岡山の観光船「備前丸」いつから乗れる?料金・予約と日生の定期船

観光船「備前丸」いつから乗れる?料金・予約は未発表|日生諸島の海とカキ筏

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岡山県備前市が北前船をイメージして造った観光船「備前丸(びぜんまる)」が、2026年10月20日に日生(ひなせ)の海へ出ました。デザインは「ななつ星in九州」で知られる岡山市出身の水戸岡鋭治さん。テレビや新聞で「本格運航スタート」と報じられ、「いつから乗れるの?」「料金は?」と気になっている人も多いと思います。

結論から言うと、2026年10月21日時点で、一般の人が乗るための料金・予約方法・運航日は発表されていません。10月20日に乗ったのは地元の小学生で、一般の利用開始は「未定」と報じられています。この記事では、備前市と備前観光協会、日生の船会社の公式情報をもとに、いまわかっていること・まだ決まっていないことを分けて整理しました。あわせて、今すぐ日生の島めぐりをしたい人向けに、定期船の時刻表と運賃を集計し、備前丸が始まるまでの楽しみ方もまとめています。

ちばける

「本格運航」と聞いて日生港へ行っても、まだ一般の人は乗れません。最新情報は備前観光協会(0869-72-1919)で確認してくださいね。

この記事でわかること
  • 備前丸は一般向けの料金・予約・運航日がすべて未発表(2026年10月21日時点)。一般の利用開始は「未定」で、来年度(2027年度)中の本格運航をめざすと報じられています
  • 運航を任されたのは日本旅行岡山支店・備前観光協会・みしま海運の3者。備前市のプロポーザルは応募1者・365点/500点
  • 当初の計画は「2025年4月運航開始」。10月20日の初運航まで約18か月(567日)遅れました
  • 今すぐ乗れる日生の船は定期船(日生〜頭島 片道770円)。頭島まで行って折り返しの便で戻れば約1時間半〜2時間・1,540円の島めぐりになります
  • 日生には水戸岡デザインの船「ノリナハーレ」がすでに定期船として走っています
  • 車は日生駅周辺の有料駐車場(1日300円)。11月1日から五味の市で殻付き牡蠣の販売が始まります
目次

備前丸はいつから乗れる?|一般向けは「未発表」

10月20日のニュースは、局によって表現が分かれました。OHK岡山放送と山陽新聞は「本格運航が始まった」と伝え、RSK山陽放送は「本格運航へ」として「一般の利用開始時期は未定」、KSB瀬戸内海放送は「本格運航には至っていません」と伝えています(OHK・山陽新聞・RSK・KSB)。

食い違って見えますが、中身は同じです。運航を任された事業者による運航が10月20日に始まり、その最初の乗客が地元の小学生だったということで、一般の人が予約して乗れる段階にはまだなっていません。

項目2026年10月21日時点の状況
一般の人の乗船まだできない(一般の利用開始時期は未定=RSK)
本格運航の目標来年度(2027年度)中をめざす(RSK)
料金未発表
予約方法未発表
運航日・ダイヤ未発表
コース未発表。10月20日の体験は日生諸島をめぐる約1時間(大多府島・頭島・鴻島の近くを通った)
今後の予定地元住民や有識者向けのモデルツアーで活用方法を協議(RSK)
公式の案内備前観光協会の備前丸ページはあるが、料金・予約の記載なし

備前観光協会の公式サイトには2026年2月に備前丸のページができていますが、載っているのは「Queen BIZENMARU 豪華客室での贅沢なひと時を。」というキャッチコピーと動画だけです(10月21日に確認)。料金や申し込みの案内が出たら、このページかお知らせ欄に載ると見られます。

備前丸とはどんな船?|水戸岡鋭治デザインの「北前船」

備前丸は、江戸時代から明治にかけて大阪と北海道を日本海回りで結んだ商船「北前船」をイメージした観光船です。備前市の大多府(おおたぶ)漁港の元禄防波堤などが、2022年に日本遺産「北前船寄港地・船主集落」に追加されたことをきっかけに、市が建造しました(日経BP 新・公民連携最前線)。

項目備前丸
デザイン水戸岡鋭治さん(岡山市出身。JR九州「ななつ星in九州」など)
大きさ全長15m・幅5m・総トン数19トン、アルミ合金製(乗りものニュース)
定員47人(乗員を含む=山陽新聞)。上甲板26人・甲板下の客室19人(乗りものニュース)
見た目赤い船体に白い帆。帆には岡山藩主池田家の家紋「備前蝶」。帆は停泊中に掲げる(山陽新聞)
船内甲板は宮崎県産の飫肥杉(おびすぎ)のウッドデッキで、茶室もある。客室はウォルナット材のクラシックな内装
事業費約2億9,100万円(山陽新聞)※建造費約2億5,000万円とする報道もある
完成2025年12月(竣工式は2026年2月5日、日生港)

10月20日の体験乗船では、児童が船内で備前焼の器で飲み物を味わったと報じられています(KSB)。竣工式のときは、日生湾を約20分めぐるクルーズが行われました(乗りものニュース)。

誰が運航する?|日本旅行・備前観光協会・みしま海運の3者

備前市は2026年7月、「観光船『備前丸』活用業務委託」の公募型プロポーザルを行い、結果を公表しています(備前市 プロポーザル方式発注案件・審査結果PDF)。

項目備前市の公表内容
業務名観光船「備前丸」活用業務委託(担当:観光振興課)
公表日令和8年(2026年)7月10日
受託候補者株式会社日本旅行岡山支店・一般社団法人備前観光協会・みしま海運株式会社
参加事業者1事業者
評価点365点/500点満点(選定委員5人の合計)
  • 評価点は満点の73%。委員1人あたりに直すと100点中73点です
  • 応募は1グループだけで、競争にはなりませんでした
  • 3者のうちみしま海運は、日生諸島の定期船を運航する大生汽船(たいせいきせん)と同じ住所の会社で、観光遊覧船・海上タクシー・チャーター船を手がけています(大生汽船 企業情報)
  • 報道では、3者などでつくる「観光船『備前丸』利活用連合体」が管理・運航を担うとされています(RSK)

計画から1年半遅れ|建造から初運航までの流れ

備前市がふるさと納税のクラウドファンディングで寄附を募ったときのページには、「2025年1月 完成(予定)」「2025年4月 観光船 運航開始」と書かれていました(備前市 クラウドファンディング第2弾)。実際の経過と並べると次のとおりです。

時期できごと
2022年7月大多府漁港元禄防波堤などが日本遺産「北前船寄港地」に追加認定
2024年6月造船開始(市の計画)。クラウドファンディング第2弾(6月28日〜9月25日)で267万8,000円
2025年1月完成予定だった月(市の計画)
2025年4月運航開始予定だった月(市の計画)
2025年12月完成(予定から11か月遅れ)
2026年2月5日竣工記念式典。運航主体や周遊計画は未定
2026年5月26日市が民間との共同事業体で活用を検討する方針を表明(KSB)
2026年7月10日プロポーザル結果を公表(応募1者・365点)
2026年10月20日初運航。日生東小学校の6年生19人が約1時間の島めぐり
2027年度中本格運航をめざす(RSK)

市の計画の「2025年4月」から10月20日の初運航までは567日(約1年半)。山陽新聞は2月の竣工時に、市議会で賛否が分かれ、周遊時の寄港施設をつくる予算案が認められなかったことも伝えています。クラウドファンディングの寄附は第1弾・第2弾の合計で626万1,000円(日経BP)で、事業費約2億9,100万円の約2.2%にあたります。

いま乗れる日生の船|定期船の時刻表と運賃を集計

備前丸の一般運航を待たなくても、日生諸島は定期船で今日からめぐれます。大生汽船の公式サイトに載っている時刻表(2024年10月1日改定)と運賃表(2019年10月1日改定)を集計しました(大生汽船 時刻表・料金表)。

区間ごとの運賃(大人・片道)

区間大人小人
日生 ⇔ 日生駅前110円60円
日生 ⇔ 鴻島310円160円
日生 ⇔ 大多府620円310円
日生 ⇔ 頭島770円390円
鴻島 ⇔ 大多府350円180円
鴻島 ⇔ 頭島500円250円
大多府 ⇔ 頭島160円80円

小人は大人の半額で、10円未満は切り上げです。「日生」は日生港(パオーネ日生店の横)、「日生駅前」はJR日生駅前の日生駅前港で、別の乗り場です。

日生→頭島の便と所要時間

日生発頭島着所要時間
7:308:1040分
9:159:5742分
14:3015:2555分
16:4017:2242分
  • 定期船は上り(日生→島)1日7便、下り(島→日生)1日6便。頭島まで行くのは上り4便・下り4便です
  • 日生→頭島は40〜55分。日生→大多府は25〜45分で、便によって寄る港が違います
  • 最終便は日生18:50発(大多府止まり)。頭島から日生へ戻る最終は頭島17:52発です

定期船で「往復の島めぐり」をするなら

時刻表を見ると、頭島に着いてすぐ日生へ戻る便がある時間帯があります。頭島で降りずにそのまま戻れば(同じ船かどうかは便によります)、日生諸島を往復する約1時間半〜2時間の船旅になり、運賃は往復1,540円です(下船して島を歩く場合も同じ運賃)。

日生発頭島着頭島発日生着合計
7:308:108:129:051時間35分
9:159:5710:0010:421時間27分
14:3015:2515:3016:151時間45分
16:4017:2217:5218:351時間55分

※頭島での折り返し時間は2〜30分です。乗ったままでよいかは乗船時に船員さんに確認してください。島で降りて次の便まで散策するのも楽しい回り方です。

日生諸島を船でめぐる方法の比較|料金・時間・予約

備前丸の料金はまだ決まっていないため、日生で今ある船の料金を並べて「相場」を見てみます。

乗り方料金時間予約
備前丸未発表体験乗船は約1時間未発表
定期船で頭島まで往復1,540円(小人780円)約1時間27分〜1時間55分不要
定期船で日生〜鴻島(片道)310円約15〜25分不要
みかん狩り船(鴻島・日祝のみ)往復1,000円(小学生600円)※みかん狩り代は別片道約15分必要な場合あり
海上タクシー「島めぐり1時間」15,000円(5人まで)+1人2,000円約1時間必要
ノリナハーレのショートクルーズ(2023年の実施例)大人1,000円・小学生500円約60分必要

海上タクシーの「島めぐり(1時間コース)」は貸し切りなので、人数が多いほど1人あたりは安くなります(大生汽船の料金表から計算)。

人数合計1人あたり
2人15,000円7,500円
5人15,000円3,000円
10人25,000円2,500円
20人45,000円2,250円
  • 19時〜翌7時は3割増し。ペットは1匹300円で乗せられます(予約時に相談)
  • 2023年にはノリナハーレで約60分・大人1,000円のショートクルーズが指定日に運航されました(岡山観光WEB おか旅)。2026年の実施は発表されていません
  • みかん狩り船と入園料は備前観光協会のお知らせ(2026年10月20日)によります

備前丸は豪華な客室と茶室を備えた「観光専用」の船なので、定期船よりは高くなると見られますが、料金は未発表です。

日生にはもう1隻の「水戸岡デザイン船」ノリナハーレがある

意外と知られていませんが、日生の定期船には水戸岡鋭治さんがデザインした「NORINAHALLE(ノリナハーレ)」がすでに就航しています(岡山観光WEB)。赤と白の2色の船で、備前観光協会のモデルコースでも「定期船ノリナハーレで島めぐり約1時間」と紹介されています(備前観光WEB)。

項目備前丸ノリナハーレ
運航観光専用(一般向けは未定)定期船・遊覧船(大生汽船)
完成2025年12月2017年4月
全長×幅15m×5m16.2m×4.1m
総トン数19トン19トン
定員47人(乗員含む)50人
乗るには未発表定期船の運賃(日生〜頭島770円)

ノリナハーレの数値は大生汽船「船の紹介」、備前丸は報道によります。どの便にノリナハーレが入るかは日によって違うので、乗りたい人は大生汽船(0869-72-0506)に問い合わせてください。2026年4月には新造船「みしま7号」(定員43人・速力20ノット)も就航しています。

乗り場と駐車場|日生駅前港・日生港

10月20日の備前丸は日生駅前港(JR赤穂線 日生駅の目の前)から出港しました(KSB)。一般向けの運航でどこから乗るかは未発表ですが、定期船の乗り場は次の2か所です(大生汽船 乗り場案内)。

乗り場場所ポイント
日生駅前港JR日生駅の目の前駅から徒歩すぐ。定期船の一部・海上タクシーの乗り場
日生港旬鮮食彩館パオーネ日生店の横定期船の始発港(日生駅前港まで110円)

駐車場の料金

駐車場料金支払い
JR日生駅周辺(有料駐車場の区画)1日300円・1泊1,000円前払い。観光協会(9〜17時・木曜休)または無人小屋
旧小豆島フェリー乗り場周辺1日300円・大型バス1,000円同上
頭島の駐車場(定期船利用者向け)普通車100円・大型800円(1日)前払い
  • 日生駅周辺の駐車場は、月極の区画が混じっています。「有料駐車場」と書かれた区画に止めてください(備前観光協会 アクセス)
  • 無人小屋で払う場合はキャッシュレス・領収書が使えません。観光協会の窓口ならキャッシュレス可です
  • 電車ならJR赤穂線の日生駅で降りれば、日生駅前港も観光協会もすぐ目の前です

秋冬の日生の楽しみ方|牡蠣・カキオコ・みかん狩り

備前丸の一般運航はまだですが、これからの日生は1年でいちばんにぎわう季節です。

時期楽しみポイント
10月中旬〜12月初旬みかん狩り(鹿久居島・頭島・鴻島)大人2,000円(お土産袋付き)/1,300円(食べ放題のみ)。農園により休園あり
11月1日(日)〜五味の市で殻付き牡蠣の販売開始むき身の販売開始日は未定(2026年10月10日時点)
11月〜3月ごろ牡蠣小屋・カキオコカキオコは牡蠣入りのお好み焼き。日生の名物
通年定期船・海上タクシーで島めぐり頭島・鹿久居島は橋で車でも行ける

五味の市の殻付き牡蠣は、備前観光協会のお知らせで2026年11月1日(日)からと発表されています。牡蠣の大量死があった2025年は11月16日までずれ込みましたが、2026年は2020〜2024年(11月2〜7日)並みの時期に戻ります。牡蠣小屋の時期と料金、カキオコの店は下の記事にまとめています。

午前中に定期船で島をめぐり、昼に日生でカキオコ、帰りに五味の市で牡蠣を買う――というのが、駅から歩いて回れる日生らしい1日の過ごし方です。

備前丸でよくある質問

備前丸はいつから乗れますか?

2026年10月21日時点で、一般の人が乗れる日は発表されていません。10月20日に初運航しましたが、乗ったのは地元の小学生です。報道では、一般の利用開始時期は未定で、来年度(2027年度)中の本格運航をめざすとされています。

備前丸の料金はいくらですか?

未発表です。参考までに、日生の定期船で日生港から頭島まで往復すると大人1,540円、海上タクシーの「島めぐり1時間コース」は5人まで15,000円です。

備前丸の予約はどこでできますか?

予約方法はまだ発表されていません。運航を担う備前観光協会(0869-72-1919、9〜17時・木曜休)の公式サイトに備前丸のページがあるので、案内が出たらそこで確認できると見られます。

備前丸の乗り場はどこですか?

10月20日の初運航ではJR日生駅の目の前にある日生駅前港から出港しました。一般向けの乗り場は未発表です。

備前丸はどんなコースを走りますか?

一般向けのコースは未発表です。10月20日の体験乗船は約1時間で、大多府島や頭島、鴻島の近くを通って日生諸島をめぐりました。

日生で今すぐ乗れる観光船はありますか?

大生汽船の定期船で日生諸島をめぐれます。予約は不要で、日生から頭島まで片道770円です。水戸岡鋭治さんがデザインした「ノリナハーレ」も定期船として走っています。貸し切りの海上タクシーなら、1時間の島めぐりコース(5人まで15,000円、要予約)もあります。

日生の駐車場はいくらですか?

備前観光協会が案内しているJR日生駅周辺と旧小豆島フェリー乗り場周辺の有料駐車場は、普通車1日300円・1泊1,000円です。前払いで、「有料駐車場」と書かれた区画に止めます。

まとめ

  • 備前丸は2026年10月20日に初運航したが、一般向けの料金・予約・運航日は未発表。本格運航は2027年度中をめざす(報道)
  • 運航は日本旅行岡山支店・備前観光協会・みしま海運の3者(応募1者・365点/500点)
  • 計画の「2025年4月運航開始」から約1年半遅れての初運航
  • 今すぐ乗れるのは定期船。日生〜頭島は片道770円、往復の島めぐりは約1時間半〜2時間・1,540円
  • 水戸岡デザインの「ノリナハーレ」も定期船で走っている
  • 駐車場は日生駅周辺で1日300円。11月1日から五味の市で殻付き牡蠣

一般向けの運航が発表されたら、この記事に追記します。

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※運航状況・事業者・一般利用の見通しなど、公式サイトに載っていない内容は上記の報道によります。遅れの日数・割合・1人あたりの料金・所要時間は、公式の資料から筆者が計算しました。料金や時刻は変わることがあるので、お出かけ前に各公式サイトで確認してください。

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観光船「備前丸」いつから乗れる?料金・予約は未発表|日生諸島の海とカキ筏

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