岡山の医師数は市町村別でどこが多い?人口10万人あたりランキング

岡山の医師数 市町村別ランキング 医療圏別の人口10万人あたり医師数

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「岡山はお医者さんが多い県」とよく言われます。では、県内のどこに医師がいて、どこが足りないのでしょうか。厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計」の市区町村別の表を読み込み、病院や診療所で働く医師の数を市町村の人口で割って、人口10万人あたりの医師数をランキングにしました。

使ったのは、2025年12月23日に公表された最新の2024年(令和6年)12月31日現在の統計です。10年前(2014年)・前回(2022年)の同じ表と、医療施設調査の病院・診療所数も並べました。数字は2026年10月27日時点で公表されているものです。

ちばける

県全体では全国7位の「医師が多い県」ですが、市町村で見ると全国平均を上回るのは岡山市・倉敷市・津山市の3市だけでした。

この記事のポイント
  • 岡山県の病院・診療所で働く医師は人口10万人あたり320.8人で全国7位(全国平均267.4人)。中国・四国では徳島・高知に次ぐ3番目
  • ただし2024年は前回(2022年)より159人減り、10万人あたりの数字も324.0人→320.8人。1994年以降で初めての減少
  • 市町村別の1位は岡山市(413.5人)、2位倉敷市(395.7人)、3位津山市(298.6人)。27市町村のうち24市町村は全国平均を下回る
  • 県南(県南東部・県南西部)は10万人あたり340.9人、県北(高梁・新見、真庭、津山・英田)は196.9人で1.73倍の差。10年前の1.69倍から広がった
  • 子ども1万人あたりの小児科医は県南東部16.3人に対し、真庭は4.6人。小児科医がいない市町村は9、産婦人科医がいない市町村は19
  • 高梁・新見では、ここを「2か所目の勤務先」にしている医師が76人。主な勤務先にしている医師(82人)とほぼ同じ数で、県北の医療は応援の医師に支えられている
目次

岡山県の医師数は全国7位|人口10万人あたり320.8人

まずは都道府県の比較です。2024年12月31日現在、岡山県で病院・診療所に勤めている医師(医療施設従事医師)は5,873人。人口10万人あたりにすると320.8人で、全国平均(267.4人)の1.2倍です(厚生労働省 令和6年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況)。

厚生労働省の「人口10万対医療施設従事医師数の年次推移」の表から、47都道府県を多い順に並べると、岡山県は7位でした(1位徳島345.4人、2位長崎333.8人、3位京都333.2人、4位和歌山、5位高知、6位東京)。

調査年岡山県全国全国との差岡山の全国順位
1994年218.3人176.6人+41.7人9位
2004年246.3人201.0人+45.3人8位
2014年287.8人233.6人+54.2人7位
2018年308.2人246.7人+61.5人4位
2020年320.1人256.6人+63.5人5位
2022年324.0人262.1人+61.9人6位
2024年320.8人267.4人+53.4人7位

※人口10万人あたりの医療施設従事医師数(各年12月31日現在)。順位は表の数字から筆者が並べ替えました。

  • 30年前(1994年)の218.3人から、2022年の324.0人まで一度も減らずに増えてきました。前回より下がったのは2024年が初めてです
  • 医師の人数でも、2022年の6,032人から2024年は5,873人へ159人減少。10年前(2014年、5,538人)よりは335人多い水準です
  • 2024年に10万人あたりの数字が前回より下がったのは、岡山を含め9都県(茨城・栃木・東京・京都・鳥取・岡山・高知・佐賀・熊本)でした
  • 中国地方では岡山(320.8人)が鳥取(319.6人)・島根(313.7人)を上回って最多。広島は279.5人(20位)です

大学病院の医師を除いても全国より多い

岡山県には医師を育てる大学が岡山大学と川崎医科大学の2つあり、その附属病院は岡山市北区と倉敷市にあります。統計の「医育機関附属の病院の勤務者」は県内で1,284人(北区832人・倉敷市452人)で、県全体の21.9%を占めます。

そこで、県と全国の両方から大学病院の勤務医を除いて計算し直すと、岡山県は人口10万人あたり250.7人、全国は220.4人でした。大学病院を除いても、岡山は全国より約1割多い計算です。

また、厚生労働省が医師の年齢・性別や患者の流出入まで考えて計算する「医師偏在指標」でも、岡山県は299.6で全国4位の「医師多数県」とされています(全国255.6。第9次岡山県保健医療計画 第10章)。

県南と県北で1.73倍の差|5つの二次医療圏で比べる

岡山県は、入院医療を完結させる単位として県内を5つの「二次保健医療圏」に分けています。市区町村別の医師数を医療圏ごとに足し、県の推計人口(2024年10月1日現在)で割りました。

医療圏医師数人口10万人あたり10年前(2014年)医師数の増減国の区分
県南東部3,218人894,027人359.9人333.3人+156人医師多数区域
県南西部2,153人681,694人315.8人273.0人+213人医師多数区域
高梁・新見82人51,290人159.9人135.7人-6人医師少数区域
真庭69人40,070人172.2人156.4人-5人医師少数区域
津山・英田351人163,540人214.6人204.2人-23人(どちらでもない)
県全体5,873人1,830,621人320.8人287.8人+335人医師多数県

※県南東部=岡山市・玉野市・備前市・瀬戸内市・赤磐市・和気町・吉備中央町/県南西部=倉敷市・笠岡市・井原市・総社市・浅口市・早島町・里庄町・矢掛町/高梁・新見=高梁市・新見市/真庭=真庭市・新庄村/津山・英田=津山市・美作市・鏡野町・勝央町・奈義町・西粟倉村・久米南町・美咲町。国の区分は医師偏在指標による(第9次岡山県保健医療計画)。

  • 県南東部は10万人あたり359.9人。いちばん少ない高梁・新見(159.9人)の約2.3倍です
  • 県南の2医療圏をまとめると340.9人、県北の3医療圏は196.9人。差は1.73倍で、10年前(307.0人と181.5人、1.69倍)より開きました
  • この10年で医師は県南東部で156人、県南西部で213人増えた一方、県北の3医療圏はそろって減少(高梁・新見-6人、真庭-5人、津山・英田-23人)
  • 県北の10万人あたりの数字が上がって見えるのは、医師より速いペースで人口が減っているためです
  • 国の医師偏在指標でも、高梁・新見(148.2)と真庭(166.6)は全国の二次医療圏の下位3分の1にあたる「医師少数区域」です

県北は「応援の医師」が支えている

統計には、主な勤務先とは別に「2か所目の勤務先(従たる従業地)」を答える欄もあります。たとえば、主に県南の病院で働く医師が、週に1日だけ県北の病院で外来を受け持つ、といった働き方がここに入ります。主な勤務先として届けた医師の数と比べました(第23表 従たる従業地による医師数)。

医療圏主な勤務先にしている医師2か所目の勤務先にしている医師比率
県南東部3,218人621人19%
県南西部2,153人468人22%
高梁・新見82人76人93%
真庭69人58人84%
津山・英田351人114人32%
  • 高梁・新見では、2か所目の勤務先にしている医師が76人で、主な勤務先にしている82人の93%にあたります。真庭も84%です
  • 県南東部は19%、県南西部は22%なので、高梁・新見と真庭は、県南の4倍前後の比率で「外から通う医師」に頼っている計算です
  • 県の保健医療計画も、高梁・新見と真庭について「医師多数区域等からの医師派遣」の継続を医師確保の方針に挙げています

岡山県の市町村別 医師数ランキング(人口10万人あたり)

ここからが本題です。厚生労働省の第22表「医師数,主たる従業地による二次医療圏、市区町村、主たる業務の種別」から、病院・診療所に勤める医師の数を市町村ごとに取り出し、岡山県毎月流動人口調査の2024年10月1日現在の推計人口で割りました(第22表 CSV(e-Stat)・岡山県 人口・1年間の人口動態(令和6年))。

計算のしかた

人口10万人あたりの医師数 = その市町村を主な勤務先とする医療施設従事医師数 ÷ 推計人口 × 100,000
例:津山市 284人 ÷ 95,116人 × 100,000 = 298.6人
※同じ方法で2014年分を計算すると、岡山県の保健医療計画の資料(第10章)にのっている2014年の市町村別の数字(岡山市384.0人、倉敷市345.1人など)と一致しました。

順位市町村医師数人口10万人あたり2014年10年の増減
1位岡山市2,947人712,632人413.5人384.0人+203人
2位倉敷市1,847人466,741人395.7人345.1人+195人
3位津山市284人95,116人298.6人279.6人-5人
4位早島町33人12,414人265.8人320.2人-6人
5位笠岡市92人42,834人214.8人155.3人+12人
6位高梁市52人25,753人201.9人180.4人-8人
7位瀬戸内市70人35,174人199.0人164.8人+9人
8位吉備中央町20人10,126人197.5人156.8人+1人
9位真庭市68人39,364人172.7人157.2人-5人
10位鏡野町19人11,384人166.9人146.2人±0
11位矢掛町19人12,573人151.1人124.6人+1人
12位玉野市76人52,651人144.3人173.9人-31人
13位新庄村1人706人141.6人112.2人±0
14位備前市41人29,595人138.5人134.9人-7人
15位井原市48人35,805人134.1人105.7人+4人
16位和気町16人12,643人126.6人217.6人-16人
17位勝央町13人10,545人123.3人100.1人+2人
18位新見市30人25,537人117.5人88.7人+2人
19位赤磐市48人41,206人116.5人118.2人-3人
20位総社市73人69,153人105.6人97.8人+8人
21位浅口市33人31,438人105.0人100.9人-2人
22位美作市23人23,941人96.1人122.4人-12人
23位奈義町4人5,280人75.8人100.5人-2人
24位里庄町8人10,736人74.5人64.4人+1人
25位美咲町6人11,841人50.7人67.4人-4人
26位久米南町2人4,125人48.5人79.9人-2人
27位西粟倉村0人1,308人0.0人0.0人±0

※医師数は2024年12月31日現在、人口は2024年10月1日現在の県推計人口。「2014年」は同じ方法で計算した10年前の10万人あたり(2014年12月31日の医師数÷2014年10月1日の推計人口)。赤字は全国平均(267.4人)以上。

  • 1位は岡山市(413.5人)、2位倉敷市(395.7人)。岡山大学と川崎医科大学の附属病院がある2市です
  • 3位は県北の中心・津山市(298.6人)。全国平均を上回るのはこの3市だけで、残る24市町村は全国平均を下回ります
  • 10年前は全国平均を上回っていた早島町は、医師数が39人→33人に減り、320.2人→265.8人になりました(2024年の全国平均は267.4人)
  • 10年で医師が減ったのは13市町村。玉野市は107人→76人(-31人)、和気町は32人→16人と半減、美作市も35人→23人です
  • 逆に、笠岡市は80人→92人に増え、10万人あたりも155.3人→214.8人と大きく伸びました
  • 西粟倉村は「主な勤務先」としての医師が0人です。ただし村を2か所目の勤務先にしている医師が1人いて、村内には一般診療所が1か所あります(2023年10月1日現在)

医師数は「医師が主に働いている場所」で数えるため、病院のある市町村ほど多くなります。人口の少ない町村は、医師が1〜2人増減するだけで順位が大きく動く点にも注意してください。また、住民が実際にかかる病院は隣の市町村にあることも多いため、医師が少ない=すぐに医療が受けられない、とは限りません。

岡山市は北区に集中|10万人あたり735.1人

区医師数人口10万人あたり2014年2022年の医師数
北区2,297人312,458人735.1人678.4人2,360人
中区289人147,337人196.1人195.5人296人
東区136人89,672人151.7人128.7人134人
南区225人163,165人137.9人154.0人300人
  • 岡山大学病院がある北区は10万人あたり735.1人で、全国平均の約2.7倍です
  • 北区と倉敷市の2か所だけで、県内の医師の70.6%が働いています(人口では県の42.6%)
  • 中区(196.1人)・東区(151.7人)・南区(137.9人)は全国平均を下回ります
  • 南区は2022年の300人から2024年は225人へ75人減りました。岡山市全体の減少(143人)の半分を占めます

小児科・産婦人科の地域差|真庭の小児科医は県南東部の3分の1以下

県全体で見ると、岡山県の小児科医は15歳未満の子ども10万人あたり141.9人で全国14位(全国130.2人)、産婦人科・産科の医師は15〜49歳の女性10万人あたり50.9人で全国26位(全国50.0人)です(統計表11)。医師全体ほどは上位ではありません。

医療圏ごとの差を見るため、第25表(主たる診療科別・市区町村別)の小児科医と産婦人科・産科医を足し上げ、小児科医は県の年少人口(0〜14歳、2024年10月1日現在)で割りました(第25表 CSV(e-Stat)・岡山県 年齢3区分別人口(令和6年))。分娩を扱う施設の数は医療施設調査(2023年10月1日現在)です。

医療圏小児科医年少人口子ども1万人あたり小児科医(2014年)産婦人科・産科医同(2014年)分娩を扱う施設
県南東部170人104,254人16.3人164人105人110人病院8・診療所9
県南西部109人80,558人13.5人105人53人62人病院6・診療所5
高梁・新見6人4,234人14.2人7人3人3人病院0・診療所1
真庭2人4,314人4.6人1人2人2人病院1・診療所0
津山・英田18人18,559人9.7人20人9人14人病院1・診療所1
県全体305人211,919人14.4人297人172人191人病院16・診療所16

※小児科医・産婦人科医は「主たる診療科」で数えた医療施設従事医師数(2024年12月31日・2014年12月31日現在)。子ども1万人あたりは筆者の計算(年少人口は年齢不詳を含まないため、県全体は厚生労働省の公表値とは少しずれます)。

  • 子ども1万人あたりの小児科医は、県南東部16.3人に対し真庭は4.6人(小児科医2人)。3.5倍の差があります
  • 津山・英田も9.7人で県平均を下回ります。高梁・新見は14.2人ですが、小児科医は6人だけです
  • 主な診療科を小児科とする医師がいない市町村は9(美作市・和気町・里庄町・新庄村・勝央町・奈義町・西粟倉村・久米南町・吉備中央町)。産婦人科・産科医がいない市町村は19にのぼります
  • 県北の産婦人科・産科医は10年前の19人から14人に減りました。分娩を扱う施設は、高梁・新見に病院がなく診療所1か所、真庭は病院1か所、津山・英田は病院・診療所が各1か所です
  • 国の偏在指標でも、小児科は真庭(67.6)、分娩を扱う医師は津山・英田(6.3)が「相対的医師少数区域」とされています(第9次岡山県保健医療計画)

なお、内科を主な診療科とする医師が子どもを診ることもあり、ここでの小児科医の数は「小児科を専門に掲げる医師」の目安です。夜間・休日に子どもの急な病気で迷ったときは、全国共通の小児救急電話相談「#8000」も使えます。

岡山県の病院は156か所|診療所は県北のほうが多い?

医療施設調査(動態調査)によると、2025年10月1日現在の岡山県の病院は156か所(人口10万人あたり8.6か所、全国17位)、一般診療所は1,568か所(同86.7か所、全国22位)です(病院数,年次・都道府県別・一般診療所数,年次・都道府県別)。全国はそれぞれ6.5か所・85.8か所です。

  • 病院は2002年の191か所から2025年は156か所へ、35か所減りました
  • 一般診療所は2002年の1,591か所から1,568か所で、ほぼ横ばいです

市町村ごとの数は3年に一度の静態調査(2023年10月1日現在)が最新です。一般診療所の数を同じ時点の推計人口(2023年10月1日)で割りました(第1表 病院数,二次医療圏・市区町村別・第2表 一般診療所数,二次医療圏・市区町村別)。

市町村病院一般診療所診療所(10万人あたり)医師(10万人あたり)
新庄村0か所1か所133.5か所141.6人
吉備中央町2か所13か所126.1か所197.5人
真庭市6か所49か所121.6か所172.7人
久米南町0か所5か所117.5か所48.5人
高梁市4か所30か所112.7か所201.9人
新見市4か所27か所102.8か所117.5人
備前市4か所31か所102.5か所138.5人
美作市3か所24か所97.8か所96.1人
鏡野町2か所11か所94.7か所166.9人
津山市9か所91か所94.4か所298.6人
笠岡市5か所40か所91.7か所214.8人
奈義町0か所5か所90.9か所75.8人
美咲町1か所11か所90.2か所50.7人
玉野市7か所48か所89.8か所144.3人
岡山市56か所625か所87.3か所413.5人
瀬戸内市4か所29か所81.9か所199.0人
赤磐市1か所34か所81.4か所116.5人
早島町1か所10か所80.8か所265.8人
和気町2か所10か所77.3か所126.6人
西粟倉村0か所1か所75.9か所0.0人
井原市3か所27か所73.9か所134.1人
倉敷市36か所345か所73.5か所395.7人
矢掛町2か所9か所70.7か所151.1人
総社市3か所46か所66.4か所105.6人
勝央町1か所6か所56.5か所123.3人
浅口市2か所17か所53.5か所105.0人
里庄町1か所5か所46.3か所74.5人
県全体159か所1,550か所83.9か所320.8人
  • 人口あたりの診療所の数は、新庄村(133.5か所)・吉備中央町(126.1か所)・真庭市(121.6か所)など県北・中山間地のほうがむしろ多い傾向です
  • それでも医師の数で県南に大きく差がつくのは、医師が大勢いる大きな病院が県南に集中しているためです。北区には病院が28か所、倉敷市には36か所あります
  • 病院が1つもない町村は4(新庄村・奈義町・西粟倉村・久米南町)。いずれも県北の町村です
  • 倉敷市は医師が多い一方、人口あたりの診療所は73.5か所で県平均(83.9か所)を下回ります

岡山の医師数でよくある質問

岡山県の医師数は全国で何位ですか?

2024年12月31日現在、病院・診療所で働く医師は人口10万人あたり320.8人で、47都道府県で7位です(全国平均267.4人)。医師の数は5,873人です。

岡山県で医師がいちばん多い市町村はどこですか?

人口10万人あたりでは岡山市(413.5人)、倉敷市(395.7人)、津山市(298.6人)の順です。岡山市の中では北区が735.1人と突出しています。

医師が少ない地域はどこですか?

医療圏では高梁・新見(159.9人)と真庭(172.2人)が少なく、国の医師偏在指標でも「医師少数区域」です。市町村では西粟倉村(主な勤務先とする医師0人)、久米南町、美咲町などが少なくなっています。

岡山県の医師は増えていますか?

長く増えてきましたが、2024年は5,873人で前回2022年より159人減り、人口10万人あたりも1994年以降で初めて下がりました。この10年では県南の医療圏で増え、県北の3医療圏では減っています。

小児科医が少ない地域はどこですか?

子ども1万人あたりの小児科医は真庭医療圏が4.6人で最も少なく、県南東部(16.3人)の3分の1以下です。主な診療科を小児科とする医師がいない市町村は9あります。

この記事の人口あたりの数字はどうやって計算していますか?

厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師統計」の市区町村別の医療施設従事医師数(主たる従業地)を、岡山県毎月流動人口調査の推計人口(2024年10月1日現在)で割り、10万を掛けています。

まとめ

  • 岡山県の医師は人口10万人あたり320.8人で全国7位。大学病院の医師を除いても全国より多い
  • ただし2024年は159人減り、1994年以降で初めて10万人あたりの数字が下がった
  • 全国平均を上回るのは岡山市・倉敷市・津山市の3市だけで、24市町村は下回る
  • 県南と県北の差は1.73倍に広がり、県北は外から通う医師に支えられている
  • 小児科は真庭、分娩は津山・英田が国の基準で「相対的に少ない」地域
  • 医師数は「主に働く場所」で数えるため、近くの市町村の病院も含めて考えるのが現実的

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出典(2026年10月27日確認)

※人口10万人あたり・子ども1万人あたりの数・順位・増減・比率は、上記の資料から筆者が計算しました。医師数は届出にもとづく2年ごとの統計で、2024年12月31日時点のものです。病院の開設・閉院や医師の異動で、現在の状況とは異なる場合があります。

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