岡山県のふるさと納税ランキング2026|市町村別の寄付額と人気返礼品

岡山県のふるさと納税ランキング2026|27市町村の寄付額と人気返礼品

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2026年10月1日 公開総務省が2026年7月31日に公表した調査によると、2025年度に岡山県と県内27市町村が受け入れたふるさと納税は合計127.3億円。過去最高だった前年度とほぼ同じ水準でした。市町村別の1位は津山市の20.27億円(前年度比+84%)で、2位は瀬戸内市、3位は矢掛町です。

一方で、岡山市は受け入れた寄付より、市民が他の自治体へ寄付して減った市民税のほうが約30億円多い「流出超過」でした。さらに、総社市と吉備中央町は2025年に指定を取り消され、今は寄付しても控除を受けられません。この記事では、27市町村の全ランキングと、2026年10月1日から変わったルールをまとめました。

127.3億円岡山県+27市町村の受入額(2025年度)
20.3億円1位・津山市(4年連続で過去最高)
−29.7億円岡山市の受入と住民税流出の差し引き
25市町村2026年10月からの指定(総社市・吉備中央町は対象外)
目次

岡山県のふるさと納税ランキング2026|27市町村の寄付額

総務省「ふるさと納税に関する現況調査」の自治体別データ(2025年度=2025年4月〜2026年3月の決算見込み)から、岡山県内27市町村を寄付額の多い順に並べました。

津山市20.27億円
瀬戸内市11.55億円
矢掛町11.37億円
吉備中央町8.95億円
倉敷市8.15億円
岡山市7.99億円
笠岡市7.23億円
里庄町5.83億円
総社市4.20億円
備前市4.15億円

※スマホでは表を横にスクロールできます。

岡山県の市町村別 ふるさと納税受入額ランキング(2025年度)
順位 自治体 受入額 件数 前年度比 1件あたり
1 津山市 20.27億円 114,870件 +84% 17,647円
2 瀬戸内市 11.55億円 44,467件 −12% 25,976円
3 矢掛町 11.37億円 72,284件 +18% 15,731円
4 吉備中央町※ 8.95億円 12,690件 −19% 70,550円
5 倉敷市 8.15億円 22,132件 +7% 36,812円
6 岡山市 7.99億円 35,042件 +16% 22,814円
7 笠岡市 7.23億円 28,000件 +33% 25,820円
8 里庄町 5.83億円 25,385件 +1% 22,964円
9 総社市※ 4.20億円 13,646件 −67% 30,743円
10 備前市 4.15億円 18,116件 +7% 22,921円
11 井原市 4.12億円 19,008件 +1% 21,664円
12 真庭市 3.77億円 18,693件 −7% 20,176円
13 玉野市 3.66億円 14,879件 −23% 24,614円
14 早島町 3.14億円 13,055件 −24% 24,075円
15 赤磐市 2.57億円 8,741件 −5% 29,453円
16 和気町 2.53億円 10,176件 −55% 24,868円
17 高梁市 2.48億円 16,691件 +1% 14,833円
18 西粟倉村 2.16億円 4,594件 +47% 47,064円
19 美作市 2.16億円 10,950件 −13% 19,706円
20 勝央町 2.15億円 5,933件 +466% 36,157円
21 奈義町 1.94億円 5,013件 −8% 38,620円
22 浅口市 1.70億円 6,735件 +7% 25,199円
23 美咲町 1.59億円 6,533件 +82% 24,359円
24 鏡野町 1.36億円 6,208件 +113% 21,837円
25 新見市 1.29億円 5,530件 −15% 23,332円
26 新庄村 0.24億円 1,625件 +111% 15,047円
27 久米南町 0.24億円 1,197件 −14% 20,336円

※印の総社市・吉備中央町は、2026年10月時点でふるさと納税の対象外です。参考:岡山県(県そのもの)への寄付は0.50億円・1,481件でした。

ランキングから読み取れること

  • 津山市が初めて20億円台:前年度の約11億円から84%増。市は、さとふるの「おまとめ」サービスで8つのポータルサイトの管理を一元化し、2025年度に430品以上の返礼品を新しく登録したことを理由に挙げています。
  • 勝央町は約5.7倍、鏡野町・新庄村は2倍超、美咲町は+82%、西粟倉村は+47%と、県北の町村の伸びが目立ちました。
  • 総社市(−67%)と吉備中央町(−19%)は、2025年度の途中でふるさと納税の指定を取り消された影響です(くわしくは後述)。2025年度の受入額は、取り消し前の受付分などです。
  • 1件あたりの寄付額は、高梁市・新庄村(約1万5,000円)、矢掛町(約1万6,000円)、津山市(約1万8,000円)が小さく、手軽な金額の返礼品で件数を集めていることがわかります。

出典:総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果(令和8年度実施)」各自治体の令和7年度受入額等・平成20年度〜令和7年度の受入額及び受入件数(2026年7月31日公表)から筆者が集計。前年度比・1件あたりは筆者計算。津山市の増加理由はKSB(2026年3月9日)・津山市・さとふるの発表による。津山市は2026年2月末時点で19億3,000万円と発表していて、総務省の決算見込みとは集計時点が異なります。

岡山県全体では127億円|10年で2.8倍、中国地方で1位

岡山県と県内市町村の合計は、2015年度の45.5億円から10年で約2.8倍になりました。2023年度に初めて100億円を超え、2025年度は127.3億円です。

2015年度45.5億円
2016年度63.2億円
2017年度69.3億円
2018年度57.3億円
2019年度45.9億円
2020年度54.4億円
2021年度69.3億円
2022年度80.0億円
2023年度102.8億円
2024年度127.6億円
2025年度127.3億円

全国の受入額は2025年度に1兆3,314億円(前年度比+4.6%)で、6年連続の過去最高でした。岡山県(県+市町村)はその約1%で、47都道府県の中では36位。ただし中国地方では、広島県(68.0億円)・鳥取県(67.5億円)・島根県(65.5億円)・山口県(59.1億円)を大きく上回る1位です。

出典:総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果」。都道府県別の数字は、各都道府県と管内市区町村の受入額を筆者が合計したもの。

岡山市・倉敷市は「流出超過」|住民税の流出と受入を比べると

ふるさと納税は、寄付した人が住む自治体の住民税が減る仕組みです。総務省の同じ調査には、住民が他の自治体へ寄付したことで、それぞれの市町村の住民税(市町村民税)がいくら控除されたかも載っています。受け入れた寄付と並べると、県内で2市だけが「赤字」でした。

受け入れた寄付と、住民の寄付で減った市町村民税(主な市町村)
自治体 受け入れた寄付 住民が他へ寄付して減った市町村民税 差し引き
岡山市 7.99億円 37.71億円
64,775人分
−29.71億円
倉敷市 8.15億円 15.16億円
37,666人分
−7.01億円
総社市 4.20億円 1.60億円
4,724人分
+2.59億円
玉野市 3.66億円 1.11億円
3,138人分
+2.55億円
赤磐市 2.57億円 0.85億円
2,649人分
+1.73億円
浅口市 1.70億円 0.64億円
1,962人分
+1.06億円
津山市 20.27億円 2.01億円
5,864人分
+18.26億円
矢掛町 11.37億円 0.19億円
576人分
+11.18億円
瀬戸内市 11.55億円 0.82億円
2,461人分
+10.73億円

岡山市は約30億円、倉敷市は約7億円の流出超過

岡山市民6万4,775人が他の自治体へ寄付した結果、岡山市の市民税は37.71億円減りました。岡山市が受け入れた7.99億円を差し引いても、約29.7億円のマイナスです。人口の多い都市ほど住民の寄付が多く、流出が膨らみます。

県全体で見ると、岡山県民138,564人が計119億円を寄付し、県内の住民税は市町村民税64.9億円・県民税27.5億円の計92.4億円が控除されました。受入の127.3億円のほうが約35億円多い計算です。

出典:総務省「各自治体の令和8年度課税における住民税控除額等」(市町村民税の寄附金税額控除額。2026年度課税=主に2025年1〜12月の寄付が対象)。受入額は2025年度(4月〜翌3月)で、期間が3か月ずれている点にご注意ください。所得税の還付分は含みません。また、地方交付税を受けている自治体では、住民税の減収の一部が交付税の算定で補われる仕組みがあります。

総社市・吉備中央町は今、寄付しても控除されない

総務省が2026年9月25日に告示した、2026年10月1日〜2027年9月30日のふるさと納税の対象自治体を見ると、岡山県内で指定されたのは27市町村のうち25市町村。総社市と吉備中央町は入っていません。

吉備中央町|2025年6月17日に指定取り消し

返礼品のコメの調達で、買い取り代金に加えてコメの量に応じた「奨励金」を生産者に出していて、返礼品の調達費が寄付額の3割以下という基準に合わなかったと総務省が認定しました。岡山県内で初めての指定取り消しで、2024年度は約11億1,100万円の寄付を集めていました。

総社市|2025年9月30日に指定取り消し

6万円の寄付にコメ60kgを返礼していましたが、調達を担う第三セクターに払っていた60kgあたり1万8,000円に対し、実際の調達費は2万7,824円で、市が差額を補助金で出していました。返礼割合は46.4%となり、3割の基準を超えたとされました。

取り消しから2年間は指定を受けられません

両市町とも、取り消しの日から2年間はふるさと納税の対象に戻れません。この間に寄付しても、ふるさと納税としての住民税の特例控除は受けられず、「自己負担2,000円」にはなりません。ポータルサイトの一覧やランキングに名前が出ていても、寄付する前に対象自治体かどうかを確かめてください。

出典:総務省告示第354号(2026年9月25日)、総務大臣記者会見(2025年6月13日)、KSB「総社市のふるさと納税指定取り消しへ」(2025年9月26日)、KSB「吉備中央町が再指定へ検証会を設置」(2025年10月2日)、KSB(2025年12月29日)。

2026年10月1日から変わったルール

① 寄付金のうち自治体が使える割合が「52.5%以上」に

これまでは「募集の経費は寄付額の5割以下」というルールでしたが、2026年度の税制改正で、寄付金のうち自治体が事業に使える割合(寄附金活用可能額)の基準に変わりました。2026年10月からは52.5%以上で、毎年10月に引き上げられ、2029年10月からは60%以上になります。

寄附金活用可能額の基準の引き上げスケジュール
指定の期間 自治体が使える割合 経費に回せる上限
〜2026年9月 (経費5割以下) 50%まで
2026年10月〜2027年9月 52.5%以上 47.5%まで
2027年10月〜2028年9月 55%以上 45%まで
2028年10月〜2029年9月 57.5%以上 42.5%まで
2029年10月〜 60%以上 40%まで

総務省の調査で、2025年度の経費(返礼品の調達・送料・ポータルサイトの手数料・事務費など)が受入額に占める割合は、岡山県内の合計で50.4%と、全国平均の47.9%より少し高めでした。最も高かったのは吉備中央町(68.6%)・早島町(68.3%)・総社市(56.9%)、低かったのは奈義町(36.3%)・新庄村(38.1%)・西粟倉村(38.2%)です。経費が減るほど、寄付が地域の事業に回る割合は増えます。

※調査の経費割合は年度ごとの決算見込みで、指定基準の判定(指定対象期間ごと・2026年10月からは寄付金の受領日ベースで計上)とは集計の方法が異なります。

② 加工品の返礼品は「価値の半分以上が地元」の証明と公表が必要に

区域外の原材料を使った加工品を返礼品にする場合、製造する事業者が「価値の過半が区域内の工程で生じた」ことを証明し、自治体がその内容をウェブサイトで公表しなければならなくなりました。付加価値の計算方法があいまいな例が目立ったための見直しです。

③ ポイントの付与は引き続き禁止

2025年10月から、寄付者にポイントなどを付けるポータルサイトを通じた募集は禁止されています。総務省は、返礼品とは別に物品を上乗せすると表示して募集することも基準違反のおそれがあると注意を呼びかけています。

④ 2027年の寄付からは特例控除に193万円の上限

住民税の特例控除額に193万円(給与収入1億円相当)の上限が設けられ、2028年度分の住民税、つまり2027年1月以降の寄付から適用されます。対象はごく一部の高所得者で、多くの人の控除上限は変わりません。

出典:総務省「ふるさと納税制度の適正な運用について」(2026年9月25日 総税市第108号)、大阪府「令和8年度税制改正の概要」。

岡山県の人気返礼品|市町村別に見ると

寄付額の多い市町村を中心に、自治体の発表や楽天ふるさと納税のレビュー件数から、よく選ばれている返礼品をまとめました。シャインマスカットは津山市・矢掛町・倉敷市・里庄町など多くの市町村が出していて、岡山県の看板返礼品と言えます。

岡山県の主な市町村と人気の返礼品
自治体 主な返礼品 根拠
津山市 シャインマスカット、名物の干し肉(牛肉)、トイレットペーパー さとふるの中国地方版2025年人気お礼品ランキングでシャインマスカットが1位・9位、トイレットペーパーが6位(津山市・さとふる発表)
瀬戸内市 牡蠣(邑久町漁協) 2025年はカキの大量死で一部の受付を停止・数量を縮小し、返礼品なしの養殖業者支援の寄付も募集(KSB)
矢掛町 シャインマスカット 楽天でレビュー2,293件(2026年10月1日時点)
倉敷市 明治ザバスのプロテイン、高反発マットレス、シャインマスカット 楽天のレビュー件数上位(同)
笠岡市 晴れの国おかやま無洗米 楽天でレビュー1,301件(同)
里庄町 アマノフーズのフリーズドライ味噌汁、シャインマスカット 楽天のレビュー件数上位(同)
高梁市 コーヒー(ドリップ・豆) 楽天でレビュー1,384件・824件の2品(同)
西粟倉村 ペット用の鹿肉、あわくら源流米 楽天の岡山県ピックアップに掲載(同)

出典:津山市・さとふるの発表(2026年3月)、KSB、楽天ふるさと納税「岡山県」・楽天市場の検索結果(レビュー件数順、2026年10月1日に筆者が確認)。レビュー件数は人気の目安で、寄付件数そのものではありません。

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よくある質問

Q. 岡山県でふるさと納税の寄付額が一番多い市町村はどこですか?

A. 総務省の調査で、2025年度は津山市が20.27億円で1位でした。前年度から84%増え、4年連続で過去最高を更新しています。2位は瀬戸内市(11.55億円)、3位は矢掛町(11.37億円)でした。

Q. 岡山県全体のふるさと納税の寄付額はいくらですか?

A. 2025年度は岡山県と県内27市町村の合計で127.3億円でした。過去最高だった2024年度(127.6億円)とほぼ同じで、10年前の2015年度(45.5億円)の約2.8倍です。中国地方5県では最も多く、全国では47都道府県中36位でした。

Q. 総社市や吉備中央町にふるさと納税はできますか?

A. 2026年10月1日時点では、ふるさと納税の対象から外れています。吉備中央町は2025年6月17日、総社市は2025年9月30日に、返礼品のコメの調達費が寄付額の3割を超えていたとして総務省から指定を取り消され、2年間は指定を受けられません。寄付すること自体はできても、ふるさと納税としての住民税の特例控除は受けられないため、自己負担2,000円では済みません。

Q. 岡山市はふるさと納税で損をしているのですか?

A. 総務省の調査では、岡山市が2025年度に受け入れた寄付は7.99億円でしたが、岡山市民が他の自治体へ寄付したことで減った市民税(2026年度課税分)は37.71億円でした。差し引きでは約29.7億円の流出超過です。倉敷市も約7.0億円の流出超過で、県内で受入より流出が多いのはこの2市だけでした。

Q. 2026年10月からふるさと納税の何が変わりましたか?

A. 自治体が寄付金のうち事業に使える割合が「52.5%以上」に引き上げられ、経費に回せるのは47.5%までになりました。この割合は毎年10月に引き上げられ、2029年10月からは60%以上になります。加工品の返礼品は、価値の半分以上が地元の工程で生まれたことの証明と公表が必要になりました。また、2027年の寄付からは住民税の特例控除に193万円の上限がつきます。

Q. 岡山県の人気の返礼品は何ですか?

A. 目立つのはシャインマスカットで、津山市はさとふるの中国地方版2025年ランキングで1位、矢掛町は楽天でレビューが2,000件を超えています。ほかに笠岡市の無洗米、高梁市のコーヒー、里庄町のアマノフーズの味噌汁、津山市の干し肉、瀬戸内市の牡蠣などがあります。

まとめ|岡山県のふるさと納税は127億円、1位は津山市

  • 2025年度の岡山県+27市町村の受入額は127.3億円(前年度とほぼ同じ)。10年で2.8倍、中国地方で1位
  • 市町村別の1位は津山市(20.27億円・+84%)、2位は瀬戸内市、3位は矢掛町
  • 岡山市は約30億円、倉敷市は約7億円の流出超過。県全体では受入が控除より約35億円多い
  • 総社市・吉備中央町は指定取り消し中で、寄付しても特例控除は受けられない(2026年10月時点の対象は25市町村)
  • 2026年10月から寄付金の活用割合は52.5%以上(2029年10月から60%以上)。2027年の寄付から特例控除に193万円の上限

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