結論から言うと、アクエリアスTHE0が「体に悪い」と言える科学的根拠は、現時点で確認されていません。着色料の青色1号も人工甘味料(スクラロース・アセスルファムK)も、国内外の機関が安全性を評価したうえで認可されている食品添加物で、通常の飲用量で健康被害が懸念されるレベルには遠く及びません。とはいえ「あの青、本当に大丈夫?」と気になる気持ちはよくわかります。本記事では、アクエリアスTHE0の着色料・人工甘味料の安全性を、1日摂取許容量(ADI)などの公的データに基づいて徹底解説します。
気になる成分は3つ|着色料・人工甘味料・塩分
アクエリアスTHE0の原材料は次のとおりです(日本コカ・コーラ公式より)。
食塩(国内製造)/酸味料、香料、アラニン、グリシン、メタリン酸Na、塩化K、甘味料(スクラロース、アセスルファムK)、硫酸Mg、乳酸Ca、酸化防止剤(ビタミンC)、青色1号
このうち「体に悪いのでは?」と話題になりやすいのが、①青い色の正体である着色料「青色1号」、②砂糖の代わりに使われる人工甘味料、③スポーツドリンクゆえの塩分(ナトリウム)の3つです。順番に見ていきましょう。
着色料「青色1号」は体に悪い?
1日摂取許容量(ADI)は体重60kgで360mg
青色1号(ブリリアントブルーFCF)は、FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会(JECFA)が1日摂取許容量(ADI)を体重1kgあたり6mgと設定している着色料です。ADIは「毎日、一生涯摂取し続けても健康への悪影響がないと推定される量」で、体重60kgの大人なら1日360mgまでが目安になります。
アクエリアスTHE0に使われている青色1号はごく微量です。飲料の色付けに必要な着色料は一般に1本あたり数mgのオーダーであり、ADIに達するには現実的でない本数を毎日飲み続ける必要があります。つまり「青いから危険」という直感と、科学的なリスク評価はまったくの別物です。
日本で50年以上、欧米でも認可されている定番添加物
青色1号は日本で50年以上の使用実績があり、かき氷シロップ、清涼飲料、アイスクリーム、チューインガム、歯磨き粉など身近な製品に広く使われてきました。EU(E133)や米国(FD&C Blue No.1)でも認可されており、主要国の食品安全機関が繰り返し評価してきた「実績の長い」添加物のひとつです。
人工甘味料(スクラロース・アセスルファムK)は大丈夫?
どちらもADIが設定された認可甘味料
アクエリアスTHE0の甘さは、砂糖ではなくスクラロースとアセスルファムKの2種類の高甘味度甘味料によるものです。いずれもJECFAがADIを体重1kgあたり15mgと設定しており、日本・EU・米国で認可されています。清涼飲料での一般的な使用量なら、1日数本飲んでもADIには遠く及びません。
WHOの指摘も知っておこう(公平な視点)
一方で、WHOは2023年に「減量目的で非糖質系甘味料を長期使用することは推奨しない」というガイドラインを発表しています。これは「毒性がある」という意味ではなく、「甘味料に置き換えるだけでは長期的な体重管理効果が期待できない」という趣旨のものです。ゼロカロリー飲料は魔法の痩せ薬ではなく、あくまで「糖類を摂らずに水分・電解質を補給できる選択肢」と捉えるのが正解です。
「体に悪い」と言われがちな3つの理由と実際
理由1:見た目が人工的すぎる
従来のアクエリアスが無色透明だっただけに、クリアブルーの液色は「合成物っぽい」印象を与えます。ただし前述のとおり、色の正体は使用実績の長い認可着色料がごく微量。見た目のインパクトと健康リスクは比例しません。
理由2:「ゼロ系=人工甘味料が怖い」というイメージ
人工甘味料をめぐる不安は根強いものの、各国の規制当局は現在も認可を維持しています。気になる人は毎日の主要な水分を水やお茶にして、運動時や暑い日のリフレッシュにTHE0を使う、といったメリハリをつければ十分です。
理由3:SNSの「なんとなく怖い」情報
「青い飲み物はヤバい」といった投稿は拡散されやすいですが、出典が示されていないものがほとんどです。判断の軸にすべきは、JECFAや食品安全委員会など公的機関の評価。本記事で紹介したADIの数字は、その公的評価に基づいています。
飲みすぎるとどうなる?1日の目安
アクエリアスTHE0はカロリー・糖類がWゼロなので、糖分の摂りすぎという通常のスポーツドリンクの弱点はありません。注意するなら塩分で、500mlあたり食塩相当量0.5g。日常の水分補給をすべてTHE0にすると塩分が積み上がるため、基本の水分は水・お茶、汗をかく場面でTHE0という使い分けがおすすめです。運動や猛暑日の水分・電解質補給としては、むしろ理にかなった設計です。
子どもや妊娠中でも飲める?
使用されている添加物はいずれも通常量で問題ないと評価されているもので、子どもが部活後に飲む、妊娠中に暑い日の水分補給に使うといった常識的な範囲であれば過度に心配する必要はないとされています。ただし、小さな子どもに毎日大量に与えるような極端な使い方は避け、気になる場合はかかりつけ医に相談してください。添加物そのものを避けたい人には、青色1号不使用の通常版アクエリアスや、水・麦茶という選択肢もあります。
アクエリアスTHE0の安全性に関するよくある質問
青色1号で舌や便が青くなることはある?
大量に飲めば舌が一時的に青みがかることはありますが、着色料は体内に蓄積せず排出されます。健康上の問題を示すものではありません。
毎日1本飲み続けても大丈夫?
着色料・甘味料ともADIまで大きな余裕があり、1日1本程度で問題が生じるとは考えにくいです。気をつけるなら塩分と、「甘い味に慣れすぎない」ことくらいです。
通常のアクエリアスとどちらが健康的?
糖類を抑えたいならTHE0、添加物を減らしたいなら通常版と、目的によって答えが変わります。運動でしっかり汗をかく場面では糖分も補給源になるため、通常版にも役割があります。
まとめ|「青い=危険」ではない。データで判断しよう
アクエリアスTHE0の着色料・人工甘味料は、いずれも公的機関がADIを設定して認可している添加物で、通常の飲み方で「体に悪い」と言える根拠は現時点でありません。基本は水・お茶、汗をかくときはTHE0という使い分けなら、安心して付き合える飲み物です。
味のレビューや通常版との違い、価格・販売場所は、こちらの記事で詳しく解説しています:アクエリアスTHE0はなぜ青い?色の理由と普通のアクエリアスとの違い
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