県では山口県に次いで安い
中国地方で比べると、岡山県は山口県(168.3円)に次いで安く、広島県と同じ168.9円です。山陰の鳥取県(175.8円)・島根県(175.0円)とは6円以上の差があります。
全国で一番安いのは宮城県(163.2円)、次いで愛知県(163.8円)、埼玉県(164.3円)。一番高いのは沖縄県(180.0円)で、長崎県(178.3円)、鹿児島県(178.0円)が続きます。
出典:資源エネルギー庁「石油製品価格調査」(9月28日調査)。
岡山のガソリン価格の推移|2025年からの月別平均
2025年1月からの岡山県のレギュラーガソリンを月別の平均で見ると、次のように動いています。
| 月 | 岡山県 | 全国平均 | 差 |
|---|---|---|---|
| 2025年1月 | 180.0円 | 182.9円 | -2.9 |
| 2025年2月 | 182.7円 | 184.4円 | -1.7 |
| 2025年3月 | 182.8円 | 184.4円 | -1.6 |
| 2025年4月 | 184.2円 | 185.6円 | -1.4 |
| 2025年5月 | 181.0円 | 180.9円 | +0.1 |
| 2025年6月 | 172.5円 | 172.9円 | -0.4 |
| 2025年7月 | 171.2円 | 173.6円 | -2.4 |
| 2025年8月 | 172.0円 | 174.5円 | -2.5 |
| 2025年9月 | 172.5円 | 174.9円 | -2.4 |
| 2025年10月 | 172.7円 | 174.5円 | -1.8 |
| 2025年11月 | 170.1円 | 171.4円 | -1.3 |
| 2025年12月 | 160.0円 | 161.6円 | -1.6 |
| 2026年1月 | 155.4円 | 155.2円 | +0.2 |
| 2026年2月 | 154.5円 | 156.2円 | -1.7 |
| 2026年3月 | 170.5円 | 171.8円 | -1.3 |
| 2026年4月 | 167.6円 | 168.5円 | -0.9 |
| 2026年5月 | 168.3円 | 169.3円 | -1.0 |
| 2026年6月 | 167.7円 | 169.7円 | -2.0 |
| 2026年7月 | 167.5円 | 170.0円 | -2.5 |
| 2026年8月 | 167.9円 | 170.0円 | -2.1 |
| 2026年9月 | 168.8円 | 170.0円 | -1.2 |
9月の岡山の平均は168.8円で、1年前(2025年9月の172.5円)より3.7円安い水準です。2025年4月の184.2円と比べると15円以上下がっています。
出典:資源エネルギー庁「石油製品価格調査」週次ファイル。月平均は各月の調査日の値を平均した筆者計算。色付きの行は岡山が全国平均より高かった月と、急騰した2026年3月です。
暫定税率の廃止から3月の急騰まで
- 2025年11月暫定税率の廃止に向けて、国がガソリンへの補助を11月13日から段階的に増やしました。12月11日には補助が暫定税率と同じ水準になっています。
- 2025年12月31日ガソリンの暫定税率(1リットル25.1円)が廃止され、ガソリン税は53.8円から28.7円になりました。岡山の価格は11月10日の172.5円から、1月5日には156.2円まで16.3円下がりました。
- 2026年2月末〜中東情勢が悪化し、原油の多くが通るホルムズ海峡がイランによって事実上封鎖されました。日本は原油の9割以上を中東に頼っています。
- 2026年3月16日岡山のレギュラーは191.6円に。2週間前の3月2日(155.4円)から36.2円も上がり、全国平均(190.8円)も上回りました。
- 2026年3月19日国が「緊急的激変緩和措置」を開始。全国平均を170円程度に抑える補助が始まり、3月30日には岡山も169.6円まで戻りました。3月26日からは国家備蓄原油の放出も始まっています。
- 2026年4月1日軽油の暫定税率も廃止されました。
- 2026年9月9月10日、ホルムズ海峡の代わりのルートだったサウジアラビアの東西パイプラインが攻撃を受けて止まりました。その後、補助は9月17日から1リットル51.0円まで膨らんでいます。
出典:資源エネルギー庁「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」(補助の段階的拡充・暫定税率廃止の告知、価格グラフ)、資源エネルギー庁 エネこれ「中東情勢を踏まえた燃料油の緊急的激変緩和措置」、共同通信(9月12日)、石油製品価格調査。ガソリン税の額は同調査の「うちガソリン税」欄。
3月16日の191.6円は、岡山の過去最高
| 時期 | 岡山県 | 全国平均 |
|---|---|---|
| 2026年3月16日 | 191.6円 | 190.8円 |
| 2008年8月4日 | 186.8円 | 185.1円 |
| 2025年4月14日 | 184.3円 | 186.5円 |
資源エネルギー庁の都道府県別データ(2004年6月から)で見ると、3月16日の191.6円は、リーマン・ショック前の2008年8月4日(186.8円)を上回る最高値です。この週の岡山は、47都道府県の中で安い方から31位まで順位を下げています。急騰の直前の3月2日は安い方から10位だったので、岡山では値上げが比較的早く店頭の価格に出た可能性があります。
出典:資源エネルギー庁「石油製品価格調査」週次ファイル。順位は筆者計算。
岡山は17年連続で全国平均より安い
| 年 | 岡山県 | 全国平均 | 差 |
|---|---|---|---|
| 2016年 | 118.0円 | 120.6円 | -2.6 |
| 2017年 | 130.3円 | 133.5円 | -3.2 |
| 2018年 | 147.1円 | 149.9円 | -2.8 |
| 2019年 | 144.3円 | 146.0円 | -1.7 |
| 2020年 | 132.0円 | 136.4円 | -4.4 |
| 2021年 | 150.8円 | 154.7円 | -3.9 |
| 2022年 | 166.1円 | 170.4円 | -4.3 |
| 2023年 | 168.8円 | 172.9円 | -4.1 |
| 2024年 | 171.1円 | 175.0円 | -3.9 |
| 2025年 | 175.1円 | 176.8円 | -1.7 |
| 2026年(9月まで) | 165.5円 | 166.9円 | -1.4 |
年平均で比べると、岡山県のレギュラーは2010年から17年続けて全国平均を下回っています(表は2016年から)。2022〜2024年は差が4円前後ありましたが、2025年は1.7円、2026年は1.4円と差が縮まっています。
出典:資源エネルギー庁「石油製品価格調査」週次ファイル。年平均は筆者計算(2026年は9月28日までの値)。
ガソリンの補助金はいつまで?今後の見通し
今のガソリン価格を抑えている「緊急的激変緩和措置」は、全国平均が170円を超える分を国が補助するしくみです。補助金は石油元売り会社に出され、卸値が下がることで店頭の価格が抑えられます。軽油・灯油・重油にもガソリンと同じ額の補助が出ていて、私たちが申請する必要はありません。
| 時期 | 補助額 | メモ |
|---|---|---|
| 4月上旬 | 49.8円 | 開始直後の高い時期 |
| 5月28日〜6月3日 | 37.2円 | 原油の値下がりで縮小 |
| 7月 | 2〜7円台 | 一時は補助がわずかに |
| 9月17日〜30日 | 51.0円 | サウジのパイプライン停止で拡大 |
| 10月1日〜 | 50.7円 | うち調達費用の調整分3.7円 |
補助額は毎週見直され、ふつうは水曜日に翌週分(木曜日から)が発表されます。
出典:資源エネルギー庁「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」(10月1日以降の支給単価・調整単価)、同 ガソリン全国平均価格の推移(9月30日更新)、エネこれ(5月28日〜6月3日の支給単価、今後の方針)、共同通信(7月21日)(4月上旬と7月の補助額)。
財源は10月末まで|11月以降は未定
政府は9月1日、補助を続けるために今年度の予備費から6,160億円を出すことを閣議決定しました(NHK)。経済産業省は10月末までの必要経費をまかなえるとしていますが、11月以降をどうするかは、まだ決まっていません。
7月には、目安を170円から175円に見直す案が政府内で出ていると共同通信が報じました(共同通信)。今のところ170円程度が続いていますが、目安が175円になれば、岡山の店頭価格もおよそ5円上がる計算です。
補助がなければ、岡山でも1リットル約220円
資源エネルギー庁の試算では、9月28日時点で補助がなかった場合の全国平均は221.2円です。岡山の168.9円にその週の補助額51.0円を足すと、約220円になります。資源エネルギー庁は「事態が長期化した場合には支援の在り方を柔軟に検討していく」としていて、補助の縮小が決まれば、店頭の価格は少しずつ上がっていきます。
原油の動きでは、9月下旬にサウジアラビアが東西パイプラインの操業を再開し、輸送量を段階的に増やしていると伝えられています(ロイター、9月24日)。ただ、ホルムズ海峡の事実上の封鎖は続いていて(共同通信、9月12日)、先行きはまだ読めません。
岡山の補助なし価格は筆者試算(岡山の9月28日の価格+9月17日〜30日の支給単価)。
岡山の家計への影響|補助で年に約2.3万円
総務省の家計調査(二人以上の世帯、2023〜2025年の平均)によると、岡山市の1世帯あたりのガソリン購入量は年449.5リットルです。全国平均(434.2リットル)より少し多く、52都市の中で29位。ガソリン代は年73,262円でした。
この量に今の補助額(1リットル50.7円)をかけると、
449.5L × 50.7円 = 年 約22,790円(月 約1,899円)
補助が今の水準で1年続けば、岡山市の平均的な家庭で年に約2.3万円、ガソリン代が抑えられている計算です。暫定税率の廃止(25.1円)の分だけでも、年に約11,282円になります。
中国地方のほかの県庁所在地は、山口市(641.3L)・鳥取市(635.3L)・松江市(602.4L)と、岡山市より150リットル以上多く使っています。岡山市は路面電車やバスもある都市部のためか少なめですが、県北や郡部には、これよりずっと多く使う家庭も多いはずです。
出典:総務省統計局「家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2023年〜2025年平均)」。補助の効果は筆者計算(実際の補助額は週ごとに変わります)。
冬の灯油も補助の対象|18リットルで約913円
灯油にもガソリンと同じ1リットル50.7円の補助が出ています。18リットル1缶で約913円分です。9月28日時点の岡山県の灯油は、店頭で18リットル2,512円、配達で2,734円。補助がなければ店頭でも約3,430円になる計算です。岡山市の灯油の購入量は年66.2リットル(全国133.1リットル)と少なめですが、県北の家庭では冬の負担が大きくなります。
出典:資源エネルギー庁「石油製品価格調査」、総務省 家計調査ランキング。補助なしの灯油価格は筆者試算。
岡山で安いガソリンスタンドを探す方法
- 価格の投稿サイトで比べる:gogo.gs(ガソリン価格比較サイト)の岡山県ランキングでは、利用者が投稿した店ごとの価格が見られます。投稿の日付が古い店もあるので、更新日を確かめましょう。
- 会員価格・アプリを使う:会員カードやアプリ、提携クレジットカードで1リットルあたり数円安くしているチェーンが多くあります。
- セルフのお店を選ぶ:同じ地域でも、セルフのお店はフルサービスのお店より安いことが多いです。
- 水曜日の発表を見る:資源エネルギー庁は毎週水曜日に月曜日の価格を公表し、同じ日に翌週の補助額も出ます。補助が大きく減る週の前に満タンにしておくのも一つの手です。
よくある質問
Q. 岡山県のガソリン価格の平均はいくらですか?
A. 資源エネルギー庁の調査では、2026年9月28日時点の岡山県のレギュラーガソリンは1リットル168.9円です。全国平均の170.2円より1.3円安く、47都道府県の中で安い方から18番目(広島県と同じ価格)でした。ハイオクは179.8円、軽油は158.8円です。
Q. 岡山のガソリンは全国と比べて安いですか?高いですか?
A. 少し安い水準です。年平均で見ると、岡山県のレギュラーは2010年から17年続けて全国平均を下回っています。中国地方5県では山口県(168.3円)に次いで安く、鳥取県・島根県より6円以上安くなっています。ただし、2026年3月の急騰時には一時的に全国平均を上回りました。
Q. ガソリンの補助金はいつまで続きますか?
A. 終わる日は決まっていません。政府は9月1日に予備費から6,160億円を出すことを決め、10月末までに必要な分はまかなえるとしています。11月以降の扱いはまだ発表されていません。7月には、目安を170円から175円に引き上げる案が政府内で出ていると報じられました。
Q. 補助金がなかったら、ガソリンはいくらになりますか?
A. 資源エネルギー庁は、9月28日時点の全国平均で補助がなければ1リットル221.2円になると試算しています。岡山県の価格に、その週の補助額51.0円を足すと約220円です。今は1リットルあたり約50円を国が負担している計算になります。
Q. 岡山県の灯油の値段はいくらですか?
A. 9月28日時点で、岡山県の灯油は店頭価格が18リットル2,512円、配達価格が2,734円です。灯油にもガソリンと同じ1リットル50.7円の補助が出ていて、18リットルなら約913円分が価格を抑えている計算です。
まとめ|岡山のガソリンは全国より少し安い、カギは11月以降の補助
- 岡山県のレギュラーは168.9円(9月28日)。全国平均より1.3円安く、47都道府県で安い方から18番目。中国地方では山口県に次いで安い
- 2026年は暫定税率の廃止で1月に150円台まで下がったが、中東情勢の悪化で3月16日に191.6円と岡山の過去最高を記録
- 3月19日からの国の補助で170円前後に。補助は今1リットル50.7円で、なければ約220円の計算
- 補助の財源は10月末まで。11月以降は未定で、175円への見直し案も報じられている
- 岡山市の家庭では、補助の分だけで年に約2.3万円のガソリン代が抑えられている
- 年平均では2010年から17年連続で全国平均より安い
参考・出典:資源エネルギー庁 石油製品価格調査/資源エネルギー庁 中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置/同 ガソリン全国平均価格の推移/エネこれ 緊急的激変緩和措置/総務省統計局 家計調査ランキング/NHK(9月1日)/共同通信(7月21日)/共同通信(9月12日)/ロイター(9月24日)
この記事の価格は、2026年9月28日調査(9月30日公表)の時点の情報です。価格と補助額は毎週変わります。

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