「岡山はお医者さんが多い県」とよく言われます。では、県内のどこに医師がいて、どこが足りないのでしょうか。厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師統計」の市区町村別の表を読み込み、病院や診療所で働く医師の数を市町村の人口で割って、人口10万人あたりの医師数をランキングにしました。
使ったのは、2025年12月23日に公表された最新の2024年(令和6年)12月31日現在の統計です。10年前(2014年)・前回(2022年)の同じ表と、医療施設調査の病院・診療所数も並べました。数字は2026年10月27日時点で公表されているものです。
ちばける県全体では全国7位の「医師が多い県」ですが、市町村で見ると全国平均を上回るのは岡山市・倉敷市・津山市の3市だけでした。
- 岡山県の病院・診療所で働く医師は人口10万人あたり320.8人で全国7位(全国平均267.4人)。中国・四国では徳島・高知に次ぐ3番目
- ただし2024年は前回(2022年)より159人減り、10万人あたりの数字も324.0人→320.8人。1994年以降で初めての減少
- 市町村別の1位は岡山市(413.5人)、2位倉敷市(395.7人)、3位津山市(298.6人)。27市町村のうち24市町村は全国平均を下回る
- 県南(県南東部・県南西部)は10万人あたり340.9人、県北(高梁・新見、真庭、津山・英田)は196.9人で1.73倍の差。10年前の1.69倍から広がった
- 子ども1万人あたりの小児科医は県南東部16.3人に対し、真庭は4.6人。小児科医がいない市町村は9、産婦人科医がいない市町村は19
- 高梁・新見では、ここを「2か所目の勤務先」にしている医師が76人。主な勤務先にしている医師(82人)とほぼ同じ数で、県北の医療は応援の医師に支えられている
岡山県の医師数は全国7位|人口10万人あたり320.8人
まずは都道府県の比較です。2024年12月31日現在、岡山県で病院・診療所に勤めている医師(医療施設従事医師)は5,873人。人口10万人あたりにすると320.8人で、全国平均(267.4人)の1.2倍です(厚生労働省 令和6年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況)。
厚生労働省の「人口10万対医療施設従事医師数の年次推移」の表から、47都道府県を多い順に並べると、岡山県は7位でした(1位徳島345.4人、2位長崎333.8人、3位京都333.2人、4位和歌山、5位高知、6位東京)。
| 調査年 | 岡山県 | 全国 | 全国との差 | 岡山の全国順位 |
|---|---|---|---|---|
| 1994年 | 218.3人 | 176.6人 | +41.7人 | 9位 |
| 2004年 | 246.3人 | 201.0人 | +45.3人 | 8位 |
| 2014年 | 287.8人 | 233.6人 | +54.2人 | 7位 |
| 2018年 | 308.2人 | 246.7人 | +61.5人 | 4位 |
| 2020年 | 320.1人 | 256.6人 | +63.5人 | 5位 |
| 2022年 | 324.0人 | 262.1人 | +61.9人 | 6位 |
| 2024年 | 320.8人 | 267.4人 | +53.4人 | 7位 |
※人口10万人あたりの医療施設従事医師数(各年12月31日現在)。順位は表の数字から筆者が並べ替えました。
- 30年前(1994年)の218.3人から、2022年の324.0人まで一度も減らずに増えてきました。前回より下がったのは2024年が初めてです
- 医師の人数でも、2022年の6,032人から2024年は5,873人へ159人減少。10年前(2014年、5,538人)よりは335人多い水準です
- 2024年に10万人あたりの数字が前回より下がったのは、岡山を含め9都県(茨城・栃木・東京・京都・鳥取・岡山・高知・佐賀・熊本)でした
- 中国地方では岡山(320.8人)が鳥取(319.6人)・島根(313.7人)を上回って最多。広島は279.5人(20位)です
大学病院の医師を除いても全国より多い
岡山県には医師を育てる大学が岡山大学と川崎医科大学の2つあり、その附属病院は岡山市北区と倉敷市にあります。統計の「医育機関附属の病院の勤務者」は県内で1,284人(北区832人・倉敷市452人)で、県全体の21.9%を占めます。
そこで、県と全国の両方から大学病院の勤務医を除いて計算し直すと、岡山県は人口10万人あたり250.7人、全国は220.4人でした。大学病院を除いても、岡山は全国より約1割多い計算です。
また、厚生労働省が医師の年齢・性別や患者の流出入まで考えて計算する「医師偏在指標」でも、岡山県は299.6で全国4位の「医師多数県」とされています(全国255.6。第9次岡山県保健医療計画 第10章)。
県南と県北で1.73倍の差|5つの二次医療圏で比べる
岡山県は、入院医療を完結させる単位として県内を5つの「二次保健医療圏」に分けています。市区町村別の医師数を医療圏ごとに足し、県の推計人口(2024年10月1日現在)で割りました。
| 医療圏 | 医師数 | 人口 | 10万人あたり | 10年前(2014年) | 医師数の増減 | 国の区分 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 県南東部 | 3,218人 | 894,027人 | 359.9人 | 333.3人 | +156人 | 医師多数区域 |
| 県南西部 | 2,153人 | 681,694人 | 315.8人 | 273.0人 | +213人 | 医師多数区域 |
| 高梁・新見 | 82人 | 51,290人 | 159.9人 | 135.7人 | -6人 | 医師少数区域 |
| 真庭 | 69人 | 40,070人 | 172.2人 | 156.4人 | -5人 | 医師少数区域 |
| 津山・英田 | 351人 | 163,540人 | 214.6人 | 204.2人 | -23人 | (どちらでもない) |
| 県全体 | 5,873人 | 1,830,621人 | 320.8人 | 287.8人 | +335人 | 医師多数県 |
※県南東部=岡山市・玉野市・備前市・瀬戸内市・赤磐市・和気町・吉備中央町/県南西部=倉敷市・笠岡市・井原市・総社市・浅口市・早島町・里庄町・矢掛町/高梁・新見=高梁市・新見市/真庭=真庭市・新庄村/津山・英田=津山市・美作市・鏡野町・勝央町・奈義町・西粟倉村・久米南町・美咲町。国の区分は医師偏在指標による(第9次岡山県保健医療計画)。
- 県南東部は10万人あたり359.9人。いちばん少ない高梁・新見(159.9人)の約2.3倍です
- 県南の2医療圏をまとめると340.9人、県北の3医療圏は196.9人。差は1.73倍で、10年前(307.0人と181.5人、1.69倍)より開きました
- この10年で医師は県南東部で156人、県南西部で213人増えた一方、県北の3医療圏はそろって減少(高梁・新見-6人、真庭-5人、津山・英田-23人)
- 県北の10万人あたりの数字が上がって見えるのは、医師より速いペースで人口が減っているためです
- 国の医師偏在指標でも、高梁・新見(148.2)と真庭(166.6)は全国の二次医療圏の下位3分の1にあたる「医師少数区域」です
県北は「応援の医師」が支えている
統計には、主な勤務先とは別に「2か所目の勤務先(従たる従業地)」を答える欄もあります。たとえば、主に県南の病院で働く医師が、週に1日だけ県北の病院で外来を受け持つ、といった働き方がここに入ります。主な勤務先として届けた医師の数と比べました(第23表 従たる従業地による医師数)。
| 医療圏 | 主な勤務先にしている医師 | 2か所目の勤務先にしている医師 | 比率 |
|---|---|---|---|
| 県南東部 | 3,218人 | 621人 | 19% |
| 県南西部 | 2,153人 | 468人 | 22% |
| 高梁・新見 | 82人 | 76人 | 93% |
| 真庭 | 69人 | 58人 | 84% |
| 津山・英田 | 351人 | 114人 | 32% |
- 高梁・新見では、2か所目の勤務先にしている医師が76人で、主な勤務先にしている82人の93%にあたります。真庭も84%です
- 県南東部は19%、県南西部は22%なので、高梁・新見と真庭は、県南の4倍前後の比率で「外から通う医師」に頼っている計算です
- 県の保健医療計画も、高梁・新見と真庭について「医師多数区域等からの医師派遣」の継続を医師確保の方針に挙げています
岡山県の市町村別 医師数ランキング(人口10万人あたり)
ここからが本題です。厚生労働省の第22表「医師数,主たる従業地による二次医療圏、市区町村、主たる業務の種別」から、病院・診療所に勤める医師の数を市町村ごとに取り出し、岡山県毎月流動人口調査の2024年10月1日現在の推計人口で割りました(第22表 CSV(e-Stat)・岡山県 人口・1年間の人口動態(令和6年))。
人口10万人あたりの医師数 = その市町村を主な勤務先とする医療施設従事医師数 ÷ 推計人口 × 100,000
例:津山市 284人 ÷ 95,116人 × 100,000 = 298.6人
※同じ方法で2014年分を計算すると、岡山県の保健医療計画の資料(第10章)にのっている2014年の市町村別の数字(岡山市384.0人、倉敷市345.1人など)と一致しました。
| 順位 | 市町村 | 医師数 | 人口 | 10万人あたり | 2014年 | 10年の増減 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 岡山市 | 2,947人 | 712,632人 | 413.5人 | 384.0人 | +203人 |
| 2位 | 倉敷市 | 1,847人 | 466,741人 | 395.7人 | 345.1人 | +195人 |
| 3位 | 津山市 | 284人 | 95,116人 | 298.6人 | 279.6人 | -5人 |
| 4位 | 早島町 | 33人 | 12,414人 | 265.8人 | 320.2人 | -6人 |
| 5位 | 笠岡市 | 92人 | 42,834人 | 214.8人 | 155.3人 | +12人 |
| 6位 | 高梁市 | 52人 | 25,753人 | 201.9人 | 180.4人 | -8人 |
| 7位 | 瀬戸内市 | 70人 | 35,174人 | 199.0人 | 164.8人 | +9人 |
| 8位 | 吉備中央町 | 20人 | 10,126人 | 197.5人 | 156.8人 | +1人 |
| 9位 | 真庭市 | 68人 | 39,364人 | 172.7人 | 157.2人 | -5人 |
| 10位 | 鏡野町 | 19人 | 11,384人 | 166.9人 | 146.2人 | ±0 |
| 11位 | 矢掛町 | 19人 | 12,573人 | 151.1人 | 124.6人 | +1人 |
| 12位 | 玉野市 | 76人 | 52,651人 | 144.3人 | 173.9人 | -31人 |
| 13位 | 新庄村 | 1人 | 706人 | 141.6人 | 112.2人 | ±0 |
| 14位 | 備前市 | 41人 | 29,595人 | 138.5人 | 134.9人 | -7人 |
| 15位 | 井原市 | 48人 | 35,805人 | 134.1人 | 105.7人 | +4人 |
| 16位 | 和気町 | 16人 | 12,643人 | 126.6人 | 217.6人 | -16人 |
| 17位 | 勝央町 | 13人 | 10,545人 | 123.3人 | 100.1人 | +2人 |
| 18位 | 新見市 | 30人 | 25,537人 | 117.5人 | 88.7人 | +2人 |
| 19位 | 赤磐市 | 48人 | 41,206人 | 116.5人 | 118.2人 | -3人 |
| 20位 | 総社市 | 73人 | 69,153人 | 105.6人 | 97.8人 | +8人 |
| 21位 | 浅口市 | 33人 | 31,438人 | 105.0人 | 100.9人 | -2人 |
| 22位 | 美作市 | 23人 | 23,941人 | 96.1人 | 122.4人 | -12人 |
| 23位 | 奈義町 | 4人 | 5,280人 | 75.8人 | 100.5人 | -2人 |
| 24位 | 里庄町 | 8人 | 10,736人 | 74.5人 | 64.4人 | +1人 |
| 25位 | 美咲町 | 6人 | 11,841人 | 50.7人 | 67.4人 | -4人 |
| 26位 | 久米南町 | 2人 | 4,125人 | 48.5人 | 79.9人 | -2人 |
| 27位 | 西粟倉村 | 0人 | 1,308人 | 0.0人 | 0.0人 | ±0 |
※医師数は2024年12月31日現在、人口は2024年10月1日現在の県推計人口。「2014年」は同じ方法で計算した10年前の10万人あたり(2014年12月31日の医師数÷2014年10月1日の推計人口)。赤字は全国平均(267.4人)以上。
- 1位は岡山市(413.5人)、2位倉敷市(395.7人)。岡山大学と川崎医科大学の附属病院がある2市です
- 3位は県北の中心・津山市(298.6人)。全国平均を上回るのはこの3市だけで、残る24市町村は全国平均を下回ります
- 10年前は全国平均を上回っていた早島町は、医師数が39人→33人に減り、320.2人→265.8人になりました(2024年の全国平均は267.4人)
- 10年で医師が減ったのは13市町村。玉野市は107人→76人(-31人)、和気町は32人→16人と半減、美作市も35人→23人です
- 逆に、笠岡市は80人→92人に増え、10万人あたりも155.3人→214.8人と大きく伸びました
- 西粟倉村は「主な勤務先」としての医師が0人です。ただし村を2か所目の勤務先にしている医師が1人いて、村内には一般診療所が1か所あります(2023年10月1日現在)
医師数は「医師が主に働いている場所」で数えるため、病院のある市町村ほど多くなります。人口の少ない町村は、医師が1〜2人増減するだけで順位が大きく動く点にも注意してください。また、住民が実際にかかる病院は隣の市町村にあることも多いため、医師が少ない=すぐに医療が受けられない、とは限りません。
岡山市は北区に集中|10万人あたり735.1人
| 区 | 医師数 | 人口 | 10万人あたり | 2014年 | 2022年の医師数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 北区 | 2,297人 | 312,458人 | 735.1人 | 678.4人 | 2,360人 |
| 中区 | 289人 | 147,337人 | 196.1人 | 195.5人 | 296人 |
| 東区 | 136人 | 89,672人 | 151.7人 | 128.7人 | 134人 |
| 南区 | 225人 | 163,165人 | 137.9人 | 154.0人 | 300人 |
- 岡山大学病院がある北区は10万人あたり735.1人で、全国平均の約2.7倍です
- 北区と倉敷市の2か所だけで、県内の医師の70.6%が働いています(人口では県の42.6%)
- 中区(196.1人)・東区(151.7人)・南区(137.9人)は全国平均を下回ります
- 南区は2022年の300人から2024年は225人へ75人減りました。岡山市全体の減少(143人)の半分を占めます
小児科・産婦人科の地域差|真庭の小児科医は県南東部の3分の1以下
県全体で見ると、岡山県の小児科医は15歳未満の子ども10万人あたり141.9人で全国14位(全国130.2人)、産婦人科・産科の医師は15〜49歳の女性10万人あたり50.9人で全国26位(全国50.0人)です(統計表11)。医師全体ほどは上位ではありません。
医療圏ごとの差を見るため、第25表(主たる診療科別・市区町村別)の小児科医と産婦人科・産科医を足し上げ、小児科医は県の年少人口(0〜14歳、2024年10月1日現在)で割りました(第25表 CSV(e-Stat)・岡山県 年齢3区分別人口(令和6年))。分娩を扱う施設の数は医療施設調査(2023年10月1日現在)です。
| 医療圏 | 小児科医 | 年少人口 | 子ども1万人あたり | 小児科医(2014年) | 産婦人科・産科医 | 同(2014年) | 分娩を扱う施設 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 県南東部 | 170人 | 104,254人 | 16.3人 | 164人 | 105人 | 110人 | 病院8・診療所9 |
| 県南西部 | 109人 | 80,558人 | 13.5人 | 105人 | 53人 | 62人 | 病院6・診療所5 |
| 高梁・新見 | 6人 | 4,234人 | 14.2人 | 7人 | 3人 | 3人 | 病院0・診療所1 |
| 真庭 | 2人 | 4,314人 | 4.6人 | 1人 | 2人 | 2人 | 病院1・診療所0 |
| 津山・英田 | 18人 | 18,559人 | 9.7人 | 20人 | 9人 | 14人 | 病院1・診療所1 |
| 県全体 | 305人 | 211,919人 | 14.4人 | 297人 | 172人 | 191人 | 病院16・診療所16 |
※小児科医・産婦人科医は「主たる診療科」で数えた医療施設従事医師数(2024年12月31日・2014年12月31日現在)。子ども1万人あたりは筆者の計算(年少人口は年齢不詳を含まないため、県全体は厚生労働省の公表値とは少しずれます)。
- 子ども1万人あたりの小児科医は、県南東部16.3人に対し真庭は4.6人(小児科医2人)。3.5倍の差があります
- 津山・英田も9.7人で県平均を下回ります。高梁・新見は14.2人ですが、小児科医は6人だけです
- 主な診療科を小児科とする医師がいない市町村は9(美作市・和気町・里庄町・新庄村・勝央町・奈義町・西粟倉村・久米南町・吉備中央町)。産婦人科・産科医がいない市町村は19にのぼります
- 県北の産婦人科・産科医は10年前の19人から14人に減りました。分娩を扱う施設は、高梁・新見に病院がなく診療所1か所、真庭は病院1か所、津山・英田は病院・診療所が各1か所です
- 国の偏在指標でも、小児科は真庭(67.6)、分娩を扱う医師は津山・英田(6.3)が「相対的医師少数区域」とされています(第9次岡山県保健医療計画)
なお、内科を主な診療科とする医師が子どもを診ることもあり、ここでの小児科医の数は「小児科を専門に掲げる医師」の目安です。夜間・休日に子どもの急な病気で迷ったときは、全国共通の小児救急電話相談「#8000」も使えます。
岡山県の病院は156か所|診療所は県北のほうが多い?
医療施設調査(動態調査)によると、2025年10月1日現在の岡山県の病院は156か所(人口10万人あたり8.6か所、全国17位)、一般診療所は1,568か所(同86.7か所、全国22位)です(病院数,年次・都道府県別・一般診療所数,年次・都道府県別)。全国はそれぞれ6.5か所・85.8か所です。
- 病院は2002年の191か所から2025年は156か所へ、35か所減りました
- 一般診療所は2002年の1,591か所から1,568か所で、ほぼ横ばいです
市町村ごとの数は3年に一度の静態調査(2023年10月1日現在)が最新です。一般診療所の数を同じ時点の推計人口(2023年10月1日)で割りました(第1表 病院数,二次医療圏・市区町村別・第2表 一般診療所数,二次医療圏・市区町村別)。
| 市町村 | 病院 | 一般診療所 | 診療所(10万人あたり) | 医師(10万人あたり) |
|---|---|---|---|---|
| 新庄村 | 0か所 | 1か所 | 133.5か所 | 141.6人 |
| 吉備中央町 | 2か所 | 13か所 | 126.1か所 | 197.5人 |
| 真庭市 | 6か所 | 49か所 | 121.6か所 | 172.7人 |
| 久米南町 | 0か所 | 5か所 | 117.5か所 | 48.5人 |
| 高梁市 | 4か所 | 30か所 | 112.7か所 | 201.9人 |
| 新見市 | 4か所 | 27か所 | 102.8か所 | 117.5人 |
| 備前市 | 4か所 | 31か所 | 102.5か所 | 138.5人 |
| 美作市 | 3か所 | 24か所 | 97.8か所 | 96.1人 |
| 鏡野町 | 2か所 | 11か所 | 94.7か所 | 166.9人 |
| 津山市 | 9か所 | 91か所 | 94.4か所 | 298.6人 |
| 笠岡市 | 5か所 | 40か所 | 91.7か所 | 214.8人 |
| 奈義町 | 0か所 | 5か所 | 90.9か所 | 75.8人 |
| 美咲町 | 1か所 | 11か所 | 90.2か所 | 50.7人 |
| 玉野市 | 7か所 | 48か所 | 89.8か所 | 144.3人 |
| 岡山市 | 56か所 | 625か所 | 87.3か所 | 413.5人 |
| 瀬戸内市 | 4か所 | 29か所 | 81.9か所 | 199.0人 |
| 赤磐市 | 1か所 | 34か所 | 81.4か所 | 116.5人 |
| 早島町 | 1か所 | 10か所 | 80.8か所 | 265.8人 |
| 和気町 | 2か所 | 10か所 | 77.3か所 | 126.6人 |
| 西粟倉村 | 0か所 | 1か所 | 75.9か所 | 0.0人 |
| 井原市 | 3か所 | 27か所 | 73.9か所 | 134.1人 |
| 倉敷市 | 36か所 | 345か所 | 73.5か所 | 395.7人 |
| 矢掛町 | 2か所 | 9か所 | 70.7か所 | 151.1人 |
| 総社市 | 3か所 | 46か所 | 66.4か所 | 105.6人 |
| 勝央町 | 1か所 | 6か所 | 56.5か所 | 123.3人 |
| 浅口市 | 2か所 | 17か所 | 53.5か所 | 105.0人 |
| 里庄町 | 1か所 | 5か所 | 46.3か所 | 74.5人 |
| 県全体 | 159か所 | 1,550か所 | 83.9か所 | 320.8人 |
- 人口あたりの診療所の数は、新庄村(133.5か所)・吉備中央町(126.1か所)・真庭市(121.6か所)など県北・中山間地のほうがむしろ多い傾向です
- それでも医師の数で県南に大きく差がつくのは、医師が大勢いる大きな病院が県南に集中しているためです。北区には病院が28か所、倉敷市には36か所あります
- 病院が1つもない町村は4(新庄村・奈義町・西粟倉村・久米南町)。いずれも県北の町村です
- 倉敷市は医師が多い一方、人口あたりの診療所は73.5か所で県平均(83.9か所)を下回ります
岡山の医師数でよくある質問
- 岡山県の医師数は全国で何位ですか?
-
2024年12月31日現在、病院・診療所で働く医師は人口10万人あたり320.8人で、47都道府県で7位です(全国平均267.4人)。医師の数は5,873人です。
- 岡山県で医師がいちばん多い市町村はどこですか?
-
人口10万人あたりでは岡山市(413.5人)、倉敷市(395.7人)、津山市(298.6人)の順です。岡山市の中では北区が735.1人と突出しています。
- 医師が少ない地域はどこですか?
-
医療圏では高梁・新見(159.9人)と真庭(172.2人)が少なく、国の医師偏在指標でも「医師少数区域」です。市町村では西粟倉村(主な勤務先とする医師0人)、久米南町、美咲町などが少なくなっています。
- 岡山県の医師は増えていますか?
-
長く増えてきましたが、2024年は5,873人で前回2022年より159人減り、人口10万人あたりも1994年以降で初めて下がりました。この10年では県南の医療圏で増え、県北の3医療圏では減っています。
- 小児科医が少ない地域はどこですか?
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子ども1万人あたりの小児科医は真庭医療圏が4.6人で最も少なく、県南東部(16.3人)の3分の1以下です。主な診療科を小児科とする医師がいない市町村は9あります。
- この記事の人口あたりの数字はどうやって計算していますか?
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厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師統計」の市区町村別の医療施設従事医師数(主たる従業地)を、岡山県毎月流動人口調査の推計人口(2024年10月1日現在)で割り、10万を掛けています。
まとめ
- 岡山県の医師は人口10万人あたり320.8人で全国7位。大学病院の医師を除いても全国より多い
- ただし2024年は159人減り、1994年以降で初めて10万人あたりの数字が下がった
- 全国平均を上回るのは岡山市・倉敷市・津山市の3市だけで、24市町村は下回る
- 県南と県北の差は1.73倍に広がり、県北は外から通う医師に支えられている
- 小児科は真庭、分娩は津山・英田が国の基準で「相対的に少ない」地域
- 医師数は「主に働く場所」で数えるため、近くの市町村の病院も含めて考えるのが現実的
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- 厚生労働省 令和6(2024)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況
- 厚生労働省 同 統計表1〜11(Excel)
- e-Stat 医師・歯科医師・薬剤師統計(ファイル一覧)
- e-Stat 令和6年 第22表 医師数,主たる従業地による二次医療圏、市区町村、主たる業務の種別(CSV)
- e-Stat 令和6年 第23表 医師数,従たる従業地による二次医療圏、市区町村、従たる業務の種別(CSV)
- e-Stat 令和6年 第25表 医療施設従事医師数,主たる従業地による二次医療圏、市区町村、主たる診療科別(CSV)
- e-Stat 令和6年 第20表 人口10万対医療施設従事医師数の年次推移(CSV)
- e-Stat 令和4年 第21表 医師数,主たる従業地による二次医療圏、市区町村(CSV)
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- e-Stat 医療施設調査(ファイル一覧)
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- e-Stat 令和7年医療施設(動態)調査 一般診療所数,年次・都道府県別(CSV)
- 岡山県 岡山県毎月流動人口調査(年報)
- 岡山県 人口・1年間の人口動態(令和6年10月1日現在)
- 岡山県 市町村別 年齢3区分別人口(令和6年)
- 岡山県 毎月流動人口調査(平成26年10月1日〜)
- 岡山県 保健医療計画 第10章(2014年の市町村別医師数の表を含むPDF)
- 岡山県 第9次岡山県保健医療計画
- 岡山県 第9次岡山県保健医療計画 第10章 保健医療従事者の確保と資質の向上(PDF)
※人口10万人あたり・子ども1万人あたりの数・順位・増減・比率は、上記の資料から筆者が計算しました。医師数は届出にもとづく2年ごとの統計で、2024年12月31日時点のものです。病院の開設・閉院や医師の異動で、現在の状況とは異なる場合があります。


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