2027年秋、岡山県北部を舞台にした国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」が2回目の開催を迎えます。会期は2027年9月18日(土)〜11月23日(火・祝)の67日間で、前回2024年の58日間より9日長くなります(公式サイト 開催概要)。
2026年10月22日には実行委員会の総会で、新たに13会場と12組のアーティストが発表されました(KSB瀬戸内海放送)。公式サイトの一覧は22会場・20組になっています。この記事では、全会場を市町村別に並べ、参加アーティストの国と分野を整理したうえで、前回の実績報告書から会場別の来場者数を突き合わせました。情報は2026年10月24日時点です。
- 会期は2027年9月18日〜11月23日の67日間。土日祝は25日あり、前回(20日)より5日多い
- 作品を置くのは7市町・22会場(2026年10月24日時点)。うち11会場は前回も会場で、前回の来場者は合わせて239,764人
- アーティストは20組。海外14組・日本6組で、前回も参加したのは4組
- 前回2024年の来場者は延べ523,206人。いちばん多かったのは真庭市の「勝山町並み保存地区ほか」51,744人
- 鑑賞パスポートは一般の前売3,000円(前回より500円高い)。高校生以下は無料
ちばけるどの作品がどの会場に入るかは、まだ発表されていません。分かっている会場と、前回の数字から「混み方」や「回り方」の目安を作ってみました。
森の芸術祭2027はいつ・どこで?開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 「森の芸術祭 晴れの国・岡山」2027(第2回) |
| 会期 | 2027年9月18日(土)〜11月23日(火・祝) 67日間 |
| コンセプト | プロトピア―前に進む森― |
| 開催エリア | 岡山県北部の12市町村(津山市、高梁市、新見市、真庭市、美作市、新庄村、鏡野町、勝央町、奈義町、西粟倉村、久米南町、美咲町) |
| 作品を置く市町 | 津山市、高梁市、新見市、真庭市、鏡野町、勝央町、奈義町(7市町。前回は5市町) |
| アートディレクター | 長谷川祐子さん(キュレーター/美術史家。前回に続いて担当) |
| 主催 | 「森の芸術祭 晴れの国・岡山」実行委員会(会長=伊原木隆太 岡山県知事)。企画協力 JR西日本 |
| 鑑賞券 | 鑑賞パスポート 一般 前売3,000円・当日3,500円。前売は2027年6月上旬から(開始日は未発表) |
会期67日のうち土日祝は25日
2027年の会期中には、敬老の日(9月20日)、秋分の日(9月23日)、スポーツの日(10月11日)、文化の日(11月3日)、勤労感謝の日(11月23日)の5つの祝日があります(国立天文台 暦要項)。数えると土曜10日・日曜10日・平日の祝日5日で、休日は計25日です。前回2024年の会期(9月28日〜11月24日)は休日が20日でした。9月20日(月・祝)は3連休、9月23日(木・祝)を休めば4連休になる並びです。
開幕まで、2026年10月24日から数えてあと329日です。
全22会場を市町村別に一覧|10月22日に13会場を追加
公式サイトの会場一覧(展示会場)を、6月の第1弾発表(県の配付資料)と照らし合わせ、10月22日に追加された会場を区別しました。右の列は、同じ施設が前回2024年も会場だった場合の来場者数です(2024年実績報告書)。
| 市町 | 会場 | 発表 | 2024年の来場者 |
|---|---|---|---|
| 津山市 | 作州民芸館明治42年の旧土居銀行津山支店。国の登録有形文化財 | 第1弾(6月) | 11,396人 |
| 津山市 | 城西浪漫館大正6年の旧中島病院本館。国の登録有形文化財 | 第1弾(6月) | 13,111人 |
| 津山市 | 津山まなびの鉄道館旧津山扇形機関車庫(昭和11年) | 第1弾(6月) | 27,396人 |
| 津山市 | 津山洋学資料館宇田川玄随・箕作阮甫らを紹介する洋学専門の博物館 | 第2弾(10月) | 前回は会場外 |
| 津山市 | つやま自然のふしぎ館1963年開館の自然史博物館 | 第2弾(10月) | 14,597人 |
| 津山市 | PORT ART & DESIGN TSUYAMA大正9年の旧妹尾銀行林田支店。県指定重要文化財 | 第2弾(10月) | 8,870人 |
| 津山市 | グリーンヒルズ津山25ヘクタールの丘陵公園 | 第2弾(10月) | 36,032人 |
| 津山市 | グリーンヒルズ津山リージョンセンター正五角形の多目的ホール | 第2弾(10月) | 前回は会場外 |
| 高梁市 | 頼久寺小堀遠州作庭の枯山水庭園(国指定名勝) | 第2弾(10月) | 初(新しい市町) |
| 高梁市 | 高梁市成羽美術館安藤忠雄設計。児島虎次郎の作品と化石 | 第2弾(10月) | 初(新しい市町) |
| 高梁市 | 吹屋ふるさと村ベンガラの町並み。日本遺産 | 第2弾(10月) | 初(新しい市町) |
| 新見市 | 満奇洞全長450mの鍾乳洞 | 第1弾(6月) | 37,590人 |
| 新見市 | 井倉洞全長1,200mの鍾乳洞 | 第1弾(6月) | 11,244人 |
| 新見市 | 新見美術館日本画を中心とする美術館 | 第1弾(6月) | 前回は会場外 |
| 新見市 | まなび広場にいみ(ふれあい広場)大ホール・小ホールのある文化施設 | 第2弾(10月) | 前回は会場外 |
| 真庭市 | GREENable HIRUZEN隈研吾監修のCLTパビリオン「風の葉」 | 第1弾(6月) | 13,714人 |
| 真庭市 | シェアオフィス蒜山ひととき旧レストハウスを隈研吾事務所が改修 | 第2弾(10月) | 前回は会場外 |
| 真庭市 | 備中鐘乳穴文献に残る日本最古の鍾乳洞 | 第2弾(10月) | 前回は会場外 |
| 鏡野町 | みずの郷奥津湖苫田ダムの奥津湖のほとり | 第1弾(6月) | 前回は会場外 |
| 勝央町 | おかやまファーマーズ・マーケット ノースヴィレッジ動物園や芝生広場のある公園 | 第2弾(10月) | 初(新しい市町) |
| 奈義町 | 奈義町現代美術館磯崎新設計の体感型美術館 | 第1弾(6月) | 35,635人 |
| 奈義町 | 屋内ゲートボール場「すぱーく奈義」1992年開設の屋内ゲートボール場 | 第2弾(10月) | 30,179人 |
※来場者数は前回の会場ごとの延べ人数(実績報告書)。グリーンヒルズ津山は無料会場でサンプル調査による推計値です。グリーンヒルズ津山リージョンセンターは、前回の会場一覧に名前がないため「前回は会場外」としました。
市町村別に数えると
| 市町 | 会場数 | 10月に追加 | 前回も会場 |
|---|---|---|---|
| 津山市 | 8 | 5 | 6 |
| 高梁市 | 3 | 3 | 0 |
| 新見市 | 4 | 1 | 2 |
| 真庭市 | 3 | 2 | 1 |
| 鏡野町 | 1 | 0 | 0 |
| 勝央町 | 1 | 1 | 0 |
| 奈義町 | 2 | 1 | 2 |
| 合計 | 22 | 13 | 11 |
- いちばん多いのは津山市の8会場。前回は会場でなかった津山洋学資料館とグリーンヒルズ津山リージョンセンターが加わりました
- 高梁市(頼久寺・成羽美術館・吹屋ふるさと村)と勝央町(ノースヴィレッジ)は今回初めて作品が置かれる市町です。高梁市の3会場はすべて10月の発表でした
- 新見市は満奇洞・井倉洞に加え、新見美術館とまなび広場にいみ。真庭市は蒜山の2会場(GREENable HIRUZEN・シェアオフィス蒜山ひととき)と備中鐘乳穴で、鍾乳洞は満奇洞・井倉洞・備中鐘乳穴の3か所になりました
- 22会場のうち11会場は前回も会場で、11会場が新顔です。KSBによると、つやま自然のふしぎ館は前回に続いての会場です
- 公式サイトのよくある質問では「その他の具体的な展示場所についても、決まり次第お知らせ」としており、今後も会場が追加される可能性があります
前回の会場で、まだ発表されていないところ
前回21会場のうち、2026年10月24日時点の一覧に入っていない会場が10か所あります。前回はこの10か所で延べ283,442人が訪れ、全体の54.2%を占めていました。
| 市町 | 前回の会場 | 2024年の来場者 |
|---|---|---|
| 真庭市 | 勝山町並み保存地区ほか | 51,744人 |
| 津山市 | 城下スクエア(津山国際ホテル跡地) | 44,272人 |
| 津山市 | 津山城(鶴山公園) | 39,968人 |
| 津山市 | 衆楽園 | 37,152人 |
| 鏡野町 | 奥津渓 | 28,960人 |
| 新見市 | ふれあいセンター満奇 | 25,008人 |
| 新見市 | まなびの森新見図書館 | 21,564人 |
| 鏡野町 | 奥津振興センター | 20,832人 |
| 津山市 | 城東むかし町家(旧梶村邸) | 11,442人 |
| 奈義町 | シンボルロード | 2,500人 |
津山城(鶴山公園)や衆楽園、勝山の町並みは、前回の来場者が多かった場所です。今回使われるかどうかは未発表で、追加発表を待つ必要があります。なお、城下スクエアにはジャコモ・ザガネッリの《津山ピンポン広場》が常設作品として残っています。
参加アーティスト20組の一覧|国・分野・前回参加
公式サイトのアーティスト一覧と各アーティストのページから、出身・拠点と分野をまとめました。「発表」は6月の第1弾(8組)か10月の第2弾(12組)かを示します。どのアーティストがどの会場に作品を出すかは、まだ公表されていません。
| アーティスト | 出身・拠点 | 分野 | 発表 |
|---|---|---|---|
| ファイグ・アフメッド | 1982年アゼルバイジャン生まれ・バクー拠点 | アゼルバイジャンの絨毯を作り替える彫刻・インスタレーション | 第2弾(10月) |
| スミッタ・M・バブ | 1981年インド・ケララ州生まれ・同州拠点 | 絵画、舞台芸術、パフォーマンス | 第2弾(10月) |
| ジュリアン・シャリエール | 1987年スイス生まれ・ベルリン拠点 | 映像、彫刻、写真、インスタレーション | 第2弾(10月) |
| ジュリアナ・ドス・サントス | 1987年ブラジル・サンパウロ生まれ・同地拠点 | 天然の顔料や布を使うインスタレーション、絵画 | 第1弾・初参加 |
| レアンドロ・エルリッヒ | 1973年アルゼンチン生まれ・パリなど拠点 | 大規模なパブリックアート、インスタレーション | 第1弾・前回も参加 |
| マイク・ヒューソン | 1985年ニュージーランド生まれ・シドニー拠点 | 廃材を生かしたパブリックアート、インスタレーション | 第2弾(10月) |
| 石上純也 | 1974年神奈川県生まれ・東京拠点 | 建築 | 第2弾(10月) |
| 川上和生 | 1959年北海道生まれ・鎌倉拠点 | 挿絵・絵本などのイラストレーション | 第2弾(10月) |
| Keiken | 2015年ロンドンで結成・ロンドンとベルリン拠点 | ゲーム、映像、インスタレーション、パフォーマンス | 第2弾(10月) |
| 森山未來 | 1984年兵庫県生まれ・東京と兵庫拠点 | ダンス、舞台 | 第1弾・前回も参加 |
| リチャード・ムゼルワ | 1995年ルワンダ生まれ・キガリ拠点 | 抽象表現の現代美術 | 第2弾(10月) |
| 蜷川実花 with EiM | 1972年東京都生まれ・東京拠点 | 写真、映画、映像、空間表現 | 第1弾・前回も参加 |
| ウリエル・オルロー | 1973年スイス生まれ・リスボンとロンドン拠点 | リサーチをもとにした作品 | 第2弾(10月) |
| イザベル・シカット(TOQA) | 1993年ニューヨーク生まれ・マニラ拠点(フィリピン) | ファッション、テキスタイル、映像、インスタレーション | 第1弾・初参加 |
| Sputniko! | 東京都生まれ・東京拠点 | 映像、インスタレーション、音楽、ロボティクス | 第1弾・初参加 |
| 鈴木理策 | 1963年和歌山県生まれ・東京拠点 | 写真 | 第2弾(10月) |
| リクリット・ティラヴァニ | 1961年ブエノスアイレス生まれのタイ人・NYやチェンマイ拠点 | 料理や食事を分かち合う参加型の作品 | 第1弾・前回も参加 |
| アドリアン・ビシャル・ロハス | 1980年アルゼンチン生まれ・各地を移動 | その土地で増殖・崩壊していくインスタレーション | 第2弾(10月) |
| ワルリー画のアーティストたち(サダシ・シヴヤ・マーシェなど) | インド西部マハーラーシュトラ州周辺のワルリー族 | 伝統的な民俗絵画(ワルリー画) | 第2弾(10月) |
| ルイス・ゼルビーニ | 1959年ブラジル・サンパウロ生まれ・リオデジャネイロ拠点 | 植物や森を描く絵画 | 第1弾・初参加 |
集計すると
- 海外14組・日本6組。海外の内訳は、アジア5組、中南米4組、ヨーロッパ3組、アフリカ1組、オセアニア1組(筆者が出身・拠点で分類)
- 前回2024年も参加したのはレアンドロ・エルリッヒ、リクリット・ティラヴァニ、森山未來、蜷川実花 with EiMの4組。10月の第2弾12組は、すべて前回の参加者名簿にない顔ぶれです
- 10月の第2弾では、建築家の石上純也さん、写真家の鈴木理策さん、インドの民俗絵画「ワルリー画」のアーティストたちなど、分野の幅が広がりました
- 前回は「12の国・地域から42組43人」が参加しました。今回は2026年10月24日時点で20組なので、今後さらに追加される可能性があります
なお、前回参加のスミッタ・G・Sさんと、今回のスミッタ・M・バブさんは別のアーティストです(名前が似ているので注意)。
前回2024年は延べ52万人|実績報告書から会場別に集計
実行委員会が2025年3月にまとめた実績報告書によると、前回の来場者は有料会場255,142人・無料会場268,064人、合計523,206人(延べ数。無料会場はサンプル調査による推計)でした。58日間で割ると、1日あたり約9,021人です。
会場別の来場者ランキング(2024年)
| 順位 | 会場 | 市町 | 来場者 |
|---|---|---|---|
| 1 | 勝山町並み保存地区ほか(無料) | 真庭市 | 51,744人 |
| 2 | 城下スクエア(津山国際ホテル跡地)(無料) | 津山市 | 44,272人 |
| 3 | 津山城(鶴山公園)(有料) | 津山市 | 39,968人 |
| 4 | 満奇洞(有料) | 新見市 | 37,590人 |
| 5 | 衆楽園(無料) | 津山市 | 37,152人 |
| 6 | グリーンヒルズ津山(無料) | 津山市 | 36,032人 |
| 7 | 奈義町現代美術館(有料) | 奈義町 | 35,635人 |
| 8 | 屋内ゲートボール場「すぱーく奈義」(有料) | 奈義町 | 30,179人 |
| 9 | 奥津渓(無料) | 鏡野町 | 28,960人 |
| 10 | 津山まなびの鉄道館(有料) | 津山市 | 27,396人 |
- 1位は真庭市の勝山町並み保存地区ほか(51,744人)、2位は津山市の城下スクエア(44,272人)。上位2つはどちらも無料会場です
- 有料会場のトップは津山城(鶴山公園)39,968人、次いで満奇洞37,590人、奈義町現代美術館35,635人でした
- 満奇洞(蜷川実花 with EiM)は井倉洞(1万1,244人)の3倍以上で、鍾乳洞の会場でも差がはっきり出ています
市町別では津山市が半分近く
| 市町 | 前回の来場者 | 割合 | 2027年の会場数 |
|---|---|---|---|
| 津山市 | 244,236人 | 46.7% | 8 |
| 新見市 | 95,406人 | 18.2% | 4 |
| 奈義町 | 68,314人 | 13.1% | 2 |
| 真庭市 | 65,458人 | 12.5% | 3 |
| 鏡野町 | 49,792人 | 9.5% | 1 |
| 高梁市・勝央町 | —(前回は会場なし) | — | 4 |
津山市の来場者は244,236人で、全体の46.7%でした。来場者アンケート(有効回答4,237件)でも、訪問先は津山市が70.5%で最多、奈義町58.7%、新見市49.5%が続きます。
後半ほど混んだ|週別の来場者
| 週 | 期間(2024年) | 来場者 |
|---|---|---|
| 第1週 | 9/28〜10/4 | 46,848人 |
| 第2週 | 10/5〜10/11 | 43,956人 |
| 第3週 | 10/12〜10/18 | 63,217人 |
| 第4週 | 10/19〜10/25 | 41,132人 |
| 第5週 | 10/26〜11/1 | 47,653人 |
| 第6週 | 11/2〜11/8 | 69,866人 |
| 第7週 | 11/9〜11/15 | 75,024人 |
| 第8週 | 11/16〜11/22 | 86,526人 |
| 第9週 | 11/23〜11/24 | 48,984人 |
いちばん多かったのは閉幕前の第8週(11月16日〜22日)の86,526人で、第1週(46,848人)の約1.8倍でした。11月2日以降(第6〜9週)だけで280,400人と、全体の53.6%が会期の後ろ4週(うち最後は2日間)に集中しています。報告書は、3連休のあった第3週と、SNSや口コミが広がった第6週以降に来場が増えたと分析しています。
2027年も紅葉の時期と重なる11月は混雑が予想されます。ゆっくり見たい人は、会期前半の平日がねらい目と見られます。
どこから来た?どうやって回った?(来場者アンケート)
- 住まいは岡山県内51.6%、関西圏23.5%、中四国14.5%、首都圏5.9%。県外では大阪府20.6%、兵庫県18.0%、広島県12.0%の順
- 県内の来場者は岡山市39.0%、倉敷市16.1%、津山市15.9%。県内の人の約9割は日帰り、県外の人は約7割が宿泊
- 会場間の移動は自家用車が68.2%で、JR16.5%、ツアーバス9.7%と続く
- 海外からの来場者は、アンケートでは0.22%、事務局の現地調査で補正すると1.90%
- 感想は「とても良い」45.8%、「まあ良い」43.1%で、合わせて88.9%
経済効果は約38億円
報告書は、県内への経済波及効果を約38億円、来場者1人あたりの平均消費支出を17,962円と推計しています。県の調査では、県北の美作エリアの10〜11月の観光客は78万6千人で、前年の126.2%に増えました(備前は96.3%、備中は100.6%)。一方、3年間の事業費(支出)は5億9,692万8千円で、来場者1人あたりに直すと約1,141円になります。
2024年と2027年を比べると
| 項目 | 2024年(第1回) | 2027年(第2回) |
|---|---|---|
| 会期 | 9月28日〜11月24日 58日間 | 9月18日〜11月23日 67日間 |
| 会期中の土日祝 | 20日 | 25日 |
| 作品を置く市町 | 5市町(津山・新見・真庭・鏡野・奈義) | 7市町(+高梁・勝央) |
| 会場数 | 21会場 | 22会場(2026年10月24日時点) |
| アーティスト | 42組43人(12の国・地域) | 20組(2026年10月24日時点) |
| パスポート 一般 | 前売2,500円・当日3,000円 | 前売3,000円・当日3,500円 |
| パスポート 大学生・専門学生 | 前売1,500円・当日2,000円 | 前売2,000円・当日2,500円 |
| 単館鑑賞券(無料施設の会場) | 700円 | 800円 |
| 来場者 | 延べ523,206人 | — |
鑑賞パスポートは前売3,000円|何会場で元が取れる?
2027年の鑑賞券は、全会場に入れる「鑑賞パスポート」と、会場ごとの「単館鑑賞券」の2種類です(公式 鑑賞券)。
| 区分 | パスポート前売 | パスポート当日 | 単館鑑賞券 |
|---|---|---|---|
| 一般 | 3,000円 | 3,500円 | ふだん無料の施設=800円/ふだん有料の施設=その施設の入場料 |
| 大学生・専門学生 | 2,000円 | 2,500円 | 同上 |
| 高校生以下・障害者 | 無料 | 無料 | 無料 |
- 前売は2027年6月上旬〜9月17日(開始日は未発表)。単館鑑賞券は会期中の当日販売のみ
- パスポートは1会場1回まで(当日に限り再入場可)。野外など受付のない作品は鑑賞券がいりません
- ふだん無料の施設の単館鑑賞券(800円)で比べると、一般の前売パスポートは4会場、当日券でも5会場回れば単館券を買うより得になる計算です
- 前回はパスポートが前売12,849枚・当日9,486枚の計22,335枚売れ、57.5%が前売でした
開幕前でも見られる作品
前回の常設作品5点(無料)
前回の作品のうち5点が、作品を置いた5市町に1点ずつ常設されていて、すべて無料で見られます(公式 常設作品)。
| 市町 | 作品 |
|---|---|
| 津山市 | ジャコモ・ザガネッリ《津山ピンポン広場》 |
| 奈義町 | サンドラ・シント《未来のための宇宙論》 |
| 鏡野町 | ジェンチョン・リョウ《山に響くこだま》 |
| 新見市 | マイケル・リン《スタンダードカラー 2024》 |
| 真庭市 | 妹島和世《あしあと》 |
蜷川実花 with EiM「プロトピア行き列車」
参加アーティストの蜷川実花 with EiMによる先行発表作品「プロトピア行き列車」が、2026年10月10日から津山線(岡山駅〜津山駅)を中心に走っています。運賃は通常どおりで、作品は2027年の芸術祭に向けてさらに展開していく予定です(公式ニュース)。運行日や時刻は公式ニュースにあるJRの案内で確かめてください。
このほか、芸術祭の認知を広げる「GO FOR 2027 PROGRAM」として、津山まちじゅう体験博や津山まつり、吹屋アート展など県北の催しが認定されています(GO FOR 2027 PROGRAM)。
森の芸術祭2027でよくある質問
- 森の芸術祭2027はいつ開催されますか?
-
2027年9月18日(土)から11月23日(火・祝)までの67日間です。前回2024年(58日間)より9日長くなります。
- 会場はどこですか?
-
2026年10月24日時点で、津山市8・高梁市3・新見市4・真庭市3・鏡野町1・勝央町1・奈義町2の計22会場が発表されています。どの会場にどの作品が置かれるかは未発表です。
- 参加アーティストは誰ですか?
-
2026年10月24日時点で20組です。レアンドロ・エルリッヒ、蜷川実花 with EiM、森山未來、リクリット・ティラヴァニの4組は前回に続く参加で、10月22日には石上純也さん、ジュリアン・シャリエールさんら12組が追加されました。
- チケットはいくらですか?
-
鑑賞パスポートは一般が前売3,000円・当日3,500円、大学生・専門学生が前売2,000円・当日2,500円、高校生以下と障害者は無料です。前売は2027年6月上旬からの予定です。
- 前回はどのくらい人が来ましたか?
-
2024年は58日間で延べ523,206人でした。会場別では勝山町並み保存地区ほか(真庭市)の51,744人が最多で、市町別では津山市が全体の46.7%を占めました。
- 車がなくても回れますか?
-
前回の来場者アンケートでは会場間の移動の68.2%が自家用車で、JRは16.5%でした。2027年の会場間の交通(シャトルバスなど)はまだ発表されていません。
- 今、見られる作品はありますか?
-
前回の常設作品が津山市・新見市・真庭市・鏡野町・奈義町に1点ずつあり、無料で見られます。また、蜷川実花 with EiMの「プロトピア行き列車」が2026年10月10日から津山線を中心に運行しています。
まとめ
- 森の芸術祭2027は2027年9月18日〜11月23日の67日間。休日は25日
- 会場は7市町22か所。10月22日に13会場が加わり、高梁市と勝央町が初めて会場に
- アーティストは20組(海外14・日本6)。前回も参加は4組で、10月の12組はすべて初参加
- 前回は延べ523,206人。津山市が46.7%、会期後半の4週に53.6%が集中
- パスポートは一般前売3,000円(前回より500円高)。作品と会場の組み合わせ、交通、前売の開始日は今後の発表待ち
あわせて読みたい






- 森の芸術祭 晴れの国・岡山 2027 公式サイト
- 同 開催概要
- 同 展示会場
- 同 アーティスト
- 同 鑑賞券
- 同 よくあるご質問
- 同 常設作品
- 同「プロトピア行き列車」の運行時間が決定(2026年10月1日)
- 同 GO FOR 2027 PROGRAM(2026年9月23日更新)
- 「森の芸術祭 晴れの国・岡山」実績報告書(2025年3月。PDFはこのページから)
- 岡山県 配付資料「森の芸術祭 晴れの国・岡山」2027 会期、作品設置会場、参加アーティスト等の発表について(2026年5月28日、PDF)
- 実行委員会 プレスリリース(2026年6月3日、JRおでかけネット掲載PDF)
- 国立天文台「令和9年(2027)暦要項 国民の祝日」
- KSB瀬戸内海放送「2027年9月開幕の『森の芸術祭』新たに13会場・12組のアーティスト発表 岡山」(2026年10月22日)
- アイキャッチ写真:皓月旗「Fukiya 23-Oct-2021.jpg」CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
※会場の発表区分、市町別・地域別の集計、休日の日数、比率、1人あたりの金額は、上の資料から筆者が計算しました。10月22日の総会の日付と、つやま自然のふしぎ館・成羽美術館・ノースヴィレッジに関する説明はKSBの報道によります。会場や参加アーティストは今後追加・変更される可能性があります。最新情報は公式サイトで確認してください。


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