【サウンドノベル】かまいたちの夜についてまとめてみました

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「かまいたちの夜」は、冷たい風と共に潜む恐ろしい秘密を秘めた山荘を舞台に繰り広げられる、サウンドノベルの金字塔。ある冬の夜、突然の雪嵐に見舞われる中、主人公たちが巻き込まれる一連の怪事件。不可解な謎と深まる疑念、そして迫る生死の危機。あなたは真実を解き明かし、無事に夜明けを迎えることができるのか?息を呑むような展開と、プレイヤーの選択によって変わるエンディングが待ち受ける、心臓に悪いほどのサスペンスを体験してみてはいかがでしょうか。

目次

かまいたちの夜

スーパーファミコン用ソフト『かまいたちの夜』は、1994年にチュンソフトからリリースされた、サウンドノベルの代表作です。背景に文章が表示され、選択肢によって物語が変わるこのゲームは、数多くのエンディングがあり、それぞれ異なる結末へと導かれます。

物語の舞台は、真冬の雪山に建つペンション「シュプール」。ここで主人公・透とガールフレンド・真理が体験する不可思議な殺人事件が、プレイヤーを魅了します。事件に巻き込まれた透と真理は、外部との連絡が断たれたクローズド・サークルの中で、真犯人を探し出すために動き出します。

しかし、事件の背後には地方伝承の妖怪「かまいたち」の存在が…。続々と起こる殺人事件に、宿泊客たちはお互いを疑い始める。透は、彼を取り巻く状況を打破するために、事件の真相を解き明かそうとします。

ゲームとしての特徴は、進行中の文章からの選択や、推理の結果を文字入力する独特のシステム。特に犯人の名前を入力する場面は、トリックやヒントをしっかりと読み解かなければ、事件は解決されません。

『かまいたちの夜』は、その難解なトリックや驚きの展開、多様なエンディングがプレイヤーを惹きつける、サウンドノベルの名作として今も多くのファンに愛されています。

かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄

『かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄』は、チュンソフト制作のPS2用アドベンチャーゲームとして、2002年7月18日に登場しました。これは、サウンドノベルシリーズの第4作目で、前作『かまいたちの夜』が劇中劇として組み込まれています。

ストーリーの背景: ヒット作『かまいたちの夜』の作者・我孫子武丸の招待を受け、主人公・透と真理は孤立した三日月島へ到着します。彼らはこのゲーム内で、不思議なわらべ唄に基づく殺人事件の謎を解明する役目を果たします。

シナリオ概要:

  • わらべ唄篇: 三日月島の伝承される歌に関連して次々と起こる殺人事件を中心に、多様なエンディングが展開します。
  • 底蟲村篇: 不老不死の伝説と関連する廃村の謎を追います。
  • 陰陽篇: 人間の理解を超えた手法での殺人とその背後に隠された真実。
  • サイキック篇: 真理の超能力を使った事件解明。
  • ぼくの恋愛篇 & ぼくの青春篇: 短編ストーリーで、感情と関係を深掘りします。
  • わらび唄篇: コミカルな展開のパロディシナリオ。
  • 官能篇: ユーモアと官能的な要素を交えたシナリオ。
  • 妄想篇: 前作との繋がりや不可解な状況が描かれます。
  • 惨殺篇: 残酷なシーンと不気味な効果音が特徴。
  • 洞窟探検篇: 迷宮の謎を解き明かす冒険。
  • ラブテスター篇: 透と真理のデートシミュレーション。2人の相性による結果が楽しめます。
  • ちょっとHなかまいたちの夜2: PSP版特典の音声シナリオ。妖しい声やゲストキャラクターが特徴。

このゲームは、数々のシナリオや追加エピソードで、プレイヤーを魅了する複雑な物語を展開します。興味深い謎やサスペンス、ホラー、ユーモアが織り交ぜられ、プレイヤーを引き込みます

かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相

セガが提供するサウンドノベル『かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相』は、PlayStation 2用として2006年にリリースされました。この作品は『かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄』に続くシリーズの完結編です。

ゲームの特色

  • この作品のタイトルには「3」の数字が重要な役割を持っています。3つの作品(前作、前々作、今作)が1つに収録されているだけでなく、「ピンクの栞」、「黒の栞」、「金の栞」の3つの隠し要素も楽しむことができます。
  • 脚本は我孫子武丸が手がけ、音楽は羽毛田丈史が担当しました。

ゲームシステムの特長

  • 本作には「真相編」、「犯人編」、そして「番外編」という3つのシナリオが含まれています。
  • プレイヤーは、事件を解決するために4人のキャラクター(香山誠一、矢島透、久保田俊夫、北野啓子)を操作します。各キャラクターの視点から事件の詳細を探ることができ、彼らの選択は他のキャラクターの行動にも影響を与えます。

ストーリーの要約

三日月島での悲劇的な事件は一応解決しましたが、その影響を受けた多くの人々の人生は狂いました。香山誠一もその1人で、喪失感や夢の中での三日月島の呪いに悩まされます。彼は島の呪いを解くために祈祷師ケマルーア彦田のアドバイスを受け、事件の一年後、関係者を集めて供養を行うことを決意します。しかし、彼らは再び奇妙な事件に巻き込まれます。

このゲームは、複雑な物語とキャラクターの関係を楽しみながら、プレイヤーの選択によって変わる結末を追体験することができる作品となっています。

真かまいたちの夜

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2011年、チュンソフトがPS3とPS Vita用にリリースした『真かまいたちの夜 11人目の訪問者』は、伝説の「かまいたちの夜」シリーズの第4弾としてファンの間で話題を呼んでいます。前作で一つの物語が完結したため、本作は新しい登場人物と舞台でゲーマーたちを新たなサスペンスの世界へと導きます。

この作品の特色は原点回帰。第1作の雰囲気を彷彿とさせる、吹雪に包まれた閉ざされたペンションを舞台に繰り広げられるドラマが魅力です。さらに、シリーズ初のキャラクターボイスが導入されており、重要なシーンでのみキャラクターの声が聞ける仕様となっています。そして、演出面では3DCGのグラフィックとカメラワークを駆使し、より没入感を高めています。

シナリオにはシリーズを支え続けた我孫子武丸や麻野一哉、そして新しい才能として、黒田研二や田中哲弥などが参加。彼らが紡ぐ物語は、予定の10人の客よりも1人多い11人が訪れるペンション「ブラウニー」での事件を中心に描かれています。突如として訪れる殺人事件、そして謎のメッセージカード。すべてはこのペンションで解明されるのか。

また、本作には課金ダウンロードコンテンツを用いたサイドシナリオも存在。2013年には廉価版が発売され、それに伴いダウンロードコンテンツも部分的に無料化されたり、値下げが行われたりしています。

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