岡山・倉敷市の命名権4施設の新愛称と年額|マスカットは変わる?

倉敷市の命名権4施設の新しい愛称と年額(倉敷運動公園野球場の写真)

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倉敷市が募集していた市有スポーツ施設のネーミングライツ(命名権)で、野球場3か所と体育館1か所の新しい愛称が決まり、2026年10月1日から使われています。いちばん高いのは水島緑地福田公園体育館の「シマダみらいアリーナ水島」で年500万円。4施設の合計は年1,115万円(税抜)、5年間で5,575万円になります(倉敷市 ネーミングライツパートナーが決定しました)。

「マスカットスタジアムの名前も変わるの?」という声もありますが、マスカットスタジアムは対象外です。この記事では、倉敷市の公式資料で4施設の愛称・企業・金額・審査の点数を確認し、岡山県・岡山市の命名権とあわせて金額順の一覧にしました。

ちばける

「倉敷運動公園野球場」と「マスカットスタジアム」は別の球場です。名前が変わったのは四十瀬の市の球場のほうです。

この記事でわかること
  • 倉敷市の4施設の新しい愛称・企業・年額(市が公表した税抜の金額と、報道の税込の金額)
  • マスカットスタジアムの名前が変わらない理由(県の施設で、県の命名権の対象になっていない)
  • 5施設の募集に7件の応募。審査の点数表から読む「決め手」
  • 岡山県・岡山市・倉敷市の命名権14件を金額順に並べた一覧。シマダみらいアリーナ水島は3位
  • JFE晴れの国スタジアム・シゲトーアリーナ岡山の愛称の移り変わり
  • 地図・ナビ・予約で迷わないための正式名称と住所
目次

倉敷市の命名権4施設|新しい愛称・企業・年額

倉敷市が2026年10月18日時点で公表している内容です。契約期間はどれも2026年10月1日から2031年9月30日までの5年間です(倉敷市)。

正式名称新しい愛称ネーミングライツパートナー年額(税抜)年額(税込)
水島緑地福田公園体育館シマダみらいアリーナ水島株式会社シマダオール5,000,000円5,500,000円
倉敷運動公園野球場モトヤユナイテッドスタジアム倉敷モトヤユナイテッド株式会社3,980,000円4,378,000円
玉島の森野球場玉島信用金庫スタジアム玉島玉島信用金庫1,120,000円1,232,000円
水島緑地福田公園野球場SANBIスタジアムみずしま株式会社三備保険事務所1,050,000円1,155,000円
合計——11,150,000円12,265,000円
  • 市が公表している金額は税抜です。テレビの報道で「年間550万円」「437万8,000円」などと出ているのは、税込(税抜×1.1)の金額です(KSB 8月12日)
  • 4施設の合計は年11,150,000円。5年間で55,750,000円(税込では61,325,000円)が市の収入になる計算です
  • 体育館1か所(500万円)だけで合計の44.8%。野球場3か所はモトヤユナイテッドスタジアム倉敷が398万円で、玉島・水島の2球場は100万円台です
  • 募集した5施設のうち、真備総合公園軟式野球場は決定の発表に入っていません(市の決定ページに掲載なし)。市のスポーツ情報サイトでは「たけのこ球場」とも呼ばれていると紹介されている球場です(倉敷市スポーツ情報サイト)
  • モトヤユナイテッドは、愛称の通称を「モトスタ倉敷」としています(同社のプレスリリース 8月4日)
  • 4社・団体との協定の締結式が開かれ、市は命名権料を施設の維持管理や運営の費用に充てると報じられています(KCT 9月25日)

マスカットスタジアムの名前は変わる?|変わりません

今回名前が変わった「倉敷運動公園野球場」は倉敷市の球場(倉敷市四十瀬)です。プロ野球の公式戦が開かれるマスカットスタジアムは、岡山県の県立都市公園「倉敷スポーツ公園」の野球場で、持ち主も管理する役所も違います(岡山県 県立の都市公園)。

倉敷運動公園野球場マスカットスタジアム
持ち主倉敷市岡山県(倉敷スポーツ公園)
場所倉敷市四十瀬4(倉敷運動公園)県立倉敷スポーツ公園の中
2026年10月からの名前モトヤユナイテッドスタジアム倉敷変更なし
命名権倉敷市が募集・決定(年398万円)県の命名権の対象施設に入っていない
  • 岡山県が命名権の契約をしているのは、2026年10月18日時点で総合グラウンドの陸上競技場(JFE晴れの国スタジアム)と体育館(シゲトーアリーナ岡山)の2施設だけで、「現在、募集を行っている施設はありません」としています(岡山県 ネーミングライツ事業について)
  • つまり、マスカットスタジアムの名前が近いうちに企業名に変わる予定は、公式には出ていません
  • 2027年のプロ野球の倉敷開催や、2030年のオールスターゲームの会場も、これまでどおりマスカットスタジアムです(下の関連記事を参照)
  • 倉敷運動公園野球場は、ウィキペディアなどでは「倉敷市営球場」の名前でも紹介されています

どう選ばれた?|5施設に7件の応募、点数表を読む

倉敷市は施設ごとに審査の配点表を公開しています。配点は応募金額50点・愛称20点・市や施設との関わり20点・経営の安定性10点の100点満点です(体育館・倉敷運動公園野球場・玉島の森野球場・水島緑地福田公園野球場の配点表PDF)。

施設応募者金額(50)愛称(20)関わり(20)経営(10)合計
水島緑地福田公園体育館シマダオール501717.21094.2
〃A社5016.4151091.4
倉敷運動公園野球場モトヤユナイテッド501415.41089.4
〃A社3817.217.81083
〃B社3117.216.21074.4
玉島の森野球場玉島信用金庫5010161086
水島緑地福田公園野球場三備保険事務所5015.615.21090.8
  • 応募は体育館に2件、倉敷運動公園野球場に3件、玉島・水島の野球場に各1件の計7件。真備総合公園軟式野球場は決定に至っていません
  • 倉敷運動公園野球場では、モトヤユナイテッドの愛称の点(14点)は3者の中でいちばん低い一方、金額の点が50点で、2位のA社(38点)を12点上回りました。合計は89.4点対83点で、金額の差が決め手になった形です
  • 体育館は2者とも金額の点が満点の50点で、愛称(17点対16.4点)と市との関わり(17.2点対15点)の差で、合計94.2点対91.4点でした
  • 応募が1件だった玉島・水島の野球場も、金額・愛称・関わり・経営の点をつけたうえで決まっています
  • 配点表では、選ばれなかった応募者の名前は「A」「B」と伏せられています。金額の点のつけ方(提示額にどう比例させるか)は、今回確認した公開資料には書かれていません

岡山県内の命名権 年額ランキング|14件を集計

岡山県・岡山市・倉敷市の公式ページで、2026年10月18日時点で契約中と確認できた命名権を、税抜の年額にそろえて並べました。岡山市の横断歩道橋(第1弾)は税込で公表されているため1.1で割っています(第1弾の税抜合計は市の資料の2,657,000円と一致)。

順位愛称施設企業・団体年額(税抜)期間自治体
1JFE晴れの国スタジアム岡山県総合グラウンド陸上競技場JFEスチール3,000万円2025年2月〜2030年7月岡山県
2シゲトーアリーナ岡山岡山県総合グラウンド体育館重藤組2,000万円2025年10月〜2030年9月岡山県
3シマダみらいアリーナ水島水島緑地福田公園体育館シマダオール500万円2026年10月〜2031年9月倉敷市
4モトヤユナイテッドスタジアム倉敷倉敷運動公園野球場モトヤユナイテッド398万円2026年10月〜2031年9月倉敷市
5玉島信用金庫スタジアム玉島玉島の森野球場玉島信用金庫112万円2026年10月〜2031年9月倉敷市
6SANBIスタジアムみずしま水島緑地福田公園野球場三備保険事務所105万円2026年10月〜2031年9月倉敷市
7税理士法人 おかやま創研 西古松横断歩道橋横断歩道橋おかやま創研60.7万円2025年9月〜2030年3月岡山市
8(株)東京リーガルマインド 岡山本校 合格のLEC幸町歩道橋横断歩道橋東京リーガルマインド59万円2025年9月〜2030年3月岡山市
9(株)GIKEN 夢へのかけはし 水道局前歩道橋横断歩道橋GIKEN58万円2025年9月〜2030年3月岡山市
10総合解体工事業 安田産業株式会社 平福歩道橋横断歩道橋安田産業50万円2025年9月〜2030年3月岡山市
11総合解体工事業 安田産業株式会社 三浜町歩道橋横断歩道橋安田産業50万円2026年5月〜2031年4月岡山市
12仁木鉄工平井歩道橋横断歩道橋仁木鉄工45万円2026年5月〜2031年4月岡山市
13(株)GIKEN 夢へのかけはし 豊成歩道橋横断歩道橋GIKEN38万円2025年9月〜2030年3月岡山市
14岡山大同青果presentsふくふくトイレ中央卸売市場のトイレ岡山大同青果9.1万円2025年11月から3年岡山市
  • 14件の年額の合計は約6,485万円。内訳は岡山県の2施設が77.1%、倉敷市の4施設が17.2%、岡山市の歩道橋7橋とトイレが5.7%です
  • シマダみらいアリーナ水島(500万円)は県内3位。県のシゲトーアリーナ岡山(2,000万円)の約4分の1です
  • モトヤユナイテッドスタジアム倉敷(398万円)は、JFE晴れの国スタジアム(3,000万円)の約7.5分の1。県の2施設はファジアーノ岡山のホームスタジアムなど、プロスポーツの会場です
  • 岡山市の歩道橋は1橋38万〜61万円。広告看板のように、交通量の多い道路をまたぐ歩道橋に通称名を掲示する仕組みです
  • ふくふくトイレは市が公表した「希望契約金額」(税込10万円)を税抜に直した参考値です
  • ※この一覧は県・岡山市・倉敷市の公式ページで確認できたものだけです。ほかの市町村(津山市・笠岡市などは募集を報道)や大学・民間の施設は含みません

出典:岡山県/岡山市 横断歩道橋 第1弾/同 第2弾(市長記者会見資料)/岡山市 市場ふくふく通りトイレ/倉敷市

愛称の移り変わり|桃太郎スタジアムからJFE晴れの国スタジアムへ

岡山県は2010年(平成22年)3月に県立都市公園で命名権を導入しました。総合グラウンドの2施設は、愛称がこれまでに3〜4回変わっています(陸上競技場の愛称の変遷・体育館の愛称の変遷)。

期間陸上競技場の愛称命名者
2003年5月〜2010年2月桃太郎スタジアム一般公募(11,357件から)
2010年3月〜2015年2月kankoスタジアム菅公学生服
2015年3月〜2025年1月シティライトスタジアムシティライト
2025年2月〜2030年7月JFE晴れの国スタジアムJFEスチール(年3,000万円)
期間体育館の愛称命名者
2005年6月〜2015年9月桃太郎アリーナ一般公募(619件から)
2015年10月〜2025年9月ジップアリーナ岡山ジップ
2025年10月〜2030年9月シゲトーアリーナ岡山重藤組(年2,000万円)
  • ジップアリーナ岡山は10年続いた愛称で、2025年10月からシゲトーアリーナ岡山に変わりました。古い案内やチケットサイトでは、まだ旧名が残っていることがあります
  • JFE晴れの国スタジアムの命名権の募集には6者が応募しました(岡山県 配付資料 2024年11月15日)
  • 倉敷市が公共施設に命名権を導入するのは今回が初めてと報じられています(OHK 5月26日)。市は新たな財源の確保を目的に募集しました(山陽新聞 5月)
  • 倉敷市の4施設の愛称は2031年9月まで。その後どうなるかは、現時点で発表されていません

地図・ナビ・バス停の表示はどうなる?

愛称が変わっても、施設の場所や使い方は変わりません。公式に確認できたことと、まだ分からないことを分けて整理しました。

表示確認できたこと(2026年10月18日時点)
倉敷市のホームページ「愛称(正式名称)」の形で併記(例:モトヤユナイテッドスタジアム倉敷(倉敷運動公園野球場))。10月1日更新(野球場・体育館)
施設の看板倉敷市スポーツ情報サイトに「ネーミングライツ看板が目印の正面入口」(モトヤ)、「ネーミングライツ看板が目印」(SANBI)と掲載(モトヤ・SANBI)
スポーツ情報サイト施設ページの名前が愛称に変わっている
印刷物など看板・印刷物・ホームページなどに愛称が表示されると報じられています(OHK)
バス停・道路の案内標識公式の発表なし(バス停名が変わるかは未発表)
地図アプリ・カーナビ公式の発表なし。データの更新までは旧名称で出ることがあります

迷ったときは、正式名称か住所で検索するのが確実です。

新しい愛称正式名称住所
シマダみらいアリーナ水島水島緑地福田公園体育館倉敷市福田町古新田1027
モトヤユナイテッドスタジアム倉敷倉敷運動公園野球場倉敷市四十瀬4
玉島信用金庫スタジアム玉島玉島の森野球場倉敷市玉島乙島8255-1
SANBIスタジアムみずしま水島緑地福田公園野球場倉敷市福田町古新田1027
  • 体育館(シマダみらいアリーナ水島)と水島の野球場(SANBIスタジアムみずしま)は、同じ水島緑地福田公園の中にあり、住所も同じです
  • 施設の予約は、これまでどおり倉敷市公共施設予約システムから。管理者は倉敷市スポーツ振興協会コンソーシアムです(市のページによる)
  • 大会の要項や学校の連絡では、正式名称と愛称のどちらで書かれるかが分かれそうです。両方を覚えておくと安心です

倉敷市の命名権でよくある質問

倉敷のマスカットスタジアムの名前は変わりますか?

変わりません。今回愛称が付いたのは倉敷市の倉敷運動公園野球場(四十瀬)などです。マスカットスタジアムは岡山県の倉敷スポーツ公園の野球場で、県が命名権を契約しているのは総合グラウンドの陸上競技場と体育館の2施設だけです。

倉敷運動公園野球場の新しい名前は何ですか?

モトヤユナイテッドスタジアム倉敷です。2026年10月1日から5年間使われ、命名権料は年398万円(税抜)です。モトヤユナイテッドは通称を「モトスタ倉敷」としています。

倉敷市のネーミングライツはいくらで決まりましたか?

4施設で年11,150,000円(税抜)です。シマダみらいアリーナ水島が500万円、モトヤユナイテッドスタジアム倉敷が398万円、玉島信用金庫スタジアム玉島が112万円、SANBIスタジアムみずしまが105万円です。5年間で55,750,000円になります。

報道で金額が違うのはなぜですか?

市の発表は税抜、一部の報道は税込(税抜×1.1)の金額だからです。たとえばシマダみらいアリーナ水島は税抜500万円、税込550万円です。

真備総合公園軟式野球場にも愛称が付きましたか?

倉敷市の決定の発表には入っておらず、2026年10月18日時点で愛称は付いていません。募集した5施設のうち、決まったのは4施設です。

岡山県内でいちばん高い命名権はどこですか?

県・岡山市・倉敷市の公式ページで確認できた範囲では、JFE晴れの国スタジアム(岡山県総合グラウンド陸上競技場)の年3,000万円(税抜)がいちばん高く、次がシゲトーアリーナ岡山の2,000万円です。

ジップアリーナ岡山はなくなったのですか?

建物はそのままで、愛称が変わりました。岡山県総合グラウンド体育館の愛称は2025年10月からシゲトーアリーナ岡山です。ジップアリーナ岡山は2015年10月から2025年9月までの愛称でした。

まとめ

  • 倉敷市の4施設は2026年10月1日から新しい愛称に。契約は2031年9月30日までの5年間
  • 金額は4施設で年11,150,000円(税抜)、5年で55,750,000円。報道の税込の金額と混同しないように
  • マスカットスタジアムは県の施設で対象外。名前は変わらない
  • 5施設に7件の応募。倉敷運動公園野球場は金額の点の差でモトヤユナイテッドに
  • 岡山県内の命名権14件の中で、シマダみらいアリーナ水島は3位
  • 地図やナビで見つからないときは、正式名称か住所で検索

あわせて読みたい

出典(2026年10月18日確認)

※金額は特記のないかぎり年額・税抜です。命名権の一覧は岡山県・岡山市・倉敷市の公式ページで確認できたものに限ります。

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倉敷市の命名権4施設の新しい愛称と年額(倉敷運動公園野球場の写真)

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