岡山県版図柄ナンバーは桃太郎に決定|いつから・寄付金・倉敷ナンバーは?

岡山県版図柄ナンバーは桃太郎に決定(岡山市の桃太郎像)

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岡山県が導入を目指している「岡山県版図柄ナンバープレート」のデザインが、「桃太郎」に決まりました。2026年10月1日の「岡山県みんなでつくる図柄ナンバー会議」で、国に提案するデザインとして選ばれたものです。今後は12月に国へ提案し、交付開始は2027年11月ごろの予定です(岡山県 2026年10月1日発表)。

「最優秀賞に賞金10万円」でデザイン案を募集していたことを最近知った、という人もいるかもしれませんが、デザイン案の募集は2026年5月31日で締め切られています。この記事では、岡山県と国土交通省の公表資料をもとに、応募711点からの選考の流れ、県民アンケート16,226件の結果、倉敷ナンバーでも付けられるのか、料金と寄付金、そして中国・四国の他県と比べた普及率まで、2026年10月18日時点の情報を集計して整理しました。

ちばける

中国・四国9県で、ご当地の図柄ナンバーが1つもないのは岡山県だけでした。ようやく桃太郎で追いつく形です。

この記事でわかること
  • 岡山県版図柄ナンバーはE案「桃太郎」に決定。交付開始は2027年11月ごろ(予定)
  • デザイン案の募集は5月31日で終了。全国から711点・545人が応募(最優秀賞10万円)
  • 県民アンケートは16,226件。桃太郎29.32%、2位との差は644票。県外の回答者だけA案が1位
  • 人口1,000人あたりの回答は久米南町が13.4件で最多(市では新見市)。倉敷ナンバーの地域は7.4件と低め
  • 県版なので岡山ナンバー・倉敷ナンバーの両方で付けられる
  • 国の新ルールで寄付金(1,000円以上)ありの1種類だけ。寄付なしのモノトーン版はない
  • 中国・四国11地域の普及率は0.75〜5.79%。岡山で同じ割合なら約1.1万〜8.7万台
目次

岡山県版図柄ナンバーは「桃太郎」に決定

国に提案するデザインに決まったのは、県民アンケートの候補5案のうちE案「桃太郎」です。デザインは県のホームページで公開されています(岡山県 国に提案するデザインが決定しました)。

応募時の作成者コメントによると、桃太郎と犬・猿・雉が並んで歩く姿に、岡山で親しまれてきた物語と、人と人が力を合わせて進んでいく願いを重ねたデザインです。県外の人が岡山を身近に感じ、訪れてみたいと思うきっかけになることも狙いとしています。

項目内容
決定日2026年10月1日(第5回 岡山県みんなでつくる図柄ナンバー会議)
決まったデザインE案「桃太郎」(一般公募作品)
交付の単位岡山県全域(都道府県単位の図柄)
今後2026年12月に国へ提案 → 2027年8月ごろ国が決定 → 2027年11月ごろ交付開始
注意視認性の確保などのため、配置や色を補作・修正する場合あり

会議は非公開で、決定の理由は公表されていません。県民アンケートで最も票を集めた案がそのまま選ばれた形です。なお、会議の委員は岡山県立大学デザイン学部の教員、岡山県商工会議所連合会、日本自動車販売協会連合会岡山県支部、岡山県観光連盟の代表で、国土交通省岡山運輸支局がオブザーバーとして参加しています(第1回会議資料)。

デザイン案の募集は5月で終了|応募711点・賞金10万円

デザイン案の一般公募は、2026年4月15日から5月31日まで行われました。すでに募集は終わっていて、今から応募することはできません(岡山県 デザイン案募集ページ)。

項目内容
応募期間2026年4月15日(水)〜5月31日(日)必着 ※終了
応募資格日本在住の個人(プロ・アマ問わず)
テーマ①桃太郎 ②フルーツ ③晴れの国おかやま ④スポーツチーム ⑤自然・歴史・文化・名所(組み合わせ可)
応募方法指定様式に手書きまたはデジタルで作成し、PDFを県の電子申請で提出(郵送不可)
賞最優秀賞1作品:賞金100,000円/優秀賞4作品程度:賞金20,000円
選考1次=会議で5案程度 → 2次=県民アンケート → 最終=会議で1案

応募者は学生が6割、最年少は6歳

県がまとめた公募結果によると、応募は711作品・545人(1人で複数応募可)。年齢は最年長84歳・最年少6歳で、職業は学生(小学生〜大学生)が60%を占めました。住所は岡山県が55%、県外が45%です(一般公募結果)。

募集を知ったきっかけ(複数回答)は「学校」が234人で最多。応募者の約43%が学校経由で、デザイナー向けの公募サイト(174人)を上回りました。新聞などのメディアは31人、SNSは25人でした。

県民アンケート16,226件の結果を集計

2次審査の県民アンケートは2026年8月1日〜31日に行われ、県内在住・在勤・在学の人から16,226件の回答がありました。ほとんど(15,926件)がインターネットの電子申請です(県民アンケート結果)。

デザイン案票数割合
E案「桃太郎」(決定)4,75729.32%
A案「桃からはじまる、岡山の物語」4,11325.35%
C案「雉と、桃と、晴れの国」2,86917.68%
D案「晴れの国・岡山の恵み」2,84617.54%
B案「岡山のみずみずしい桃とマスカット便り」1,64110.11%
  • 1位の桃太郎と2位のA案の差は644票(約4ポイント)。過半数を取った案はありません
  • 桃太郎の物語や雉など「お供」が主役のA・C・E案を合わせると11,739票(72%)。フルーツが主役のB案は最下位でした
  • 導入の取り組みには「よい」「どちらかといえばよい」が合わせて95.0%、否定的な回答は0.7%
  • 回答者の年代は50代が29.6%で最多。20歳未満も648人が答えています

エリア別では県外だけA案が1位

エリア回答数E案 桃太郎A案 桃からはじまる
備前エリア8,94129.6%25.3%
備中エリア5,63328.4%25.2%
美作エリア1,54831.1%25.7%
県外(在勤・在学)10424.0%28.8%

備前・備中・美作の3エリアはいずれも桃太郎が1位で、美作エリアでは31.1%と最も高くなりました。一方、県外から通勤・通学している人(104人)だけはA案が28.8%で1位でした。エリア別の割合は、県の表の票数から計算したものです。

人口あたりの回答数は久米南町と新見市が上位

県は市町村別の回答数も公表しています。これを国勢調査2025の人口で割ると、県全体では人口1,000人あたり8.9件。市町村ごとに関心の差が見えてきます。

市町村回答数(1,000人あたり)
1位 久米南町54件(13.4件)
2位 新見市278件(11.2件)
3位 奈義町55件(10.8件)
4位 岡山市7,546件(10.7件)
5位 早島町131件(10.4件)
23位 西粟倉村8件(6.4件)
24位 真庭市240件(6.2件)
25位 井原市212件(6.0件)
26位 吉備中央町57件(5.8件)
27位 高梁市141件(5.5件)

1位は久米南町の13.4件、市では新見市の11.2件が最多で、岡山市も10.7件と県平均を上回りました。いちばん少なかったのは高梁市の5.5件です。倉敷市は7.5件と県平均を下回りました。倉敷ナンバーの地域(倉敷市・笠岡市・井原市・浅口市・里庄町・矢掛町)でまとめると7.4件で、それ以外の岡山ナンバーの地域(9.6件)より少なめです。人口の少ない村は数件の差で数字が大きく動く点には注意してください。

いつから付けられる?交付開始は2027年11月ごろ

岡山県の予定では、交付開始は2027年(令和9年)11月ごろです。国土交通省は2026年4月24日に図柄ナンバー(地方版)の新規募集を始めていて、岡山県版はこのうち、既存の地域名や都道府県単位で図柄を導入する「第5弾」の枠にあたります(国土交通省 導入要綱)。

時期内容
2025年11月20日第1回 図柄ナンバー会議(導入に向けた検討開始)
2026年2月6日第3回会議で公募テーマ5つを決定
2026年4月15日〜5月31日デザイン案を一般公募(711点)
2026年7月1日第4回会議で県民アンケートの候補5案を決定
2026年8月1日〜31日県民アンケート(16,226件)
2026年10月1日第5回会議で「桃太郎」に決定
2026年10月15日〜30日国の第5弾 導入申込の受付期間(県の申込状況は未発表)
2026年12月国へ図柄を提案(国の受付は11月2日〜12月28日)
2027年8月ごろ有識者審査と視認性の確認を経て、国が図柄を決定
2027年11月ごろ岡山県版図柄ナンバーの交付開始

国の導入要綱では、第5弾の図柄の最初の交付期間は交付開始日から2033年(令和15年)10月22日までです。その後は普及率と申込件数をもとに5年ごとの延長を判断する仕組みで、基準を満たさないと交付が終わることもあります(導入要綱 本文)。都道府県単位の図柄は、県内の市町村の過半数の同意を得て県が申し込む決まりです。

倉敷ナンバーでも付けられる?対象になる車

県版の図柄ナンバーは、岡山ナンバーと倉敷ナンバーの両方で使えます。第1回会議で委員が質問したのに対し、県の事務局が「岡山、倉敷の両ナンバープレートで使用できる」と答えています。あわせて、倉敷ナンバーに別の図柄を導入することも制度上は可能だと説明しています(第1回会議 委員発言要旨)。

国土交通省の「ナンバープレートの地域名と市区町村の対応表」で確かめると、倉敷ナンバーの地域は倉敷市・笠岡市・井原市・浅口市・里庄町・矢掛町で、それ以外の市町村は岡山ナンバーです。倉敷ナンバーは2006年の「ご当地ナンバー」第1弾で生まれましたが、倉敷・岡山とも、地域名単位の図柄はまだありません(国土交通省 対応表)。

付けられる付けられない
登録車(普通車・小型車など)自家用・事業用—
軽自動車自家用事業用(黒ナンバー)、レンタカー
バイク—二輪の小型自動車・軽自動車

対象は「希望番号制度」の対象になる車で、二輪は対象外です(国の導入要綱・質疑応答集)。今の番号のまま図柄入りに替えられるのか、手数料がいくらになるのかといった岡山県版の具体的な申込条件は、2026年10月18日時点では未発表です。

料金と寄付金|新ルールで「寄付金あり」の1種類だけ

これまでの図柄ナンバーは、1,000円以上の寄付をするとフルカラー、寄付をしないとモノトーン(単色)を選べました。ところが国は2026年の新しい導入要綱で、新たに導入する図柄を「寄付金ありの1種類」にしました。岡山県版は第5弾なので、寄付なしのモノトーン版はありません。デザインはフルカラーが基本です。

項目内容
岡山の交付手数料(参考)通常のナンバー1,980円/図柄入り11,230円(全国版図柄・自家用の小型/普通車。県の第1回会議資料)
全国の地方版図柄の手数料8,500円〜11,260円+1,000円以上の寄付(登録車・中板2枚、2025年6月時点)
寄付金1,000円以上(上限なし)。所得税・法人税の控除対象
岡山県版の手数料未発表
寄付金の使い道協議会を作って決める(交通サービスの改善、観光振興、災害復旧・復興支援など)

県民アンケートで寄付金の使い道として支持が多かったのは、「地域公共交通の維持・改善」9,093票、「公共交通の利用環境の向上(バス停・駅施設の整備など)」5,523票、「交通安全・事故防止」4,773票の順でした(複数回答)。具体的な使い道は、交付開始までに設ける協議会で決まります。

第1回会議では、委員から「軽自動車の黄色いナンバーを避けるために、あえて図柄ナンバーを選ぶ人もいる」という話も出ています(委員発言要旨)。

中国・四国で岡山だけ未導入|11地域の普及率

県の第1回会議資料によると、ご当地の図柄ナンバー(地方版)は全国73種類(78地域)が導入済みで、中国・四国で未導入は岡山県だけ。全国で地方版が1つもないのは、神奈川・岐阜・兵庫・和歌山・岡山・福岡・佐賀の7府県でした(2025年11月時点)。国土交通省の資料から、中国・四国の11地域を普及率の高い順に並べました。

地域(図柄)交付範囲普及率申込件数
出雲(八岐大蛇)島根県出雲市・奥出雲町・飯南町5.79%11,048件
福山(広島東洋カープ)広島県福山市など8市町3.07%25,422件
愛媛(みきゃん)愛媛県全域2.94%35,039件
香川(瀬戸内海、オリーブ)香川県(高松市以外)1.89%10,300件
下関(下関のランドマーク)山口県下関市1.72%3,853件
高知(はりまやばし、カツオ)高知県全域1.06%6,789件
徳島(阿波おどり)徳島県全域0.95%6,614件
山口(秋吉台、錦帯橋)山口県(下関市以外)0.93%9,561件
高松(高松港から屋島を見た風景)香川県高松市0.81%3,091件
鳥取(砂丘、大山、梨)鳥取県全域0.75%4,335件
広島(広島東洋カープ)広島県(福山以外)0.75%10,366件

※普及率=図柄ナンバーを付けている台数÷保有台数。普及率・申込件数とも2025年3月末時点(国土交通省 図柄入りナンバープレート等に関する検討会 中間取りまとめ 参考資料)。

  • 普及率のトップは出雲(八岐大蛇)の5.79%。岡山県の会議では、国土交通省岡山運輸支局のオブザーバーが「デザイン性が高く、単純に非常に人気がある」と説明しています
  • 申込件数は愛媛(みきゃん)が35,039件で最多。11地域を合計すると126,418件です
  • 県全域の図柄でも、鳥取は0.75%、徳島は0.95%と1%に届いていません。全国1位の熊本(くまモン)は4.34%・71,339件でした
  • 地方版全体の申込は第1弾〜第4弾で約81.5万件(2025年4月末時点)

岡山で同じ割合なら何台?

中国運輸局の運輸要覧によると、岡山県の登録車は767,787台、軽自動車(四輪)は729,088台、合わせて1,496,875台です(2024年3月末、運輸要覧 令和6年版)。これに中国・四国の普及率を当てはめると、次のように試算できます。

普及率の物差し岡山県の台数(試算)寄付金(1台1,000円の場合)
鳥取・広島並み(0.75%)約11,200台約1,120万円
香川並み(1.89%)約28,300台約2,830万円
愛媛並み(2.94%)約44,000台約4,400万円
熊本並み(4.34%)約65,000台約6,500万円
出雲並み(5.79%)約86,700台約8,670万円

寄付金は1,000円以上なら金額を自由に決められるので、実際の総額はこれより多くなる可能性があります。あくまで他地域の割合を当てはめた目安です。

申し込み方法|今の図柄ナンバーの流れ

岡山県版の申し込み方法はまだ発表されていません。参考として、いま岡山でも付けられる全国版の図柄ナンバーの手順を国土交通省の質疑応答集から紹介します(全国版図柄入りナンバープレート Q&A)。

  • 今の番号のまま替える(交換):図柄ナンバー申込サービス(Web)で申し込み → 手数料と寄付金を支払い → 交換申請書を印刷 → 運輸支局または軽自動車検査協会で確認 → 予約センターで古いナンバーと引き換えに受け取り
  • 車を買うときに付ける:Webで希望番号として予約 → 支払い → 予約済証を受け取って登録 → 予約センターで交付
  • ディーラー・整備工場・行政書士に頼むこともできます。運輸支局の窓口では申し込みを受け付けていません
  • 受注生産なので、申し込んだ当日には受け取れません。地域名の横の分類番号が3桁でない古い番号は、番号の変更が必要です

岡山県版図柄ナンバーでよくある質問

岡山県版図柄ナンバーのデザインは何に決まりましたか?

2026年10月1日の岡山県みんなでつくる図柄ナンバー会議で、E案「桃太郎」に決まりました。桃太郎と犬・猿・雉が並んで歩くデザインで、県民アンケートでは16,226件中4,757票(29.32%)で1位でした。

岡山県版図柄ナンバーはいつから付けられますか?

岡山県の予定では2027年11月ごろに交付が始まります。2026年12月に国へ提案し、2027年8月ごろに国が図柄を正式に決める流れです。

図柄ナンバーのデザイン募集にまだ応募できますか?

できません。募集期間は2026年4月15日〜5月31日で、すでに終了しています。応募は711作品、最優秀賞の賞金は10万円でした。

倉敷ナンバーでも岡山県版の図柄ナンバーを付けられますか?

付けられます。県版の図柄なので、岡山ナンバーと倉敷ナンバーの両方で使えると県が説明しています。

岡山県版の図柄ナンバーに寄付なしのモノトーン版はありますか?

ありません。2026年の国の新しい導入要綱で、新たに導入する図柄は寄付金ありの1種類になりました。寄付は1,000円以上で、所得税・法人税の控除対象です。

岡山県版図柄ナンバーの料金はいくらですか?

2026年10月18日時点で未発表です。参考までに、いま岡山で付けられる全国版の図柄ナンバー(自家用の小型・普通車)の交付手数料は11,230円で、フルカラーにするには別に1,000円以上の寄付が必要です。

バイクや軽自動車にも付けられますか?

軽自動車は自家用なら対象です。バイク(二輪)と、軽自動車の事業用・レンタカーは対象外です。

まとめ

  • 岡山県版図柄ナンバーは「桃太郎」に決定。交付開始は2027年11月ごろの予定
  • デザイン募集は5月31日で終了。711点の応募から、県民アンケート16,226件を経て選ばれた
  • 桃太郎と2位の差は644票。人口あたりの回答は久米南町・新見市が多く、倉敷ナンバーの地域は少なめ
  • 岡山・倉敷どちらのナンバーでも付けられ、寄付金1,000円以上のフルカラー1種類だけ
  • 中国・四国で未導入は岡山だけ。普及率0.75〜5.79%を当てはめると約1.1万〜8.7万台

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※エリア別の割合、人口1,000人あたりの回答数、岡山県の台数・寄付金の試算は、上記資料の数字をもとに当ブログで計算しました。

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岡山県版図柄ナンバーは桃太郎に決定(岡山市の桃太郎像)

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