南海トラフ地震で岡山は震度いくつ?市町村別の想定震度・津波・死者

南海トラフ地震 岡山の市町村別の想定震度・津波(岡山県の2026年被害想定を集計)

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「南海トラフ地震が起きたら、岡山の自分の町は震度いくつ?津波は来る?」――その答えは、岡山県が2026年2月に13年ぶりに見直した被害想定に市町村別で載っています。ただ、元の資料はPDFで数百ページあり、知りたい数字にたどり着くのは大変です。

この記事では、県の公表資料(概要版・市町村別の被害想定・津波と地震動の詳細版)から27市町村(岡山市は4区)の最大震度・津波・死者数・全壊棟数を抜き出して1つの表にまとめ、人口10万人あたりの死者数や全壊率は筆者が計算しました。さらに、気象庁の震度データベースで岡山県内で震度4以上を観測した過去の地震を全件数え直しています。数字は2026年10月27日時点のものです。

この記事のポイント
  • 最大震度は岡山市南区と倉敷市が震度6強。27市町村のうち14市町が震度6弱以上
  • 前回(2013年)から震度が変わったのは4か所。岡山市中区・東区と笠岡市は6強→6弱、新庄村は5弱→5強
  • 県全体の想定死者は最大3,778人。うち94.9%が津波。人口あたりでは岡山市東区(10万人あたり684人)が最も重い
  • 津波の最高水位は笠岡市の3.35m。海面が動き始めるまで最短でも1時間57分(備前市の島しょ部)
  • 岡山県内で震度4以上を観測した地震は1919年以降で20回。震度5強は2000年と2016年の2回だけ
ちばける

想定は「最悪のケースを並べた数字」で、次に起きる地震の予言ではありません。県も「数値に一喜一憂せず対策を」と書いています。そのうえで、自分の町の数字は知っておきたいところです。

目次

岡山県の南海トラフ想定は2026年2月に13年ぶりに見直された

岡山県危機管理課は2026年2月13日、南海トラフ巨大地震と、県内に被害をもたらしうる7つの断層型地震の被害想定を公表しました(概要版は同年7月に一部修正)。国(内閣府)が2025年3月に公表した新しい想定を受けて、県が独自に集めた地質データを加えて計算し直したものです。前回は2013年(平成25年)でした。

県は「想定外をなくす」ために、一部の項目では被害が大きく出る国の計算方法に切り替えています。そのため、死者数は前回より増えましたが、前回と同じ方法で計算すると減る、と注記されています。

項目前回(2013年)今回(2026年)
全壊・焼失棟数18,665棟21,742棟(前回の方法なら19,732棟)
死者数3,111人3,778人(前回の方法なら2,046人)
災害関連死想定なし624〜1,247人
断水人口933,237人705,434人
停電軒数960,195軒1,028,960軒
避難者数342,177人347,120人

※いずれも季節・時間帯(冬の深夜・夏の昼・冬の夕方・正月の夕方)や堤防の壊れ方を変えた複数の条件のうち、項目ごとの最大値です。出典:岡山県 記者発表資料(2026年2月13日)。

発生確率は「60〜90%程度以上」と「20〜50%」の2つ

国の地震調査研究推進本部(地震本部)は2025年9月26日に南海トラフの長期評価を一部改訂し、今後30年以内の発生確率を「60%〜90%程度以上」(すべり量依存BPTモデル)と「20%〜50%」(BPTモデル)の2つの計算方法で並べて示しています。地震本部は、防災対策で具体的な数字が必要なときは高いほうを念頭に行動してほしい、と補足しています。岡山県の発表資料もこの2つの値を併記しています。

岡山県の市町村別 南海トラフ地震の最大震度一覧

県の想定で、各市区町村の中でいちばん強く揺れる場所の震度です。震度6強は岡山市南区と倉敷市の2か所。岡山市を1つと数えると、27市町村のうち震度6強が2市、6弱が12市町、5強が10市町村、5弱が3町村です。県南の平野部はおおむね6弱以上、県北は5強〜5弱という分布です。

市区町村最大震度(2026)前回(2013)計測震度の最大計測震度の平均
岡山市北区6弱6弱5.935.20
岡山市中区6弱6強 ↓5.935.62
岡山市東区6弱6強 ↓5.965.53
岡山市南区6強6強6.125.71
倉敷市6強6強6.025.54
津山市5強5強5.354.63
玉野市6弱6弱5.945.49
笠岡市6弱6強 ↓5.995.46
井原市6弱6弱5.745.15
総社市6弱6弱5.725.28
高梁市5強5強5.354.80
新見市5強5強5.334.64
備前市6弱6弱5.835.17
瀬戸内市6弱6弱5.925.51
赤磐市6弱6弱5.615.07
真庭市5強5強5.284.61
美作市5強5強5.304.74
浅口市6弱6弱5.935.47
和気町6弱6弱5.625.06
早島町6弱6弱5.745.51
里庄町6弱6弱5.795.39
矢掛町6弱6弱5.815.41
新庄村5強5弱 ↑5.024.57
鏡野町5弱5弱4.894.41
勝央町5強5強5.214.92
奈義町5弱5弱4.954.66
西粟倉村5弱5弱4.954.56
久米南町5強5強5.324.82
美咲町5強5強5.344.75
吉備中央町5強5強5.284.82

出典:岡山県「南海トラフ巨大地震・断層型地震の被害想定について」(2026年2月13日)の比較表、計測震度は同「被害想定(詳細版)津波・地震動編」表3.3.1。↓↑は前回から最大震度が変わったところ。

震度6強まで「あと少し」の市区町は7つ

震度は「計測震度」という数値から決まり、6.0以上が震度6強、5.5以上6.0未満が6弱です。気象庁の決まりで計測震度は小数第2位以下を切り捨てて扱うため、県の詳細版に載っている計測震度の最大値を見ると、5.99の笠岡市、5.96の岡山市東区など、6.0にわずかに届かない市区町が7つあります(笠岡市・岡山市東区・玉野市・岡山市北区・岡山市中区・浅口市・瀬戸内市)。

筆者は、表の30の市区町村すべてで「計測震度の最大値を小数第1位で切り捨てて震度階級に直した結果」が県の公表した最大震度と一致することを確かめました。つまり今回の6弱は「6強にかなり近い6弱」でもあります。震度は場所の地盤で大きく変わるので、表の数字は「その市町村で一番揺れる地点」の値だと考えてください。

前回から下がった岡山市中区・東区・笠岡市について、県は「前回以降に集めた地質データを追加して推計の精度を高めた結果、震度6強の面積が前回の3分の1以下に減った」と説明しています。揺れの想定が下がっても、津波や火災の想定は別に動いている点には注意が必要です。

死者・全壊が多いのはどこ?人口あたりで並べたランキング

県の「市町村別の被害想定」から、各市区町村の死者数(4つの季節・時間帯のうち最も多いケース)と、全壊・焼失棟数(冬の夕方)を抜き出しました。人口10万人あたりの死者数は、同じ資料に載っている各市区町村の夜間人口(県全体で1,837,039人。2020年国勢調査と2025年1月の住民基本台帳をもとに県が作成)で割って筆者が計算したもの、全壊率は全壊・焼失棟数を同じ資料の全建物数で割ったものです。

順位市区町村死者(最大)10万人あたり最大になる時間帯全壊・焼失全壊率
1岡山市東区624人684.0人冬・深夜1,958棟5.2%
2倉敷市2,261人477.1人冬・深夜8,700棟5.0%
3笠岡市182人413.3人正月・夕方1,482棟6.5%
4玉野市196人362.0人冬・深夜639棟2.4%
5岡山市南区515人313.0人冬・深夜4,008棟6.8%
6岡山市中区119人81.6人冬・夕方2,180棟4.4%
7岡山市北区95人32.3人冬・夕方1,758棟1.9%
8浅口市7人21.5人冬・深夜350棟2.4%
9備前市6人19.4人正月・夕方160棟1.0%
10瀬戸内市5人13.9人冬・深夜188棟1.2%
11矢掛町1人7.6人冬・深夜50棟0.8%
12井原市2人5.4人冬・深夜47棟0.3%
13総社市3人4.3人正月・夕方76棟0.3%

※死者は津波パターン1(地震の揺れで堤防等が機能しなくなる場合)。県全体の最大3,778人(冬・深夜)の10万人あたりは205.7人。残る17市町村(津山市・新見市・真庭市・美作市・赤磐市・高梁市・和気町・早島町・里庄町・新庄村・鏡野町・勝央町・奈義町・西粟倉村・久米南町・美咲町・吉備中央町)は想定死者0人です(四捨五入で0人)。

死者の9割超は津波、岡山市と倉敷市に集中

県全体で死者が最も多くなる冬・深夜のケースでは、3,778人のうち3,585人(94.9%)が津波によるもので、建物の倒壊による死者は177人です。また、岡山市(1,206人)と倉敷市(2,261人)の2市で3,467人、県全体の91.8%を占めます。2市の人口は県の63.7%なので、人口の割合より被害が大きく偏っています。

人口あたりで最も重いのは岡山市東区です。東区は児島湾に面した地域で、県の詳細版では岡山市東区の浸水面積(1cm以上)は2,971ha、そのうち2m以上の深さになる範囲が1,116haあります。倉敷市は水島・児島・玉島の沿岸部で津波の死者が2,214人と想定されています。

一方、笠岡市だけは「正月・夕方」に死者が最大(182人)になります。県は今回、能登半島地震を踏まえて年末年始の帰省・観光を想定した「正月・夕方」のケースを新たに加えました。笠岡市は冬・深夜の91人に対し、正月・夕方は約2倍です。

全壊率は岡山市南区が6.8%で最も高い

建物の被害(冬・夕方)を全建物数で割ると、岡山市南区が6.8%(4,008棟/58,859棟)で最も高く、笠岡市6.5%、岡山市東区5.2%と続きます。棟数そのものは倉敷市の8,700棟が最多です。

意外なのは岡山市中区です。津波で壊れる建物は125棟と少ないのに、冬の夕方の地震火災で1,784棟が焼失する想定になっていて、全壊・焼失の合計(2,180棟)は倉敷市・南区に次ぐ3位です。県全体でも全壊・焼失の28.6%が火災で、火を使う夕方の地震では、海から離れた市街地でも火災への備えが要ることがわかります。

津波の高さと到達までの時間、浸水する広さ

岡山県で津波の浸水が想定されているのは、瀬戸内海に面した7市1町(岡山市・倉敷市・玉野市・笠岡市・備前市・瀬戸内市・浅口市・里庄町)です。県はこの範囲を2026年3月17日に「津波災害警戒区域」に指定しました。土地利用や開発に規制がかかる区域ではなく、避難体制を整えるための区域です。

市区最高水位津波高の最高値と場所海面が動き始めるまで浸水面積
笠岡市3.35m(前回3.19m)3.49m(神島(寺間)付近)203分1,648ha
浅口市2.79m(前回2.58m)2.93m(寄島町(笠岡市境)付近)184分268ha
倉敷市3.17m(前回3.00m)3.24m(水島川崎通付近)147分4,197ha
玉野市2.99m(前回2.64m)3.13m(大藪付近)138分1,050ha
岡山市中区2.36m(前回2.23m)2.06m(新築港付近)−734ha
岡山市東区2.81m(前回2.60m)2.80m(正儀付近)164分2,971ha
岡山市南区2.90m(前回2.40m)3.09m(小串付近)−5,605ha
瀬戸内市3.23m(前回2.91m)3.43m(邑久町尻海(玉津港)付近)121分314ha
備前市2.90m(前回2.92m)3.00m(日生町日生(東備港)付近)117分207ha

※最高水位と「海面が動き始めるまで」(地震直後の海面から+20cmの変化が起きるまでの時間)は、津波が堤防を越えると堤防が機能しなくなるケース(パターン2)。津波高と浸水面積(浸水深1cm以上)は被害が最大になるパターン1。里庄町は浸水面積12haで水位の表には載っていません。岡山市中区・南区の時間は岡山市の代表地点(児島湾締切堤防)で164分。出典:岡山県 被害想定(概要版)・詳細版 津波・地震動編 表2.4.1・2.4.7・2.4.9。

最高水位は9市区のうち8市区で前回より上がりました。県は満潮位の見直しなどが影響したと説明しています。最も高いのは笠岡市カブト西町付近の3.35m(東京湾平均海面からの高さ)、地盤の沈み込みを足した「津波高」では笠岡市神島(寺間)付近の3.49mが最大です。

海面が動き始めるまでの時間は、最短が備前市の島しょ部(大多府漁港)で117分=1時間57分、本土側でも瀬戸内市の錦海岸で121分です。太平洋側に比べれば時間はありますが、県は「激しい揺れで堤防が壊れる」ケースを最悪として計算しており、浸水は県全体で17,056ha、うち岡山市南区が32.9%を占めます。2m以上の深さになる範囲も4,091haあります。

すぐ避難すれば津波の死者は7割減る

市町村別の資料によると、冬・深夜に津波の影響を受ける範囲にいる人は県全体で280,512人、夜間人口の15.3%です。岡山市南区では住民の49.7%にあたる81,754人が該当します。

県の概要版には、地震の直後に避難する人の割合が20%(現状の想定)から100%になった場合、津波による死者が3,585人から1,021人に減るという試算が載っています。筆者が計算すると71.5%の減少です。同じ試算で、住宅の耐震化率が約82%から100%になると、建物倒壊の死者は177人から22人に減るとされています。津波は「来るまでに時間がある」ことが、そのまま「逃げれば助かる」ことにつながります。

岡山県で震度4以上を観測した地震は過去100年あまりで20回

では、岡山県は実際にどれくらい揺れてきたのでしょうか。気象庁の「震度データベース検索」で、1919年1月1日から2026年10月24日(データベースの収録の最終日)までに岡山県内のいずれかの観測点で震度4以上を観測した地震を検索すると、20回でした。各地震の岡山県内の観測点の記録を1件ずつ開いて、県内の最大震度と震度4以上を記録した観測点の数を数えました。

発生日震央地名規模岡山県内の最大震度震度4以上の観測点
1927.03.07京都府北部M7.341/1
1930.12.21広島県北部M5.951/2
1934.01.09徳島県北部M5.641/1
1943.09.10鳥取県東部M7.252/2
1943.09.10鳥取県中部M6.041/2
1946.12.21和歌山県南方沖M8.041/2
1952.07.18奈良県M6.741/2
1968.08.06豊後水道M6.642/3
1995.01.17大阪湾M7.342/2
2000.10.06鳥取県西部M7.35強65/80
2001.03.24安芸灘M6.7429/82
2002.09.16鳥取県中部M5.546/86
2006.06.12大分県西部M6.244/94
2007.04.26愛媛県東予M5.341/93
2013.04.13淡路島付近M6.345/100
2014.03.14伊予灘M6.2434/100
2016.10.21鳥取県中部M6.65強37/100
2016.10.21鳥取県中部M5.041/96
2018.04.09島根県西部M6.141/101
2026.01.06島根県東部M6.4425/100

※規模はマグニチュード。「震度4以上の観測点」は岡山県内で震度4以上を記録した観測点の数/その地震で岡山県内で震度を観測した観測点の数。1996年9月以前の震度5・6は、それぞれ震度5弱・6弱として扱われています(気象庁の注記)。出典:気象庁 震度データベース検索(2026年10月27日検索)。

年代別の回数と、わかること

  • 1920年代:1回
  • 1930年代:2回
  • 1940年代:3回
  • 1950年代:1回
  • 1960年代:1回
  • 1990年代:1回
  • 2000年代:5回
  • 2010年代:5回
  • 2020年代:1回

2000年代と2010年代が5回ずつで多く見えますが、1996年以前は岡山県内の震度観測点が1〜3か所しかなく、今は約100か所あります(上の表の右端の数字)。観測点が増えると震度4以上が記録されやすくなるので、回数の増減をそのまま「地震が増えた」と読むのは早計です。

震源を見ると、20回のうち8回が鳥取県・島根県(2000年鳥取県西部地震、2016年鳥取県中部地震、2026年1月の島根県東部の地震など)、5回が安芸灘・伊予灘・豊後水道など西の海や九州・四国で起きています。県内で震度5強を観測したのは2000年(新見市・真庭市など)と2016年(鏡野町上齋原・真庭市蒜山下福田)の2回で、どちらも鳥取県の地震です。

南海トラフで起きた1946年の昭和南海地震(M8.0)でも、データベース上の岡山県内の最大は震度4(岡山市北区桑田町の観測点)でした。当時は観測点が2か所だけなので単純には比べられませんが、県の今回の想定(最大震度6強)は、記録に残る岡山県の揺れを大きく上回る「最大クラス」を想定したものだとわかります。

参考:県が想定する7つの断層型地震

岡山県は南海トラフのほかに、県内に大きな被害をもたらしうる7つの断層型(内陸型)地震も想定しています。県内の最大震度は多くが6強ですが、発生確率は南海トラフに比べて小さいか、評価されていません。

断層M30年確率県内最大震度全壊・焼失死者
山崎断層帯主部8.00.1%~1%震度6強849棟23人
那岐山断層帯7.30.06%~0.1%震度6強96棟5人
中央構造線断層帯8.31%以下震度6弱1,560棟19人
長者ヶ原-芳井断層7.3不明震度6強872棟6人
倉吉南方の推定断層7.3推計なし震度6弱3棟0人
大立・田代峠-布江断層7.3推計なし震度6強33棟2人
鳥取県西部地震7.3推計なし震度6強62棟3人

出典:岡山県 記者発表資料(2026年2月13日)。30年確率は地震本部による。建物被害が最も大きいのは中央構造線断層帯(讃岐山脈南縁東部・西部)、死者が最も多いのは山崎断層帯主部の想定です。

自分の家の津波・揺れは公式のハザードマップで確認を

市町村全体の数字だけでは、自宅が浸水するかどうかはわかりません。住所ごとの確認は次の公式ページでできます。

家庭でできる対策として、県の概要版は「住宅の耐震化」と「早期避難」を挙げています。上で見たとおり、どちらも県の試算で被害を大きく減らす効果があります。

よくある質問

南海トラフ地震で岡山県の最大震度はいくつですか?

岡山県の2026年2月の想定では、最大は震度6強で、岡山市南区と倉敷市です。27市町村のうち14市町が震度6弱以上、県北の鏡野町・奈義町・西粟倉村は震度5弱です。

岡山に津波は何分で来ますか?

県の想定では、地震直後から海面が20cm上がるまでの時間は最短で備前市の島しょ部(大多府漁港)の117分、本土側では瀬戸内市の121分、倉敷市147分、岡山市164分、笠岡市203分です。ただし地震直後に堤防が壊れると低い土地は早く浸水するおそれがあるため、揺れたらすぐ高い所へ避難するのが基本です。

岡山県の想定死者数は何人ですか?

最大3,778人(冬・深夜、揺れで堤防等が機能しなくなる場合)です。うち3,585人が津波によるもので、岡山市が1,206人、倉敷市が2,261人です。前回(2013年)の3,111人から増えたのは、津波の死者の計算方法をより厳しい国の方法に変えたためで、前回と同じ方法なら2,046人と県は示しています。

南海トラフ地震が30年以内に起きる確率は?

地震本部は2025年9月の一部改訂で、今後30年以内の確率を「60%〜90%程度以上」(すべり量依存BPTモデル)と「20%〜50%」(BPTモデル)の2つで示しています。防災対策では高いほうを念頭に行動してほしいとしています。

岡山で過去に一番強く揺れた地震は?

気象庁の震度データベースで1919年以降を調べると、岡山県内の最大は震度5強で、2000年10月6日の鳥取県西部地震(新見市・真庭市など)と2016年10月21日の鳥取県中部の地震(鏡野町・真庭市)の2回です。

まとめ

  • 岡山県の南海トラフ想定は2026年2月に13年ぶりに見直し。最大震度6強は岡山市南区と倉敷市
  • 想定死者は最大3,778人で、9割超が津波。人口あたりでは岡山市東区・倉敷市・笠岡市が重い
  • 津波の最高水位は笠岡市3.35m。海面が動き始めるまで最短1時間57分、全員がすぐ避難すれば津波の死者は7割減の試算
  • 過去100年あまりで県内の震度4以上は20回、最大は震度5強。想定はそれを大きく上回る最大クラス
  • 自宅の確認は県の防災マップと市のハザードマップで(岡山市・倉敷市は新想定の反映版を作成中)

あわせて読みたい

※人口10万人あたりの死者数・全壊率・割合・年代別の回数などは、上記の資料から筆者が計算しました。被害想定は最大クラスの地震を仮定した推計で、次に起きる地震の被害を示すものではありません。最新の情報は岡山県・各市町村の公式ページで確認してください。

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南海トラフ地震 岡山の市町村別の想定震度・津波(岡山県の2026年被害想定を集計)

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