岡山県の子ども医療費助成 27市町村一覧|18歳まで無料は24市町村

岡山県の子ども医療費助成 27市町村一覧(18歳まで無料は24市町村)

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岡山県で子どもが病院にかかったとき、窓口で払う医療費は住んでいる市町村によって「何歳まで無料か」が違います。高校生まで無料の町もあれば、中学生までの市、高校生は1割負担の市もあります。

この記事では、岡山県が公表している2026年4月1日時点の市町村別一覧をもとに、27市町村すべての公式ページで内容を確認し、何歳まで(入院・通院)・窓口の自己負担・所得制限・県外で受診したときの扱いを1つの表にまとめました。あわせて、2023年からの拡大の流れ、県の補助基準との差、令和7年国勢調査の子どもの人数で見た「どの制度の市町村に何人住んでいるか」、近隣県の主な市との比較も自分で集計しています(2026年10月31日時点)。

ちばける

自分の市町村の行を見れば、すぐに「何歳まで・いくら・県外はどうするか」がわかるようにしました。転入予定の方は引っ越し前後の手続きもチェックしてください。

この記事のポイント
  • 入院・通院とも18歳(高校卒業の年度末)まで窓口負担なしは27市町村のうち24市町村
  • 岡山市は18歳まで対象だが、中学生・高校生の通院は1割負担(月の上限44,400円)。入院は無料
  • 倉敷市・総社市は入院・通院とも中学3年生まで。高校生は対象外
  • 所得制限は27市町村すべてなし。県外の医療機関では受給資格者証が使えず、いったん払って後から申請(償還)が基本
  • 0〜14歳の子どもの28.2%が「18歳まで無料」の24市町村に、40.3%が岡山市に、31.4%が倉敷市・総社市に住んでいます(令和7年国勢調査)
目次

27市町村の子ども医療費助成一覧(2026年度)

岡山県健康推進課の「小児医療費公費負担制度の市町村状況一覧」(令和8年4月1日現在)の年齢・自己負担・所得制限に、各市町村の公式ページで確認した「県外で受診したときの扱い」を加えました。市町村名から各公式ページに移動できます。

市町村入院通院窓口の自己負担所得制限県外で受診対象外になる人
岡山市18歳まで18歳まで中高生の通院は1割(月44,400円まで)なしいったん払い後日申請-
倉敷市中学3年まで中学3年までなしなしいったん払い後日申請-
津山市18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請-
玉野市18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請-
笠岡市18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請婚姻している人・社会保険の本人
井原市18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請社会保険の本人・所得税法上の扶養親族に当たらない人
総社市中学3年まで中学3年までなしなしいったん払い後日申請-
高梁市18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請婚姻している人・社会保険の本人
新見市18歳まで18歳までなしなしページに記載なし社会保険の被保険者本人
備前市18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請婚姻している人・社会保険の本人
瀬戸内市18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請-
赤磐市18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請-
真庭市18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請-
美作市18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請-
浅口市18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請-
和気町18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請-
早島町18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請婚姻している人・社会保険の本人
里庄町18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請-
矢掛町18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請婚姻している人・社会保険の本人
新庄村18歳まで18歳までなしなしページに記載なし-
鏡野町18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請-
勝央町18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請-
奈義町18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請在学していない人・婚姻している人・社会保険の本人
西粟倉村18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請婚姻している人・社会保険の本人
久米南町18歳まで18歳までなしなしページに記載なし婚姻している人・社会保険の本人
美咲町18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請婚姻している人・社会保険の本人
吉備中央町18歳まで18歳までなしなしいったん払い後日申請婚姻している人・社会保険の本人

※「18歳まで」は、満18歳になった日以後の最初の3月31日まで(高校3年生の年度末まで)。「中学3年まで」は満15歳になった日以後の最初の3月31日まで。表は横にスクロールできます。

※どの市町村も、助成されるのは保険診療の自己負担分だけです。入院時の食事代、差額ベッド代、予防接種、健康診断、文書料などは対象になりません(各市町村の公式ページ)。生活保護を受けている人も対象外です。

  • 18歳まで窓口負担なし:津山市・玉野市・笠岡市・井原市・高梁市・新見市・備前市・瀬戸内市・赤磐市・真庭市・美作市・浅口市・和気町・早島町・里庄町・矢掛町・新庄村・鏡野町・勝央町・奈義町・西粟倉村・久米南町・美咲町・吉備中央町(24市町村)
  • 18歳まで対象・一部負担あり:岡山市(小学生までは入院・通院とも無料、中学生・高校生等は通院のみ1割負担。入院は18歳まで無料)
  • 中学3年生まで:倉敷市・総社市(入院・通院とも無料)

岡山市の「1割負担」はいくらになる?

岡山市では、中学生・高校生等の通院は医療費の1割を窓口で払います(ひと月の上限44,400円)。医療費(10割)を仮に1回5,000円として、窓口で払う額を並べると次のとおりです(筆者の試算)。

1回の窓口負担月2回×12か月
18歳まで無料の24市町村0円0円
岡山市(中学生・高校生等の通院)500円12,000円
倉敷市・総社市の高校生(助成なし・健康保険の3割)1,500円36,000円

※医療費5,000円・月2回はモデルとして置いた仮の数字です。実際の医療費は診療内容で変わります。岡山市の1割負担は、ひと月の医療費が44万4,000円を超えると上限の44,400円で止まります。中学生・高校生等が小児慢性特定疾病・自立支援医療(育成医療など)・指定難病の認定を受けた治療で通院する場合は、その治療分は無料です(岡山市公式)。

2023年からの拡大の流れ|18歳まで無料は18→24市町村

県のページには、過去の一覧(令和6年以前の状況)も残っています。2023年4月から2026年4月までの7時点の一覧を並べ、どの市町村がいつ変わったかを抜き出しました。

一覧の時点18歳まで窓口負担なし変わった市町村
2023年4月18市町村(起点)
2023年6月19市町村真庭市:入院・通院とも中学3年→18歳
2023年7月20市町村倉敷市:通院を小学6年→中学3年/早島町:中学3年→18歳
2023年10月21市町村岡山市:入院を中学3年→18歳/玉野市:中学3年→18歳
2024年1月22市町村岡山市:通院を小学6年→18歳(中高生は1割)/津山市:中学3年→18歳
2024年7月23市町村赤磐市:高校生等の1割負担をなくし無料に
2026年4月24市町村笠岡市:通院を中学3年→18歳(入院はすでに18歳)
  • 2023年4月時点で入院・通院とも18歳まで窓口負担なしだったのは18市町村。3年で6市町村増えて24になりました
  • 2026年度の変更は笠岡市だけです。令和8年4月診療分から通院も高校生までに広げ、入院・通院とも高校生まで無料になりました(笠岡市公式)
  • 2023年4月の岡山市は、入院が中学3年まで・通院が小学6年まででした。2023年10月に高校生等の入院、2024年1月に中学生・高校生等の通院(1割負担)へと広げています
  • 倉敷市は2023年7月に中学生の通院を加えて入院・通院とも中学3年までになり、2026年10月31日時点の公式ページでもこの内容のままです

県の補助基準との差|市町村が独自に上乗せしている

岡山県の小児医療費公費負担制度は、子どもの医療費助成をしている市町村に県が一部を補助する仕組みです(岡山市は対象外)。県が示す対象は通院が小学校入学前まで、入院が小学6年生までで、それより上の年齢は市町村が独自に広げています(岡山県 岡山県の母子保健)。

県の補助の対象18歳まで型(25市町村)中学3年まで型(倉敷市・総社市)
通院小学校入学前まで小1〜高3の12学年分を上乗せ小1〜中3の9学年分を上乗せ
入院小学6年生まで中1〜高3の6学年分を上乗せ中1〜中3の3学年分を上乗せ

※18歳まで型には岡山市を含みます。岡山市は県の補助を受けず、市の制度として実施しています。学年数は筆者の数え方です。

県の基準どおりの市町村は1つもなく、27市町村すべてが通院で9学年以上を上乗せしています。上乗せ分の費用は市町村の負担なので、財政状況や優先順位の違いが「何歳まで」の差になって表れています。

どの制度の市町村に何人の子どもが住んでいる?

総務省の令和7年国勢調査(2025年10月1日、岡山県統計分析課の市町村別xlsx)の年齢5歳階級別人口から、制度の区分ごとに子どもの人数を合計しました。国勢調査は5歳ごとの区切りなので、0〜14歳(おおむね中学生まで)と15〜19歳(高校生年代を含む。18・19歳も入る)に分けています。

制度の区分0〜14歳割合15〜19歳割合
18歳まで窓口負担なし(24市町村)58,352人28.2%23,983人28.2%
岡山市(中高生の通院は1割)83,335人40.3%35,717人42.1%
倉敷市・総社市(中学3年まで)64,999人31.4%25,231人29.7%
岡山県計206,686人100%84,931人100%
  • 市町村の数では「18歳まで無料」が24と大多数ですが、子どもの人数で見ると0〜14歳の28.2%にとどまります。人口の多い岡山市(40.3%)と倉敷市・総社市(31.4%)で、県内の0〜14歳の71.7%を占めるためです
  • 倉敷市・総社市の15〜19歳は合わせて25,231人(倉敷市21,827人・総社市3,404人)。このうち高校生年代(18歳の年度末まで)は、子ども医療費助成の対象になっていません
  • 岡山市の15〜19歳は35,717人。高校生等は入院は無料、通院は1割負担です

近隣県の主な市と比べると

広島県・香川県・兵庫県の主な市について、各市の公式ページで2026年10月31日時点の内容を確認しました。

市対象年齢(2026年10月)窓口の自己負担所得制限動き
広島市中学3年生まで通院は初診時に1日最大500〜1,500円(所得・子の順番で異なる)、入院は自己負担なしあり(2026年12月診療分まで)2027年1月から高校生年代まで拡大・所得制限撤廃
福山市中学3年生まで1医療機関につき1日500円(通院は月4日・入院は月14日まで)なし2027年1月から高校3年生年代まで
高松市18歳までなし(入院時の食事代などを除く)ページに記載なし高校生年代は2023年8月から
姫路市18歳までなしなし(2024年7月から)2024年7月に所得制限をなくして18歳まで全額助成
  • 広島市と福山市は2027年1月から高校生年代まで広げると公表しています。広島市は同時に所得制限もなくします。どちらも窓口の一部負担(1日500円など)は残る仕組みです
  • 高松市・姫路市は18歳まで窓口負担なしで、岡山県の24市町村と同じ水準です
  • 岡山市(政令市・中高生の通院1割)と広島市(2027年から高校生年代・通院は初診時に一部負担)は、どちらも「18歳まで対象+一部負担」という形に近づいています

受診するとき・引っ越すときの注意

県外で受診したら「いったん払って後日申請」

受給資格者証が使えるのは原則として岡山県内の医療機関です。帰省先や旅行先など県外で受診したときは、健康保険の自己負担分(未就学児は2割、それ以外は3割)を窓口で払い、あとで領収書を添えて市町村に申請すると、助成分が口座に振り込まれます。27市町村のうち24市町村は公式ページ(津山市は条例施行規則)でこの手続きを明記しています。新見市・新庄村・久米南町は公式ページに県外の記載がないため、受診前に役場へ確認してください。

  • 領収書(保険点数がわかるもの)は捨てずに保管する
  • 申請期限は市町村で違います(例:里庄町・美作市・吉備中央町は5年、井原市は診療日から1年以内と公式ページに記載)
  • 窓口で医療費の全額(10割)を払ったときなどは、先に加入している健康保険へ療養費を申請してから市町村に申請します(倉敷市・瀬戸内市の公式ページ)
  • 受給資格者証を忘れたとき、有効期間が始まる前に受診したときも、同じ方法で払い戻しを受けられます

転入したら早めに受給資格者証の申請を

受給資格者証は、多くの市町村で申請した月の翌月1日から使えます(倉敷市・総社市・瀬戸内市・鏡野町など)。転入直後や出生直後に受診した分は、資格者証が届いたあとに払い戻しの申請をします。岡山市は、出生月・転入月の翌月以降に申請した場合は申請月から使える資格者証になるとしています。

学校や保育園の管理下でのけがは、日本スポーツ振興センターの災害共済給付を先に使うよう案内している市町村が多くあります(高梁市・鏡野町・笠岡市など)。交通事故など相手のいるけがは、届け出が必要です。

よくある質問

岡山県で子どもの医療費が18歳まで無料なのはどこですか?

2026年4月1日時点で、入院・通院とも18歳(高校3年生の年度末)まで窓口負担なしなのは、岡山市・倉敷市・総社市を除く24市町村です。岡山市も18歳まで対象ですが、中学生・高校生等の通院は1割負担です。

倉敷市の子ども医療費は何歳までですか?

倉敷市は入院・通院とも中学3年生(満15歳になった日以後の最初の3月31日)まで無料で、所得制限はありません。2026年10月31日時点の倉敷市公式ページでも、高校生は対象になっていません。

岡山市の高校生は病院代がいくらかかりますか?

岡山市の中学生・高校生等は、入院は無料、通院は医療費の1割を窓口で払います。ひと月の上限は44,400円です。たとえば医療費5,000円の通院なら窓口負担は500円です。

所得制限はありますか?

岡山県の一覧(令和8年4月1日現在)では、27市町村すべてで所得制限はありません。ただし井原市・新見市・笠岡市など12市町村は、社会保険の本人や婚姻している人などを対象外にしています。

県外の病院で受診したときはどうすればいいですか?

岡山県外の医療機関では受給資格者証が使えないため、健康保険の自己負担分をいったん支払い、領収書を持って住んでいる市町村で払い戻しを申請します。申請期限は市町村によって違います。

入院中の食事代も無料になりますか?

なりません。どの市町村も助成するのは保険診療の自己負担分で、入院時の食事代・差額ベッド代・予防接種・健康診断・文書料などは対象外です。

まとめ

  • 入院・通院とも18歳まで窓口負担なしは24市町村。2023年4月の18から増え、2026年4月は笠岡市が加わりました
  • 岡山市は18歳まで対象(中高生の通院は1割・月44,400円まで)、倉敷市・総社市は中学3年まで
  • 所得制限は27市町村すべてなし。県外受診はいったん払って後日申請
  • 子どもの人数で見ると、0〜14歳の28.2%が18歳まで無料の市町村に住んでいます
  • 広島市・福山市は2027年1月から高校生年代まで拡大予定

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※市町村数・割合・推移・モデル試算は、上記の資料から筆者が集計・計算しました。制度は変わることがあるので、受診や手続きの前にお住まいの市町村で最新の内容を確認してください。

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