「岡山県で交通事故が多いのはどこの市町村?」「何時ごろが危ない?」——岡山県警が公表している交通事故の統計ファイルを読み込み、市町村ごとの事故件数を県の推計人口で割って、人口1万人あたりの件数でランキングにしました。
使ったのは、岡山県警察本部 交通部交通企画課の「交通事故発生状況(令和7年中)」「交通事故日報」と、警察本部の「交通年鑑(令和7年資料版)」です。2025年(令和7年)の確定値を中心に、2026年の直近累計(10月22日現在)も並べました。数字は2026年10月25日時点で公表されているものです。
ちばける人口あたりで見ると、件数の多い岡山市・倉敷市より上に、久米南町と早島町が来ました。時間帯は夕方5時台がいちばん多いです。
- 2025年の岡山県の人身事故は4,681件(前年比-188件)、死者は41人で、統計を取り始めた1948年以来もっとも少ない人数
- 人口1万人あたりの件数は1位 久米南町(34.7件)・2位 早島町(33.8件)・3位 岡山市(30.4件)。県全体は25.5件
- 人口10万人あたりの人身事故は259.0件で全国10位(全国平均の1.11倍)。中国地方5県ではいちばん多い
- 時間帯は17時台が492件で最多。夜間の事故は件数の24.6%なのに、死者の53.7%を占める
- 日の入りが早い10〜12月は夜間の事故が6〜8月の約2.9倍。死者も過去20年で12月・10月が最多
- 高齢者(65歳以上)が関係する事故は全体の36.0%。死者の過去10年の58.0%が高齢者
岡山県の交通事故は2025年4,681件・死者41人
まずは県全体の数字です。県警の交通事故日報(令和7年12月31日現在の確定値)によると、2025年の人身事故は4,681件、負傷者は5,383人、死者は41人でした(交通事故日報【確定値】)。物損事故を含めた総事故件数は51,423件で、こちらは前年より増えています。
| 年 | 人身事故 | 死者 | 負傷者 |
|---|---|---|---|
| 2016年 | 8,930件 | 79人 | 10,654人 |
| 2017年 | 7,220件 | 97人 | 8,465人 |
| 2018年 | 5,902件 | 68人 | 6,873人 |
| 2019年 | 4,690件 | 75人 | 5,315人 |
| 2020年 | 4,288件 | 62人 | 4,840人 |
| 2021年 | 4,683件 | 57人 | 5,239人 |
| 2022年 | 4,348件 | 74人 | 4,855人 |
| 2023年 | 5,161件 | 49人 | 5,816人 |
| 2024年 | 4,869件 | 60人 | 5,489人 |
| 2025年 | 4,681件 | 41人 | 5,383人 |
- 死者41人は、統計がある1948年以降でもっとも少ない人数です。最多だった1972年(352人)の約8分の1になりました
- 人身事故は2016年の8,930件から10年で47.6%減。ピークの2002年(21,345件)と比べると約5分の1です
- ただし2023年(5,161件)は前年より増え、ここ数年は4,600〜5,200件の横ばい圏です
- 四輪車に乗っていて亡くなった17人のうち9人がシートベルトをしていませんでした(県警の分析では、うち6人は着けていれば助かった可能性)
表は交通年鑑の「交通事故・自動車台数等の年別推移」から抜き出しました(交通年鑑〈令和7年 資料版〉)。
人口あたりの事故は全国10位|中国地方では最多
交通年鑑には、警察庁の資料にもとづく都道府県別の件数がのっています。これを2025年国勢調査の人口(2025年10月1日現在)で割り直し、47都道府県を並べました(総務省統計局 令和7年国勢調査)。
| 人身事故(10万人あたり) | 死者(10万人あたり) | |
|---|---|---|
| 鳥取 | 104.8件 | 3.25人 |
| 島根 | 109.4件 | 2.70人 |
| 岡山 | 259.0件 | 2.27人 |
| 広島 | 158.8件 | 2.16人 |
| 山口 | 180.6件 | 2.45人 |
| 全国 | 233.4件 | 2.07人 |
- 岡山県の人身事故は人口10万人あたり259.0件。全国平均(233.4件)の1.11倍で、47都道府県で多いほうから10位です(1位は群馬、2位は静岡、3位は福岡)
- 中国地方5県では岡山がいちばん多く、鳥取・島根の2倍以上あります
- 死者は10万人あたり2.27人で、多いほうから32位。件数のわりに、亡くなる人は全国平均並みにおさえられています
- 県警の交通年鑑は2024年10月1日の推計人口で計算していて、岡山は255.7件・10位、死者2.2人・32位です。人口の年が違っても順位は同じでした
岡山県の市町村別 交通事故ランキング(人口1万人あたり)
ここからが本題です。県警の「交通事故発生状況(令和7年中)」には、市区町村の中で起きた人身事故の件数がのっています(高速道路・自動車専用道路の事故50件は市町村に入っていません)。この件数を、岡山県毎月流動人口調査の2025年10月1日現在の推計人口で割りました(交通事故発生状況(令和7年中)PDF・岡山県の人口(令和7年10月1日現在)PDF)。
人口1万人あたりの件数 = 市町村内で起きた人身事故の件数 ÷ 推計人口 × 10,000
例:久米南町 14件 ÷ 4,035人 × 10,000 = 34.70件
| 順位 | 市町村 | 人身事故 | 前年比 | 死者 | 人口 | 1万人あたり |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 久米南町 | 14件 | -8 | 0人 | 4,035人 | 34.7件 |
| 2位 | 早島町 | 42件 | -14 | 0人 | 12,418人 | 33.8件 |
| 3位 | 岡山市 | 2,155件 | -125 | 9人 | 709,799人 | 30.4件 |
| 4位 | 倉敷市 | 1,312件 | -80 | 8人 | 464,431人 | 28.2件 |
| 5位 | 玉野市 | 141件 | +10 | 0人 | 51,631人 | 27.3件 |
| 6位 | 里庄町 | 26件 | -9 | 1人 | 10,554人 | 24.6件 |
| 7位 | 総社市 | 165件 | +13 | 1人 | 69,153人 | 23.9件 |
| 8位 | 備前市 | 60件 | +20 | 3人 | 28,985人 | 20.7件 |
| 9位 | 浅口市 | 62件 | -2 | 4人 | 31,046人 | 20.0件 |
| 10位 | 津山市 | 184件 | +17 | 1人 | 93,775人 | 19.6件 |
| 11位 | 真庭市 | 67件 | +30 | 2人 | 38,502人 | 17.4件 |
| 12位 | 新見市 | 43件 | +8 | 1人 | 24,850人 | 17.3件 |
| 13位 | 笠岡市 | 71件 | -25 | 0人 | 41,919人 | 16.9件 |
| 14位 | 瀬戸内市 | 59件 | +13 | 0人 | 34,872人 | 16.9件 |
| 15位 | 美咲町 | 19件 | +8 | 0人 | 11,597人 | 16.4件 |
| 16位 | 西粟倉村 | 2件 | +2 | 0人 | 1,263人 | 15.8件 |
| 17位 | 新庄村 | 1件 | +1 | 0人 | 671人 | 14.9件 |
| 18位 | 勝央町 | 14件 | -1 | 0人 | 10,421人 | 13.4件 |
| 19位 | 赤磐市 | 53件 | -15 | 0人 | 40,794人 | 13.0件 |
| 20位 | 矢掛町 | 16件 | -8 | 0人 | 12,318人 | 13.0件 |
| 21位 | 井原市 | 43件 | -8 | 0人 | 35,060人 | 12.3件 |
| 22位 | 和気町 | 14件 | -5 | 0人 | 12,385人 | 11.3件 |
| 23位 | 高梁市 | 27件 | -5 | 3人 | 24,987人 | 10.8件 |
| 24位 | 鏡野町 | 11件 | +3 | 0人 | 11,227人 | 9.8件 |
| 25位 | 美作市 | 20件 | -3 | 1人 | 23,345人 | 8.6件 |
| 26位 | 吉備中央町 | 8件 | +1 | 3人 | 9,979人 | 8.0件 |
| 27位 | 奈義町 | 2件 | -8 | 0人 | 5,145人 | 3.9件 |
※2025年1〜12月の確定値。人口は2025年10月1日現在の県推計人口(令和2年国勢調査が基準)。県全体(高速道路等をのぞく4,631件)は1万人あたり25.5件です。
- 1位は久米南町(34.7件)。件数は14件ですが、人口が約4,000人と少ないため、人あたりにすると県内でいちばん高くなります。県警の資料でも1位です
- 2位の早島町(33.8件)は、岡山市と倉敷市にはさまれ、国道2号(岡山バイパス)などの幹線道路が通る町です。前年の56件からは14件減りました
- 3位の岡山市(30.4件)と4位の倉敷市(28.2件)の2市で、県内(高速道路等をのぞく)の人身事故の74.9%が起きています。2市の人口は県の64.7%なので、人口の割合より1割ほど多い計算です
- 県平均(25.5件)を上回ったのは、久米南町・早島町・岡山市・倉敷市・玉野市の5市町だけでした
- いちばん少なかったのは奈義町(2件・3.9件)です。前年より大きく増えたのは真庭市(+30件)、備前市(+20件)、津山市(+17件)でした
岡山市の4区では北区がいちばん多い
| 区 | 人身事故 | 前年比 | 死者 | 人口 | 1万人あたり |
|---|---|---|---|---|---|
| 北区 | 1,050件 | -66 | 6人 | 312,155人 | 33.6件 |
| 南区 | 487件 | -38 | 2人 | 162,148人 | 30.0件 |
| 中区 | 427件 | -22 | 1人 | 146,652人 | 29.1件 |
| 東区 | 191件 | +1 | 0人 | 88,844人 | 21.5件 |
岡山市を区に分けると、岡山駅や中心市街地をかかえる北区が1万人あたり33.6件で、早島町とほぼ同じ水準です。いちばん少ない東区(21.5件)とは1.6倍の差があります。
死亡事故が起きた市町村
2025年に死者が出たのは27市町村のうち12市町です。人数は岡山市9人、倉敷市8人、浅口市4人、高梁市・備前市・吉備中央町が各3人でした。人口10万人あたりにすると吉備中央町(30.1人)や浅口市(12.9人)が高くなりますが、もともとの人数が少ないので、1件の事故で大きく動きます。1年分だけで「危ない町」と決めつけることはできません。
高齢者が関係する事故は36%|美作市・真庭市では半数以上
同じ資料には、市町村ごとに「高齢者(65歳以上)が関係する事故」の件数もあります。これを全体の件数で割って、事故のうち高齢者がかかわった割合を出しました(件数20件以上の市町村)。
| 市町村 | 人身事故 | うち高齢者が関係 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 美作市 | 20件 | 12件 | 60.0% |
| 真庭市 | 67件 | 35件 | 52.2% |
| 高梁市 | 27件 | 14件 | 51.9% |
| 玉野市 | 141件 | 73件 | 51.8% |
| 井原市 | 43件 | 22件 | 51.2% |
| 新見市 | 43件 | 21件 | 48.8% |
| 早島町 | 42件 | 10件 | 23.8% |
| 岡山市 | 2,155件 | 704件 | 32.7% |
| 笠岡市 | 71件 | 25件 | 35.2% |
- 県全体では人身事故4,681件のうち1,687件(36.0%)に高齢者がかかわっています
- 割合が高いのは美作市(60.0%)・真庭市(52.2%)・高梁市(51.9%)・玉野市(51.8%)。中山間地や高齢化が進んだ市で、半数を超えます
- 低いのは早島町(23.8%)と岡山市(32.7%)。人口あたりの件数が多い早島町・岡山市は、通勤や通過の車が多いぶん、高齢者の割合は低めです
| 年 | 高齢者が関係する事故 | 全体に占める割合 | 高齢の死者 | 75歳以上ドライバーの事故 |
|---|---|---|---|---|
| 2016年 | 2,630件 | 29.5% | 50人 | 591件 |
| 2019年 | 1,571件 | 33.5% | 34人 | 451件 |
| 2022年 | 1,543件 | 35.5% | 44人 | 462件 |
| 2023年 | 1,820件 | 35.3% | 29人 | 577件 |
| 2024年 | 1,803件 | 37.0% | 37人 | 599件 |
| 2025年 | 1,687件 | 36.0% | 23人 | 576件 |
- 件数は2016年の2,630件から減っていますが、全体に占める割合は29.5%→36.0%と上がりました
- 2016〜2025年の死者662人のうち、高齢者は384人=58.0%。2025年も41人中23人で、うち75歳以上が18人でした
- 75歳以上のドライバー(原付以上)が第1当事者(過失がいちばん重い側)になった事故は、2025年に576件。10年前(591件)とほぼ同じで、全体が減ったぶん、全事故に占める割合は6.6%→12.3%に倍増しています
- 県警の分析では、高齢者は出合頭の事故がもっとも多く、違反では安全不確認が最多です
事故が多い時間帯は17時台|夕方の帰宅時間に集中
交通年鑑の「時間別発生状況」(1時間ごと)を2時間ずつにまとめました。死者は県警の「交通事故発生状況」の時間別の数字です。
| 時間帯 | 人身事故(2025年) | 死者(2025年) | 死者(5年平均) |
|---|---|---|---|
| 0〜2時 | 68件 | 5人 | 4.2人 |
| 2〜4時 | 34件 | 1人 | 4.4人 |
| 4〜6時 | 69件 | 4人 | 4.8人 |
| 6〜8時 | 528件 | 1人 | 3.2人 |
| 8〜10時 | 729件 | 2人 | 3.6人 |
| 10〜12時 | 551件 | 4人 | 6.6人 |
| 12〜14時 | 493件 | 6人 | 4.2人 |
| 14〜16時 | 510件 | 4人 | 7.2人 |
| 16〜18時 | 795件 | 2人 | 7.8人 |
| 18〜20時 | 535件 | 6人 | 5.2人 |
| 20〜22時 | 240件 | 4人 | 5.4人 |
| 22〜24時 | 129件 | 2人 | 3.8人 |
- 1時間ごとでは17〜18時が492件(全体の10.5%)でいちばん多く、次いで8〜9時(458件)、7〜8時(393件)。通勤・通学の朝と夕方に山があります
- 16〜20時の4時間で全体の28.4%。とくに夕方は、朝(7〜9時の851件)より多くの事故が起きています
- 死者は時間帯がばらけますが、5年平均では16〜18時(7.8人)と14〜16時(7.2人)が多くなっています
- 曜日別では金曜日が最多(814件)で、日曜日(450件)の約1.8倍です
もう一つ見逃せないのが、昼と夜の差です。2025年の人身事故のうち夜間(日の入りから日の出まで)は1,150件で全体の24.6%ですが、死者は22人と、全体の53.7%を占めました。事故1,000件あたりの死者は、昼が5.4人、夜が19.1人。夜の事故は昼の約3.5倍、命にかかわりやすい計算です。
日の入りが早い10〜12月に事故は増える?
冬が近づくと「夕暮れ時の事故に注意」とよく言われます。本当に増えているのか、交通年鑑の月別の数字で確かめました。
| 月 | 人身事故 | うち夜間 | 夜間の割合 | 歩行者の事故 |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 423件 | 169件 | 40.0% | 56件 |
| 2月 | 320件 | 103件 | 32.2% | 42件 |
| 3月 | 396件 | 102件 | 25.8% | 42件 |
| 4月 | 397件 | 77件 | 19.4% | 40件 |
| 5月 | 371件 | 63件 | 17.0% | 31件 |
| 6月 | 396件 | 42件 | 10.6% | 27件 |
| 7月 | 397件 | 42件 | 10.6% | 25件 |
| 8月 | 386件 | 64件 | 16.6% | 35件 |
| 9月 | 361件 | 60件 | 16.6% | 38件 |
| 10月 | 375件 | 106件 | 28.3% | 50件 |
| 11月 | 399件 | 149件 | 37.3% | 50件 |
| 12月 | 460件 | 173件 | 37.6% | 54件 |
※2025年。夜間=日の入りから日の出まで。歩行者の事故=歩行者がかかわった人身事故。
- 人身事故の件数そのものは月による差が小さく、いちばん多いのは12月の460件、少ないのは2月の320件です
- 差がはっきり出るのは夜間の事故です。6月・7月は各42件なのに、11月149件・12月173件・1月169件。10〜12月の夜間の事故は6〜8月の約2.9倍でした
- 夜間の割合は6月の10.6%から12月は37.6%まで上がります。2024年と合わせた2年分でも、6月11.1%・12月37.1%・1月39.8%で同じ形です
- 歩行者の事故も、6〜8月の計87件に対して10〜12月は計154件と1.8倍です
死者は過去20年で12月・10月が最多
死者数は1年では少なすぎて傾向が読みにくいので、交通年鑑の月別死者数を2006〜2025年の20年分足し上げました。
| 10月 | 11月 | 12月 | 10〜12月の合計 | 1年に占める割合 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 過去20年(2006〜2025年) | 175人 | 124人 | 176人 | 475人 | 27.1% |
| 過去10年(2016〜2025年) | 67人 | 48人 | 66人 | 181人 | 27.3% |
- 20年間の死者1,753人のうち、月別の最多は12月(176人)、2位が10月(175人)でした
- 10〜12月の3か月は、日数では1年の25.2%ですが、死者は27.1%。1日あたりにすると、ほかの月より約10%多い計算です
- ただし11月は124人で、20年間で2番目に少ない月です。「秋〜冬はずっと危ない」というより、10月と12月に山があると言えます
- 県警の5年平均(2021〜2025年)でも、月別の死者は9月と12月が各6.8人で最多です
歩行者の死者は2025年に11人|夜の横断中が多い
2025年に亡くなった41人のうち、歩行中は11人(26.8%)でした。過去10年では歩行者の死者が計213人で、全体の32.2%を占めます(交通年鑑「歩行者の交通事故」)。
- 歩行者の死者は2016年の31人から2025年は11人へ減りました
- 2025年に亡くなった高齢の歩行者6人は全員が夜間で、うち5人は道路を横断中でした。夜光反射材を着けていた人はいませんでした(県警「高齢者の交通事故発生状況」)
- 歩行者がかかわった事故490件のうち、横断歩道を渡っている最中は148件、それ以外の場所を横断中が101件です
夕方から夜に出歩くときは、明るい色の服と反射材、自転車は早めのライト点灯が基本です。運転する側は、信号のない横断歩道の手前で減速し、渡ろうとしている人がいれば止まる義務があります。
2026年は10月22日までに3,810件・死者37人
県警が毎日更新している交通事故日報(令和8年10月22日現在)で、2026年の累計を見ます(第1表 交通事故日報・第2表 死亡事故日報)。
- 人身事故は3,810件で、前年同じ時期より100件(2.7%)多いペースです
- 死者は37人(前年同期33人、+4人)。うち高齢者18人、歩行中10人です
- 全国の死者は1,929人で前年同期とほぼ同じ(−2人)。岡山は前年の「過去最少」から増えています
- 警察署別では岡山南署が575件(前年同期+128件)と大きく増えています。逆に減ったのは水島署(-43件)、岡山西署(-29件)など
| 市・区 | 2025年(1年分) | 2026年(10/22まで) | 2025年比 |
|---|---|---|---|
| 岡山市 | 2,155件 | 1,826件 | 84.7% |
| 北区 | 1,050件 | 838件 | 79.8% |
| 中区 | 427件 | 338件 | 79.2% |
| 東区 | 191件 | 158件 | 82.7% |
| 南区 | 487件 | 492件 | 101.0% |
| 倉敷市 | 1,312件 | 1,048件 | 79.9% |
| 津山市 | 184件 | 129件 | 70.1% |
| 総社市 | 165件 | 118件 | 71.5% |
| 玉野市 | 141件 | 91件 | 64.5% |
| 井原市 | 43件 | 57件 | 132.6% |
| 笠岡市 | 71件 | 59件 | 83.1% |
10月22日は1年の80.8%にあたるので、2025年比がこれより大きければ前年を上回るペースです。岡山市南区は10月22日までに492件で、すでに2025年の1年分(487件)を超えました。井原市も132.6%と、前年を大きく上回るペースです。
年末・年始の交通事故防止県民運動はいつ?
岡山県では、全国一斉の春・秋の交通安全運動とは別に、県と岡山県交通安全対策協議会が「年末・年始の交通事故防止県民運動」を行っています。前回(2025年度)は次のとおりでした(岡山県 年末・年始の交通事故防止県民運動)。
| 項目 | 内容(2025年度) |
|---|---|
| 期間 | 2025年12月1日(月)〜2026年1月7日(水) |
| スローガン | 新年へ 無事故のタスキ つなごうよ |
| 重点 | 飲酒運転の根絶/夕暮れ時・夜間の事故防止とスピードダウン/信号機のない横断歩道での歩行者優先/自転車の交通ルールの遵守とヘルメット着用 |
- 2026年度の期間とスローガンは、2026年10月25日時点で未発表です。前回は2025年11月18日に県のページが更新されました
- 直近の秋の交通安全県民運動は2026年9月21日〜30日で、夕暮れ時の早めのライト点灯と反射材の着用が重点でした
- このほか、県は年間を通じた「高齢者交通安全県民運動」(2026年4月1日〜2027年3月31日)も行っています
重点に「夕暮れ時・夜間」が入っているのは、上で見たとおり、冬に夜間の事故が増えるデータと合っています(秋の交通安全県民運動・通年の交通安全県民運動)。
岡山の交通事故でよくある質問
- 岡山県で交通事故が多い市町村はどこですか?
-
件数では岡山市(2,155件)と倉敷市(1,312件)が多く、2市で県内の約4分の3を占めます。人口1万人あたりでは、2025年は久米南町(34.7件)、早島町(33.8件)、岡山市(30.4件)の順でした。
- 岡山県の交通事故は全国で何位ですか?
-
2025年の人身事故は人口10万人あたり259.0件で、47都道府県で多いほうから10位です(2025年国勢調査の人口で計算)。死者は10万人あたり2.27人で32位でした。
- 2025年の岡山県の交通事故死者は何人ですか?
-
41人です。前年より19人少なく、統計を取り始めた1948年以降でもっとも少ない人数でした。うち23人が65歳以上の高齢者です。
- 交通事故が多い時間帯は?
-
2025年は17時台が492件で最多、次いで8時台・7時台です。夕方の帰宅時間と朝の通勤・通学時間に集中しています。
- 冬は交通事故が増えますか?
-
件数全体は月による差が小さいですが、夜間の事故は10〜12月が6〜8月の約2.9倍に増えます。死者も過去20年では12月と10月が最多でした。
- 岡山県の年末の交通安全運動はいつですか?
-
前回は「年末・年始の交通事故防止県民運動」として2025年12月1日〜2026年1月7日に行われました。2026年度の期間は2026年10月25日時点で未発表です。
まとめ
- 2025年の岡山県の人身事故は4,681件、死者41人(1948年以降で最少)
- 人口1万人あたりは久米南町・早島町・岡山市の順。岡山市内では北区が多い
- 人口あたりの事故は全国10位で中国地方最多
- 17時台が最多。夜の事故は昼の約3.5倍、命にかかわりやすい
- 10〜12月は夜間の事故が夏の約2.9倍。早めのライトと反射材を
- 2026年は10月22日までに3,810件・死者37人で、前年を上回るペース
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※人口あたりの件数・順位・割合・20年合計などは、上記の資料から筆者が計算しました。県警の数値は概数を含み、後から修正されることがあります。最新の数字は岡山県警察の交通事故データサービスで確認してください。


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