【桃鉄】大人気ゲーム、桃太郎電鉄シリーズのまとめ

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『桃太郎電鉄』は、日本を舞台にしたボードゲーム型のビデオゲームシリーズで、プレイヤーはさまざまな都市を旅しながら不動産を購入し、資産を増やしていくことを目指します。ゲームの特徴は、そのユーモラスで親しみやすいキャラクター、予測不可能なイベント、そして日本の地理や経済に関する教育的要素にあります。長い歴史を持ち、幅広い年齢層に愛されている『桃太郎電鉄』シリーズは、単なるエンターテインメントを超えた文化的アイコンとして日本国内で高い評価を受けています。

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目次

内田敦子さんの実況プレイ動画

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桃太郎電鉄

『桃太郎電鉄』は、1988年12月2日にファミリーコンピュータ用のボードゲームソフトとしてハドソンからリリースされたゲームです。このゲームは、その後数多くリリースされることになる「桃太郎電鉄シリーズ」の第1作目であり、シリーズの根幹となるゲームシステムは主に2作目以降で形成されました。初代『桃太郎電鉄』のシステムやルールは、シリーズの他作品とはかなり異なっています。例えば、プレーヤーごとに目的地が設定されるシステムや、収益を増減させる「プラス駅」と「マイナス駅」の不在などが特徴です。このような要素により、競争よりもパーティーゲームとしての要素が強い作風となっていますが、日本全国を巡り物件を経営するという基本コンセプトは、シリーズを通じて継承されています。

このゲームのタイトルは、1987年に発売されたRPG『桃太郎伝説』のセルフパロディであり、主要スタッフも共通しています。一般的には「桃鉄」という略称で親しまれており、これは『桃太郎伝説』の略称「桃伝」との区別のためです。実際、ゲームカートリッジにも「桃鉄」と大きく記されています。パッケージには「日本一周すちゃらかトレイン」というサブタイトルも記載されています。

また、『桃太郎電鉄』のタイトルは、ハドソン、そして後にKDEによって登録商標とされています。

音楽面では、タイトル画面のBGMは初代『桃太郎伝説』の地上フィールドBGMのアレンジです。また、目的地到着時に流れるBGMは、シリーズ全作品で使われている「成功のファンファーレ」として知られ、元々は『桃太郎伝説』の段アップ用音楽でした。このように、『桃太郎電鉄』はゲームの歴史において独自の足跡を残しています。

スーパー桃太郎電鉄

『スーパー桃太郎電鉄』は、ハドソンによって開発され、1989年にPCエンジン用ゲームとして登場しました。このゲームは、その後ゲームボーイとファミリーコンピュータ版でもリリースされ、2020年にはNintendo Switch版『桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜』の早期購入特典として再登場し、2023年には一般販売されました。

『スーパー桃太郎電鉄』は、前作『桃太郎電鉄』を引き継ぎつつも、多くの変更点があります。この作品では、日本中を鉄道で巡り、物件を購入して総資産を競うという基本的な目的は変わらず、しかしルールが大きく変更され、対戦要素が強化されました。これらの変更は、後の『桃太郎電鉄シリーズ』における基本ルールの土台となりました。

このゲームでは、1年が4月から翌年の2月までの11ターンで構成され、3月が決算月となります。タイトル画面では桃太郎が敬礼する新しいデザインが導入され、月初めにはカレンダーイラストが表示されるようになりました。さらに、ゲームプレイ中には現在の月がメッセージウインドウに表示されるようになりました。

ゲームの内容も大きく変わり、鉄道を購入することができなくなり、代わりに「農林」などの物件ジャンルが導入されました。物件ジャンルの名称や分類も変更され、より多様な戦略が求められるようになりました。また、駅での物件の並び順が価格の安い順になり、買い物の際の購入可否が一目でわかるようにデザインされました。借金の概念も導入され、収支のインフレや様々なイベントが毎年発生するようになりました。

「カード」システムもこの作品から登場し、これによりプレイヤーは有利な状況を作ったり他人を攻撃することができるようになりました。駅の概念も一新され、物件駅やプラス駅、マイナス駅などが導入されました。また、物件の収益率が個別に設定され、物件駅や物件数が大幅に増加しましたが、プログラムの制約上、所有できる物件数には上限が設けられました。

さらに、ゲームの勝敗はゲーム終了時の総資産で決定されるように変更され、これには「物件価格の総合金額」と「持ち金」が含まれるようになりました。『スーパー桃太郎電鉄』は、シリーズの中でも特に重要な作品であり、その後の『桃太郎電鉄』シリーズの発展に大きな影響を与えました。

スーパー桃太郎電鉄II


『スーパー桃太郎電鉄II』は、1991年にハドソンからPCエンジン用として発売された人気のコンピュータボードゲームです。このゲームはその後、スーパーファミコンとゲームボーイ版としてもリリースされ、2020年には『PCエンジン mini』に収録されました。

この作品は、前作『スーパー桃太郎電鉄』の基本的なコンセプトを踏襲しながらも、多くの新しい要素と改良が加えられています。特に注目すべきは、プレイヤーに被害を与える「貧乏神」の新たな変身形態「キングボンビー」の追加です。これにより、ゲームはさらにドラマチックで予測不能な展開を見せます。また、「空港」マスの導入により、飛行機で海外の駅に移動するという新しい戦略が可能になりました。

ゲームプレイの便利さを考慮し、「いけるかな?」コマンドが導入され、これによりプレイヤーはサイコロを振った後の行動をより効率的に計画できるようになりました。また、物件駅に駅名プレートが掲示され、視覚的な情報が強化されました。貧乏神に関する演出も強化され、ゲームのエンターテイメント性が高まりました。

本作では、他人が所有している物件が青色で表示されるようになり、購入済みの物件の収益率も確認できるようになったことで、戦略の幅が広がりました。また、物件の増資や役職変更といった新しい要素が導入され、ゲームの奥深さを増しています。

イベントやBGMの変更も大きな特徴で、ゲームの雰囲気を大きく変えています。特に、借金状態になると使用される「破産のバラード」の廃止や、カード売り場でのBGMの変更は、本作独自の特色を出しています。

また、対戦要素も強化され、PCエンジン版では最大5人での対戦が可能になり、さらに多人数でのプレイが楽しめるようになりました。ゲームボーイ版では、前作の通信対戦が廃止され、1台のゲームボーイで交代して対戦するスタイルに変更されました。

このように、『スーパー桃太郎電鉄II』は前作の魅力を受け継ぎつつ、多くの新しい要素と改良を加え、より一層の楽しさと戦略性をプレイヤーに提供しています。その結果、シリーズのファンはもちろん、新しいプレイヤーにも魅力的なゲームとなっています。

スーパー桃太郎電鉄III


『スーパー桃太郎電鉄III』は、ハドソンが開発し、1994年にスーパーファミコン向けにリリースされたコンピュータボードゲームです。翌年、このゲームはゲームギアにも移植され、ハドソンによる同機種での唯一のゲームとなりました。

この作品は、前作『スーパー桃太郎電鉄II』のゲームシステムを継承しつつ、多くの新しい要素と変更が加えられています。注目すべき変更点として、キングボンビーに対抗するための新しいマス「ロボット研究所」が導入されたことが挙げられます。この新駅の登場により、ゲームの戦略性とバラエティが一層豊かになりました。

発売当時のテレビCMは、土佐電鉄の電車内で撮影され、荒井注がスリの銀次役で出演しました。このCMは、ゲームのユニークな雰囲気を伝えるのに一役買っています。

『スーパー桃太郎電鉄III』では、さまざまな変更が加えられています。たとえば、タイトル曲が新曲に変更され、夜叉姫がCOMキャラから外れ、代わりにかぐや姫が新たな対戦相手として登場しました。また、プラス駅やマイナス駅での収入や支出が年数に比例するようになり、物件ジャンルも見直されました。さらに、収益率マイナスの物件の扱いが変更され、プログラム上の制約が撤廃されたため、すべての物件を購入できるようになりました。

ゲームの演出面では、貧乏神やキングボンビーの悪行が強化され、キングボンビーへの対抗手段としてメカボンビーの導入、様々な新カードの追加があります。また、景気変動イベントが導入され、プレイヤーの戦略に新たな要素を加えています。

特筆すべきは、特定のプレイ回数で特別な状態でゲームをスタートできる記念ゲームシステムの導入です。例えば、30回プレイすると初期所持金が8億円になるなど、ゲームの進行に新たな楽しさをもたらしています。

これらの変更と新要素により、『スーパー桃太郎電鉄III』は前作の楽しさを継承しつつ、新たな魅力を加えた、戦略的かつエンターテイニングなゲームに仕上がっています。

スーパー桃太郎電鉄DX

『スーパー桃太郎電鉄DX』は、1995年12月8日にハドソンから発売されたスーパーファミコン用ボードゲームで、桃太郎電鉄シリーズの第5作目です。このゲームは前作『スーパー桃太郎電鉄III』に比べてロムカセットの容量が2倍に増加したことで、より豊富な内容となっています。新しいマップ、多くの新駅、新カード、新イベントが追加され、デラックスな体験を提供します。さらに、ルールにも多数の変更が加えられています。

この作品の特徴として、JR西日本とのコラボレーションによる非売品バージョンが存在し、スタート地点が東京ではなく大阪に設定されています。また、『ドラゴンクエスト』の楽曲を手掛けるすぎやまこういちさんの提案により、桃太郎電鉄シリーズはほぼ年1回のペースで新作が発売されるようになりました。

変更点としては、物件駅のデザインが駅舎の形に変更され、フェリー乗り場と空港も通常の駅と同じ大きさのマスに変わりました。主要BGMのいくつかが新しくなり、これらの曲は最新作にも引き続き使用されています。目的地関連のルールや貧乏神のセリフ回しに変更があり、新たなカードやメカボンビーのシステムが導入されました。また、モモトラマンや金太郎カードの使用方法が変更され、青・赤・黄マスのイベントフローも更新されています。

特に目を引くのは、初めて宇宙マップに行ける「銀河鉄道カード」の導入や、特定のプレイ回数で特別な状態でスタートする「記念ゲーム」の存在です。これにより、ゲームの再プレイ価値が高まり、プレイヤーに新たな挑戦と楽しみを提供しています。

『スーパー桃太郎電鉄DX』は、これまでのシリーズ作品を踏襲しつつ、多くの新しい要素と改良を加えることで、シリーズのファンに新たな驚きと楽しみを提供する作品となっています。

桃太郎電鉄HAPPY

『桃太郎電鉄HAPPY』は、ハドソンが1996年にリリースしたスーパーファミコン用のボードゲームで、桃太郎電鉄シリーズの第6作目にあたります。このゲームはスーパーファミコンでのシリーズ最後の作品であり、シリーズの集大成とも言える内容が特徴です。ロムカセットの容量が前作『DX』の1.5倍に増加し、SPC7110チップが搭載されています。新たに「ボンビラス星」や「運賃改正」などの要素が導入され、ゲームバランスも一部変更されていますが、基本的なルールは『DX』と同様です。

さくまあきらさんによると、本作のタイトル「HAPPY」には「ハッピーエンド」の意味が込められており、当初はシリーズ最終作として計画されていたそうです。しかし、シリーズはその後も継続され、『桃太郎電鉄7』が翌年にプレイステーションで発売されました。

『HAPPY』では、収益率1%の物件の導入や「記念ゲーム」の自由選択可能化など、様々な変更が加えられています。特定のプレイ回数で特別な状態でスタートすることが可能で、プレイヤーは新たな体験を楽しむことができます。また、BGMのアレンジやゲームのビジュアルなども一新され、より豊かなゲーム体験が提供されています。

本作では、カード売り場の数が減少し、新たなカードの導入やカード売り場での販売カードの変更が行われました。また、新たな物件やイベントが追加され、ゲームの戦略性がさらに深まりました。たとえば、特定の駅で開催される地方博覧会イベントや、大河ドラマイベントが特定の駅に限定されるようになりました。

『HAPPY』では、カレンダー画面のビジュアルや目的地到着時のビジュアルが全画面で表示されるようになり、プレイヤーは各地の名産品を楽しむことができます。ワープ駅の移動先を自由に指定できるようになったり、ドジラ襲撃時にミミラが同行するなどの新しい要素も追加されています。

最後に、本作ではゲーム終了時の3賞に「水産王」が新たに登場し、「工業王」が廃止されています。これらの変更により、『桃太郎電鉄HAPPY』はシリーズのファンに新しい楽しみを提供し、最後のスーパーファミコン作品としてシリーズの歴史に華を添えました。

桃太郎道中記

『桃太郎道中記』は、1997年にハドソンから発売されたセガサターン用のボードゲームです。桃太郎電鉄シリーズと似たゲーム性を持ちながらも、舞台を江戸時代に移して独自の要素を取り入れた作品です。

このゲームは、セガサターンでリリースされた唯一の桃太郎シリーズ作品であり、特殊チップSPC7110を搭載した拡張されたロムカセットを使用しています。ディレクターは『CD電人 ロカビリー天国』のオープニングテーマを担当した柴田真人さんで、キャラクターデザインは土居孝幸さんが手掛けています。また、ビジュアルプロデューサーとして水野祥司が関わり、音楽はゴダイゴのタケカワユキヒデさんが担当しています。

桃太郎電鉄シリーズのクリエイターであるさくまあきらさんは、本作には関与しておらず、このため、桃太郎シリーズの通し番号には含まれていません。

ゲームの特徴として、江戸時代の用語やイベントが盛り込まれており、キャラクターの服装などは『桃太郎伝説』シリーズの雰囲気を強く感じさせます。公式の略称は「桃中」とされています。

ゲームシステムは基本的に『スーパー桃太郎電鉄DX』に似ていますが、音楽やキャラクターのセリフ、ナレーションに声優が起用されるなど、多くの新しい要素が加えられています。移動手段は徒歩、帆船、大凧と、江戸時代に合わせたものになっており、地図やイベント、物件なども時代背景に合わせたものに変更されています。

『桃太郎道中記』は、桃太郎電鉄シリーズの伝統を受け継ぎつつ、独自の世界観とゲームプレイを提供する作品として、ファンからはリメイクや続編の要望があるものの、さくまあきらの反対により実現には至っていません。江戸時代を舞台にしたユニークな設定と、新しいゲームプレイの組み合わせが魅力的な作品です。

桃太郎電鉄7


『桃太郎電鉄7』は、1997年にハドソンから発売されたプレイステーション用ボードゲームで、桃太郎電鉄シリーズの第7作目です。この作品は、シリーズのナンバリングタイトルとして初めてタイトル名にナンバーを採用した作品であり、その後のシリーズ作品にもこのナンバリングが用いられています。

今作はプレイステーションという新たなハードウェアの性能を生かし、グラフィックの質の向上や細部のシステム・ルールの変更など、さまざまな進化を遂げています。マップには新しい路線が登場し、時事ネタを取り入れたイベントが導入され始めるなど、新しい要素が豊富に盛り込まれています。また、本作では「ギーガボンビー」という新しいキャラクターが登場し、プレイヤー全員に影響を与える悪行を行う点が特徴です。

初回限定特典として、桃太郎電鉄をテーマにしたトレーディングカードゲーム「桃繰勘定戦」のカードが付属しましたが、このトレーディングカードゲーム自体は発売中止となっています。

ゲームの大きな変更点としては、プレイステーションへの機種変更に伴い、グラフィックの質の向上や自動セーブ機能の導入、マップの細かい改良などが挙げられます。首都圏のマップが整備され、山手線や石勝線などが登場しています。また、目的地となる駅のグラフィック表示の変更、専用のテーマ曲「ほんわかカレンダー」の使用など、ゲーム体験を豊かにする要素が多数追加されました。

さらに、プレイヤー全員に被害をもたらすキャラクターの登場や、毎月のカレンダー画面で専用のテーマ曲が使用されるようになるなど、シリーズの伝統を受け継ぎつつ新しい要素を取り入れています。本作では、キングボンビーの状態で特定の条件を満たすと、「ギーガボンビー」という新キャラクターが登場し、プレイヤー全員に影響を及ぼす新しいゲームプレイが導入されました。

『桃太郎電鉄7』は、シリーズの進化を象徴する作品であり、プレイヤーに新たな挑戦と楽しみを提供するシリーズの重要なマイルストーンとなっています。

桃太郎電鉄jr. 〜全国ラーメンめぐりの巻〜

『桃太郎電鉄jr. 〜全国ラーメンめぐりの巻〜』は、1998年にハドソンから発売されたゲームボーイ用のボードゲームで、桃太郎電鉄シリーズの第8作目です。本作の内容は基本的に『桃太郎電鉄7』の移植版であるものの、長野オリンピック後の物件変更やスリの銀次の変装パターンの違いなど、いくつかの相違点があります。

このゲームの最大の特徴は、バラエティゲームとして専用の目的地を巡るモードが多数追加されたことです。サブタイトルの「全国ラーメンめぐりの巻」は、これらの新しいモードを指しており、ラーメンチェーン店「ラーメン館」とのタイアップキャンペーンも実施されました。

本作では、バラエティゲームとして「ラーメンのたび」「にほんいちのたび」「バカンスのたび」「すごろくのたび」など、複数の特別モードが用意されています。これらのモードでは、特定のテーマに沿った目的地を巡るゲームプレイが楽しめます。たとえば「ラーメンのたび」では、ラーメンで有名な都市を巡ります。

さらに、ゲームボーイ版ならではの変更点として、自動セーブ機能、カードコマンドの表示変更、漢字が使えないためのカード名変更などがあります。また、画面の白黒表示に合わせたマスの表示変更や、マップ上の物件駅名表示の変更も行われています。

本作では、ドジラに同行するミミラや「F1レース」イベントなど、いくつかの要素が登場しない一方で、新しいカードやバラエティゲームが追加されている点が特徴です。『桃太郎電鉄jr.』は、シリーズの伝統を受け継ぎつつ、新しい要素を取り入れたユニークなゲームプレイを提供する作品となっています。

桃太郎電鉄V

『桃太郎電鉄V』は、1999年にハドソンから発売されたPlayStation用のボードゲームで、桃太郎電鉄シリーズの第9作目です。副題は「ハルマゲド〜ン襲来の巻」で、Vはバラエティやバージョンアップを意味します。

この作品はPlayStationでの最終作品であり、2Dで描かれた最後の据え置き機用作品です。フォントは読みやすい等幅サイズに変更され、毎月の自動セーブ機能が復活しました。本作では、前作のギーガボンビーに代わり、新たな妨害キャラクター「ハルマゲド〜ン」が登場し、地方の物件を全て破壊するという特徴があります。

「バラエティゲーム」モードも引き続き登場し、さまざまな条件下でのプレイが楽しめます。また、桃太郎ランド内のアトラクションを楽しむことが可能です。このアトラクションモードは、後に「ボンバーマンランド」などのシステムに採用されました。

初回版には、ポケットステーション用のミニゲーム集『バトルボンビー2』のCD-ROMが同梱されています。

主な変更点は以下の通りです:

  • 文字フォントが等角フォントに変更され、読みやすくなった。
  • カードの種類が増加し、攻撃系カードでターゲットを指定できるようになった。
  • 関西地方のマップが変更され、奈良が行き止まりに。
  • ボンビラス星のマップが変更され、右側からスタートするようになった。
  • 世紀末イベントの追加。
  • 物件を独占するとシェルターを建設できるようになった。
  • バラエティゲームの種類が増加。
  • ペペペマンが登場し、使いにくいカードを提供。
  • 桃太郎ランドでのミニゲームやイベントが追加された。

この作品は、桃太郎電鉄シリーズの伝統を受け継ぎつつ、新しい要素を多数取り入れたユニークなゲームプレイを提供する作品となっています。

桃太郎電鉄X 〜九州編もあるばい〜

『桃太郎電鉄X 〜九州編もあるばい〜』は、2001年にハドソンがPlayStation 2用に発売したボードゲームで、桃太郎電鉄シリーズの第10作です。タイトルの「X」は「ばってん」と読み、九州編も含む豊富なコンテンツを特徴としています。

この作品はPlayStation 2用として発売され、全てのマップが3Dで描かれています。物件駅の数はシリーズの中で初めて100駅を超え、新たな地方編や地域別シリーズとしての「九州編」が収録されました。この九州編は、九州地方の各県内の駅が特色を持って登場し、マップは全国編よりも広範囲にわたります。また、資金面でのインフレが顕著に現れた作品でもあります。

主な変更点としては以下の通りです:

  • マップやキャラクターが3D化され、2Dアニメーションが強化されました。
  • カメラの調整機能が追加され、より詳細な視覚表現が可能に。
  • 音楽スタッフに池毅が加わり、新たなアレンジが施された曲が登場。
  • PBSニュースのスタッフ構成が変更され、新しいキャラクターが報道担当となりました。
  • マップを調べる機能が強化され、「いけるかな?」機能が統合されました。
  • 物件駅で複数の物件を一度に購入できるようになりました。
  • ゲームのオープニングデモが独立したアニメムービーとして流れるようになりました。
  • 「桃鉄公式戦」モードが導入され、3年間での順位を競う新しいゲーム形式が追加されました。
  • 攻撃系カードのターゲット選択方法が変更され、選択肢が増えました。
  • 便利系カードの所持上限が8枚に増加し、合計13枚まで持てるようになりました。
  • 損害系カードの表示色が赤色に変更されました。
  • ゲームのインフレ率が変更され、プラス駅やマイナス駅の金額、到着援助金が増額されました。
  • ドジラがドジラースに変わり、モモトラマンが防衛できない場合、周辺の都市が破壊されるようになりました。
  • 台風イベントで「大型台風」が発生する可能性が追加されました。
  • ボンビラス星でのマップ調査が不可能になり、脱出方法も変更されました。

全国編と九州編では、それぞれに特有の特色があり、プレイヤーは新たな体験を楽しむことができます。また、様々なバラエティゲームモードが用意されており、従来の桃太郎電鉄とは異なるゲームプレイを提供します。

桃太郎電鉄11 ブラックボンビー出現!の巻

『桃太郎電鉄11 ブラックボンビー出現!の巻』は、2002年12月5日にハドソンからPlayStation 2とニンテンドーゲームキューブ用に発売された桃太郎電鉄シリーズの第11作です。本作はマルチプラットフォームでの発売となり、全国編のマップのみが用意されていますが、前作『九州編』で導入されたシステムが一部取り入れられ、新しい駅も追加されました。特に注目すべきは、トゥーンシェーディングを採用したCG描写で、このスタイルは『2017』まで使用されています。

本作では、プレイヤー全員に被害を与えるイベントキャラクターは登場せず、新たにゲストボンビー「ブラックボンビー」が初登場します。このブラックボンビーは、カードが使えなくなり、ほとんどの駅が損害系カードを高確率で入手する「ブラック駅」に変化する特徴を持っています。

ゲーム監督のさくまあきらさんは、前作『X』の不満点が大幅に解消されたと評しています。また、主要開発スタッフに川田忠之が参加し、ハドソンが吸収合併されるまでの作品の開発は彼を筆頭とする「Team Kawada」が手掛けることになりました。

ゲームモードは、通常の桃鉄プレイ、3年間の公式戦、九州版の鬼ごっこ、貧乏神の不在、ハワイからの飛距離競争、1人用のCOMキャラ対戦など多様です。また、PS2とゲームキューブの各バージョンで女湯イベントの画像が異なるなど、細かな違いがあります。

前作との変更点には、以下のようなものがあります:

  • PlayStation 2とニンテンドーゲームキューブでの同時発売。
  • トゥーンシェーディングによるCG描写。
  • BGMの音源の一新とストリーミング音源の導入。
  • 「桃太郎電鉄」ロゴの赤色統一。
  • ユーザインターフェースデザインの統一。
  • ボンビラス星での列車の移動速度変更とキングボンビーの巨大化。
  • ゲストボンビー「ブラックボンビー」の登場。
  • 『X(九州)』特有の要素の全国編マップへの導入。
  • 「桃太郎ランド」購入時の収益率アップ効果。
  • 盛岡の物件名変更。

この作品は、桃太郎電鉄シリーズの中でも特に革新的な要素を多く取り入れた作品として知られており、プレイヤーに新鮮な体験を提供しています。

桃太郎電鉄12 西日本編もありまっせー!

『桃太郎電鉄12 西日本編もありまっせー!』は、2003年12月11日にハドソンからPlayStation 2とニンテンドーゲームキューブ用に発売された人気ボードゲームシリーズ「桃太郎電鉄」の第12作です。川田忠之率いる「Team Kawada」によって開発された本作は、前作『11』に続き複数のハードでのリリースが特徴です。

今作の目玉は、従来の全国編マップに加え、中国・四国・近畿地方を詳細に描いた「西日本編」マップの導入です。西日本編では、全国編を上回る161駅の物件が登場し、特に京都駅は40件の物件で桃鉄史上最多を誇ります。CMキャラクターとしては、お笑いコンビのテツandトモが起用されました。

ゲームモードには以下のものがあります:

  1. いつもの桃鉄:日本全国のマップで設定年数をプレイし総資産を競うモード。
  2. 桃鉄西日本編:西日本マップで設定年数をプレイし総資産を競うモード。
  3. 桃鉄公式戦:3年間のプレイで総資産を競うモード。
  4. 風雲!さくま城 鉄人の逆襲の巻:COMキャラとの対戦を通じてさくま城を攻略するモード。

西日本編の主な特徴は以下の通りです:

  • スタート地点は大阪駅。
  • 高速道路のルートが新たに登場し、移動が速い反面、マイナス駅のリスクが高い。
  • 新キャラクター「大阪のおばちゃん」が登場し、特有の行動を取る。
  • 京都駅には桃鉄史上最多の40件の物件が存在。
  • 物件独占時に駅名の看板の色が変わるなどの新要素。

本作の重要な変更点には、以下のものがあります:

  • 新たなキャラクター「ハリケーンボンビー」と「ボンビー・モンキー」の登場。
  • ナイスカード駅、陰陽師カード、ポイントカードなどの新たなカードの導入。
  • シリーズ初の西日本編マップの搭載。

『桃太郎電鉄12 西日本編もありまっせー!』は、シリーズの中でも特に革新的な要素を持ち、西日本編マップの導入により、プレイヤーに新たな楽しみ方を提供しています。

桃太郎電鉄USA

『桃太郎電鉄USA』は、ハドソンが2004年に発売したPlayStation 2用ボードゲームで、桃太郎電鉄シリーズの第13作目です。このゲームは、シリーズで初めて日本ではなく北アメリカを舞台にしており、通貨単位が円からドルに変更されています。CMキャラクターには陣内智則さんと若槻千夏さんが起用され、陣内さんはこのゲームを題材にしたコントをテレビ番組で披露しました。

このゲームは『11』『12』と同じく、ハドソンの「Team Kawada」によって開発されました。さくまあきらさんがアメリカ編を作ることに踏み切ったのは、チームの取材と技術的な進歩があったためです。

ゲームモードは以下の通りです:

桃鉄USA:設定年数で総資産を競う。
桃鉄公式戦:3年間で総資産を競う。
貧乏神がいない!:貧乏神が出現しないモード。
『桃太郎電鉄USA』は、従来のシリーズと比べていくつかの重要な変更点があります。例えば、「ブロックカード」の廃止や、攻撃系カードに成功率の設定、ロボット研究所とメカボンビーの廃止などが含まれます。さらに、本作ではアメリカの景色を楽しむことができ、新たなイベントキャラクターやカードも登場します。

特に注目すべきは、本作独自の舞台として月面や海底、19世紀のマップが登場することです。これらのマップでは、プレイヤーは様々な新しい挑戦と出会います。たとえば、月面マップへは特定の条件を満たすと移動が可能になり、19世紀のマップでは時代特有のルールが適用されます。

また、本作では最高額物件として「ネズミーワールド」が登場し、通常の物件購入ルールとは異なる特別な扱いがされています。

『桃太郎電鉄USA』は、シリーズに新たな風を吹き込むと同時に、プレイヤーにアメリカ大陸を楽しみながら巡る新しい体験を提供します。

桃太郎電鉄G ゴールド・デッキを作れ!

桃太郎電鉄G ゴールド・デッキを作れ!(Momotaro Dentetsu G: Gold Deck o Tsukure!)は、2005年6月30日にハドソンから発売されたGame Boy Advance専用のボードゲームです。これは桃太郎電鉄シリーズの第14作で、Game Boy Advanceで唯一の作品です。

このゲームは、7年ぶりに発売された携帯ゲーム機版の桃太郎電鉄シリーズで、基本的な内容は『12』の全国編マップをベースにしていますが、新しい物件駅、カード、イベントなどが加えられており、特に「デッキシステム」という新機能が導入されています。

通信ケーブルやワイヤレスアダプタを使っての通信対戦やデッキ交換が可能で、カラー表示にも対応しています。ゲームモードとしては、「いつもの桃鉄」と「桃鉄3年決戦!」があり、いつもの桃鉄では設定した年数をプレイし総資産を競い、桃鉄3年決戦!では3年間のプレイで資産を競います。

本作の変更点として、独占した物件駅からカードをもらえること、ナイスカード駅や忍者のっとりクンの登場、ぶっとびカードの分類変更、物件の増資ランクの表示方法変更、乗っ取りカードの使用時の費用撤廃、ロボット研究所とメカボンビーの廃止、桃鉄公式戦の名称変更、猪突猛進カードの航路使用可能化などがあります。

初登場のカードには二刀流カードやビンゴカードなどがあり、一方で廃止されたカードも存在します。特色として、ゲストボンビーとして「ピヨピー」が登場し、ハリケーンボンビーの専用テーマ曲の使用条件の変更や独占駅の物件増資に関する変更があります。

本作では、愛知万博や北京オリンピック、新札発行にちなんだイベントが発生し、これらのイベントはゲーム中に一度だけ起こります。

以上が桃太郎電鉄G ゴールド・デッキを作れ!の概要です。ユニークな機能とイベントが多数含まれているため、ファンには特に魅力的な作品となっています。

桃太郎電鉄15 五大ボンビー登場!の巻


桃太郎電鉄15 五大ボンビー登場!の巻(Momotaro Dentetsu 15: Godai Bonbi Toujou! no Maki)は、2005年12月8日にハドソンからPlayStation 2用としてリリースされた人気のボードゲームです。これは桃太郎電鉄シリーズの第15作目で、シリーズの中でも特に印象的なゲームです。

このゲームは、「五大ボンビー」と呼ばれる貧乏神の多様な変身パターンが特徴です。これには、キングボンビー、ハリケーンボンビー、ギーガボンビー、ブラックボンビー、そして新たに登場するミサイルボンビーが含まれます。また、大規模に日本列島の地形が変わるイベントや、シリーズで初めて登場する名産怪獣が登場する点も注目です。

ゲームモードは多彩で、「いつもの桃鉄」では1年から99年の間で設定した年数をプレイし、総資産を競います。また、「桃鉄3年決戦!」では3年間プレイし、資産を競うルールが設けられています。さらに、「激闘!さくま城」という新しい1人用モードでは、COMキャラとの対戦を勝ち抜くことが目的です。

本作では、日本全国編マップの起伏や地形、名産物、都市のアイコンの配列などが変更されています。また、名産怪獣の登場や、「大恐慌」時の「マイナス駅」の支出金額の変更、新本社ビルの建設費用の上昇など、さまざまな変更点が見られます。

音楽面では、宮路一昭さんが開発スタッフから離れたため、従来のBGMが新しいものに変更されています。さらに、特定の物件を持つことで発生するユニークなイベントや、物件駅の数の増加、ゲーム終了時のエンディング形式の変更など、多くの新しい要素が盛り込まれています。

初登場のカードには、お殿様カードや便利系消滅カード、時限爆弾カードなどがありますが、一方でモモトラマンカードなどのカードは廃止されています。

これらの要素を含め、桃太郎電鉄15 五大ボンビー登場!の巻は、シリーズの中でも特に革新的でエキサイティングなゲームと言えるでしょう。ボードゲームファンならずとも、この作品の魅力に引き込まれること間違いなしです。

桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!

桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!(Momotaro Dentetsu 16: Hokkaido Dai Idou no Maki!)は、ハドソンが開発し、PlayStation 2、Wii、Xbox 360の3機種で発売された桃太郎電鉄シリーズの第16作目のゲームです。特にPS2ではこのシリーズの最後の作品であり、他のハードでは初のシリーズ作品となりました。

このゲームの最大の特徴は、サブタイトルにもあるように、「北海道大移動」という大規模イベントです。ゲーム中に特定の条件を満たすと、北海道が四国沖に移動するという壮大なイベントが発生します。また、ゲームのオープニング映像では青森県五所川原市で行われる「五所川原立佞武多」の様子が映し出され、マップ上には新しい物件駅が追加されています。

この作品は、『スーパー桃太郎電鉄II』以来約12年ぶりに3機種で発売され、Wii版とXbox 360版ではゲーム内容にいくつかの変更と追加点があります。例えば、Wii版には「桃鉄10年トライアル!」モードが追加され、Xbox 360版では『桃太郎電鉄15 五大ボンビー登場!の巻』からのイベントが追加され、HD解像度にも対応しています。

ゲームモードとしては、「いつもの桃鉄」、「桃鉄3年決戦!」、「貧乏神がいない!」などがあり、特にWii版とXbox 360版では10年間で総資産の全国ランキングに挑戦する「桃鉄10年トライアル!」モードが搭載されています。

本作では、「いつもの桃鉄」のプレイ年数の最大が100年に設定され、カードの分類や使用時のジングルなどが変更されました。また、プレイ時間の短縮のために一部の演出が簡略化され、新たなCPUキャラクターやゲストボンビーが登場します。

新登場のカードや復活したカード、廃止されたカードもあり、ゲームの特色としては「北海道大移動」イベントが目立ちます。このイベントでは、北海道が凍結し、後に四国沖に移動して解凍されるという独特の展開があります。

さらに、特定の物件を所有すると特典が得られたり、特殊なイベントが発生する点も本作の特徴です。これらの変更点と新要素を含め、桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!は、シリーズのファンに新たな楽しみを提供する作品となっています。

桃太郎電鉄DS TOKYO&JAPAN

桃太郎電鉄DS TOKYO&JAPAN(Momotaro Dentetsu DS: Tokyo & Japan)は、ハドソンが開発し、ニンテンドーDSでリリースされた人気ボードゲームシリーズの第17作です。本作は、携帯ゲーム機向けの過去作と比較して、いくつかの制限があります。例えば、プレイヤー数は最大3人、プレイ年数は最大30年に限定され、利用可能なカードの種類も45種類に制約されています。これは、携帯アプリ版『TOKYO』と『JAPAN』を2in1で移植した結果で、新規イベントなどが追加されています。

本作の特徴は、DSダウンロードプレイとワイヤレスプレイに対応している点で、Wi-Fiを利用したオンライン対戦はサポートされていません。また、上画面でメインマップが表示され、下画面では様々な情報が確認できます。

ゲーム内の変更点としては、岡山駅の物件「桃太郎ランド」がなく、代わりにDSのタッチ画面を使って遊ぶ5種類のミニゲームが登場します。全国編の「JAPAN」マップは以前の作品と比べて小さくなり、空路や地球外のマップは存在しません。フェリー駅も削除され、太平洋側の航路ルートが変更されています。

目的地候補は物件駅のみで、8種類に制限され、一部のイベントキャラクターは登場しません。プレイヤー名は3文字までの表示となり、COMキャラも4段階のみとなっています。

カード袋は「急行系」「便利系」に分かれておらず、合計8枚までのカードが持てます。また、特定のシステムが廃止され、新たなカードが追加されました。

携帯版からの変更点として、「TOKYO」では特定のルートが追加・削除され、プレイ年数に「30年」が新設されました。また、季節によってマップの色が変化し、特定の駅で特殊な機能が提供されます。一部の風俗系物件は差し替えられており、「歴史ヒーロー」システムが導入されています。

桃太郎電鉄DS TOKYO&JAPANは、シリーズのファンに新たな挑戦を提供するとともに、DSの特性を活かしたユニークなゲームプレイを楽しむことができる作品です。

桃太郎電鉄20周年

桃太郎電鉄シリーズの20周年を記念してハドソンが発売した作品は、家庭用ゲーム機の桃太郎電鉄シリーズで初めてオンライン対戦機能を搭載した画期的なゲームです。ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用して、全国のプレイヤーやフレンドとオンラインで対戦できるようになりました。この作品では、マップが一新され、新しいルートや物件駅が多く追加された点も特徴的です。CMキャラクターには、陣内智則さん、若槻千夏さんに加え、はるな愛さんが起用されました。

当初2009年にWii版が予定されていましたが、制作中に別のオリジナル作品へと変化し、『桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻』として2009年11月26日に発売されました。

このゲームには、1人用の「ひとりで桃鉄」と2-4人用の「みんなで桃鉄」の2つのメインモードがあります。また、3つのミニゲームを楽しめる「桃太郎ランド」モードも搭載されています。

新たに導入されたゲストボンビー「ロシアンボンビー」は、プレイヤーに「-***億円カード」を押し付ける特徴があり、使用しないと金額が10倍に増えるリスクがあります。物件駅の数は212駅に増加し、全47都道府県に物件駅が設置されました。また、前作にはなかった「桃太郎ランド」も岡山駅に復活しました。

さらに、本作では、過去の年の出来事にちなんだスリの銀次の変装、3Dマップとキャラクター、そして様々な新カードやイベントが追加されています。特に注目すべきは、歴史上の人物が登場し、プレイヤーを助ける「歴史ヒーロー」システムの導入です。

全体的に、この作品は桃太郎電鉄シリーズの魅力をさらに高め、プレイヤーに新しい体験と楽しみを提供する素晴らしいゲームです。

桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻

『桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻』は、ハドソンからWii用に発売された人気ボードゲーム、桃太郎電鉄シリーズの第19作目です。『16』以来約3年ぶりに発売されたこの作品は、シリーズで初めて西暦表記がタイトルに採用されました。当初は前作『20周年』のグレードアップ版として開発が始まりましたが、追加要素が多くなり、結果的に新作として発売されることになりました。

本作のオープニングムービーには、銚子電気鉄道で運行されていた「桃太郎電鉄 ラッピング車両」の運行の様子が収録されています。CMキャラクターにはケンドーコバヤシと山本梓が起用され、「はじめてでも夢中になれる!」をキャッチフレーズに掲げました。また、2011年には廉価版が発売されました。

ゲームモードには、「ひとりで桃鉄」、「桃鉄10年トライアル!」、「桃鉄3年決戦!」、「みんなで桃鉄」などがあり、Wi-Fiを利用したオンライン対戦も可能です。ゲーム内では、新たなゲストボンビーとして「エアプレンボンビー」と「バクレツボンビー」が登場し、歴史ヒーローも8人増加しています。

2012年にハドソンはKDEに吸収合併され、本作はハドソンから発売された最後の据置機向けシリーズタイトルとなりました。また、土居孝幸がすべてのキャラクターをデザインした最後の作品でもあります。

本作の特徴的な変更点として、タイトルのロゴデザインが丸ゴシック体に変更され、メッセージのフォントも同様に変更されました。クラシックコントローラが使用可能になり、Wi-Fi対戦が導入されました。また、目的地の候補に「ぶっとび駅」と「宝くじ駅」が追加され、歴史ヒーローのキャラクターが増加しました。

ゲームの持ち金上限が99兆9999億9990万円となり、COMキャラの数も過去最高の12人に増えました。また、カードの種類は152種類に増加し、新カードとして「ラストデビルカード」や「プロテクトカード」、「シンデレラカード」などが登場しました。

全体的に、『桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻』は、シリーズの伝統を継承しつつ、新しい要素を多数取り入れた、革新的な作品となっています。

桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻!

『桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻!』は、ハドソンが2010年7月15日に発売したPSP向けボードゲームです。桃太郎電鉄シリーズの第20作であり、PlayStation Portable専用の作品としては唯一の存在です。PlayStation 2版の『桃太郎電鉄16 北海道大移動の巻!』以来、ソニーの家庭用ゲーム機向けとしては久しぶりのリリースとなりました。

この作品は「桃太郎電鉄T」という仮称で呼ばれていた時期があり、『桃太郎電鉄2010 戦国・維新のヒーロー大集合!の巻』のゲーム内容を基にしつつ、チーム分けして競う「桃鉄タッグマッチ」モードなどの新要素が追加されています。また、マップの地形やゲームバランスにもWii版『2010』からの変更があります。

オープニングでは、プロレスラーに扮した夜叉姫、浦島太郎、金太郎、イヌ、サル、キジが東京ドームや国技館を背景に登場します。CMイメージキャラクターには山本梓さん、川島邦裕さん(野性爆弾)、くまだまさしさん、福島善成さん(ガリットチュウ)、吉田サラダさん(ものいい)が起用され、テツandトモがBGM「それいけ!桃鉄」を歌唱しています。

ゲームモードは、「ひとりで桃鉄」、「桃鉄タッグマッチ」、「みんなで桃鉄」といったモードがあり、特に「桃鉄タッグマッチ」ではチーム内でカードを共有し、異なるダイナミクスを楽しむことができます。また、本作は携帯ゲーム機で初めて最大プレイ年数が100年となりました。

本作のマップは2Dグラフィックに書き直され、月初めのカレンダーイラストは『2010』から流用されています。一方で、ゲストボンビーとして「エアプレンボンビー」、「バクレツボンビー」に加え、「ツルギボンビー」が新登場しています。

『桃太郎電鉄タッグマッチ 友情・努力・勝利の巻!』は、ハドソンが開発・販売した最後の日本を舞台とした家庭用シリーズタイトルであり、土居孝幸さんがすべてのキャラクターデザインを手掛けた最後のタイトルでもあります。様々な革新的な要素を取り入れながら、シリーズの伝統を守る作品としてファンから高い評価を受けています。

桃太郎電鉄WORLD

『桃太郎電鉄WORLD』は、ハドソンから2010年12月2日にリリースされたニンテンドーDS用のボードゲームで、桃太郎電鉄シリーズの第21作目です。このゲームは、世界を舞台にした独特の展開を持ち、携帯アプリ版とは異なる作品となっています。携帯ゲーム機で唯一の世界版で、ゲーム内の通貨は円で統一されています。マップは大西洋を中心としたメルカトル図法で描かれており、興味深い地理的特徴を持っています。

CMイメージキャラクターには、山本梓さんと戦場カメラマンの渡部陽一さんが起用されました。また、このゲームはハドソンが開発・販売した家庭用ゲーム機向けシリーズの最後の作品であり、土居孝幸さんがデザインした全キャラクターが登場する最後のタイトルです。

ゲームモードには、「ひとりで桃鉄」と「みんなで桃鉄」の2つがあります。「ひとりで桃鉄」では、1人でCOMキャラ2人と対戦するモードで、1-50年間のプレイで資産を競います。「みんなで桃鉄」は2-4人用のモードで、ワイヤレス、Wi-Fi、1台のDS本体を使った対戦が可能です。

本作ではいくつかの新機能や変更点があります。例えば、カード袋のシステムが改善され、最大50年間のプレイが可能になりました。また、銀河鉄道とボンビラス星のマップが登場し、ボンビラス星に入ると手持ちのカードが消滅する効果が追加されました。

本作独自の特色として、通貨単位の統一、物件ジャンルの追加、世界最高額物件の設定、航空路と陸路の接続の廃止などが挙げられます。

新規イベントも盛りだくさんで、「サブプライムローン」による大恐慌イベント、BRICsやVISTA国の経済発展イベント、アイスランド火山噴火イベント、30問連続首都当てクイズ、キングボンビーの財布イベントなどがあります。また、サウジアラビアでのアラブの大富豪イベントやサッカーM杯イベントも楽しめます。

このゲームは、桃太郎電鉄シリーズの伝統を受け継ぎつつ、新しい要素を取り入れた作品です。世界各地を舞台にしたユニークなゲームプレイは、シリーズファンだけでなく新しいプレイヤーにも魅力的でしょう。

桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!

『桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!』は、ヴァルハラゲームスタジオが開発し、任天堂が2016年12月22日に発売したニンテンドー3DS用のボードゲームです。このゲームは、家庭用ゲーム機向けの桃太郎電鉄シリーズとして、『桃太郎電鉄WORLD』以来6年ぶりの新作であり、実際に起きた自然災害からの復興をテーマにしています。

ゲームの音楽は、シリーズの伝統を引き継ぎ、関口和之さんと池毅さんが担当。さらに、桝田省治さんが約20年ぶりにゲーム・アドバイザリーとして参加しています。

ゲームモードは「ひとりで桃鉄」と「みんなで桃鉄」の2種類があり、「いつもの桃鉄」と「桃鉄3年決戦!」という2つのゲームで対戦が可能です。特に「いつもの桃鉄」では、震災駅という新しい要素が追加されています。

本作の開発と発売元の変更は、シリーズに新たな風を吹き込んでいます。開発はヴァルハラゲームスタジオが、ハドソンの経験豊かなTeam Kawadaのスタッフを中心に行いました。

キャラクターデザインも大幅に変更され、土居孝幸さんのデザインから、さくまさんの友人たちによる新たなデザインに一新されました。さらに、桃太郎のアートワークや「桃太郎電鉄」のロゴデザインにも変更が加えられています。

ゲームプレイにおいても、最大プレイ年数が100年に拡張され、様々なコマンドやカード袋のシステムが改良されています。また、陸路と航路の中継点としてのフェリー駅や空港駅が再登場し、新たな航路や航空路が設けられています。

キングボンビーのシステムやキャラクターの廃止・追加など、多くの新要素と変更点が導入されました。また、「100倍乗っ取り」や「鉄道経営」のシステムが復活し、新たなカードやイベントが追加されています。

しかし、本作にはオンライン対戦機能が含まれておらず、いくつかのカードも廃止されています。

『桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!』は、従来の桃鉄ファンはもちろん、新しいプレイヤーにも新鮮な体験を提供すること間違いなしの一作です。従来の楽しさを保ちつつ、新しい要素を多数取り入れたこのゲームは、家族や友人との楽しい時間を過ごすための完璧な選択肢です。

桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜

『桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜』は、2020年11月19日にコナミデジタルエンタテインメント(KDE)から発売されたNintendo Switch専用ゲームで、人気の「桃太郎電鉄シリーズ」の人気作です。シリーズ23作目にあたるこのゲームは、11年ぶりの完全新作であり、シリーズ初のNintendo Switchタイトルです。これは、ハドソンがKDEに吸収合併された後、初めて発売されたシリーズ作品です。

この新作は、前作『2017』にはなかったオンライン対戦機能に対応しており、「スタンプを送る」機能を通じてプレイヤー間のコミュニケーションも楽しめます。さらに、2023年には地理や経済を学ぶデジタル教材『桃太郎電鉄 教育版 Lite 〜日本っておもしろい!〜』が学校教育機関向けにサービス開始されました。

開発はインファイトが担当し、総監督・ゲームデザインはさくまあきらさんが務めました。新しいキャラクターデザインには、『スーパーボンバーマン R』などを手掛けた竹浪秀行さんが起用されました。音楽制作では、前山田健一さんと樹原孝之介さんが新たに加わりました。

ゲームモードは多彩で、1人用モードの「ひとりで桃鉄」や最大100年間で総資産を競う「いつもの桃鉄」、3年間で競う「桃鉄3年決戦!」などがあります。特に注目すべきは「桃鉄10年トライアル!」で、COMキャラとの10年間の対戦で全国ランキングに挑戦できます。

本作では、過去のシリーズ作品に比べて不具合のアップデートが多く見られ、ゲームプレイの多様化が図られています。また、マイレージサービスの導入により、プレイすることでマイルが貯まり、さまざまな報酬と交換することが可能です。

このゲームは、従来のファンはもちろん、新しいプレイヤーにも新鮮な驚きと楽しさを提供します。新しい機能と改善されたゲームプレイにより、『桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜』は、家族や友達とのゲームタイムをより楽しいものにすること間違いなしです。

桃太郎電鉄ワールド 〜地球は希望でまわってる!〜

『桃太郎電鉄ワールド 〜地球は希望でまわってる!〜』は、2023年11月16日にコナミデジタルエンタテインメントからNintendo Switch向けに発売された、桃太郎電鉄シリーズの最新作で、シリーズの24作目にあたります。

このゲームは、2023年2月9日の「Nintendo Direct 2023.2.9」で発表され、『桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜』のキャラクターデザインを引き継いでいます。家庭用ゲーム機で世界を舞台にした作品としては、『桃太郎電鉄WORLD』(ニンテンドーDS)以来13年ぶりの作品です。また、据置機向けの世界編作品としては『桃太郎電鉄USA』(PlayStation 2)以来の新作となります。

本作の特徴は、地球全体を模した球体マップであり、過去作の平面マップとは異なります。この球体マップでは、上下左右にマップ端が存在せず、目的地へはどの方向からもアプローチ可能です。広大なマップ上での空路の活用が重要となり、空路を妨害するカードも新たに登場しています。

早期購入特典として、スーパーファミコン版『スーパー桃太郎電鉄II』がNintendo Switchで遊べるダウンロードコードが提供されています。

新しいゲームモードとして、ヒストリーモードが導入されました。これは、「いつもの桃鉄」モードの中で発生する大型イベントを短期間で楽しめるモードです。さらに、「マイワールド」機能が実装され、これによりプレイヤーはマップや物件を自由に観察でき、過去に遭遇したイベントの演出を確認したり、プレイ履歴ややり込み実績をチェックできます。

『桃太郎電鉄ワールド 〜地球は希望でまわってる!〜』は、桃太郎電鉄シリーズの新たな地平を開く作品です。球体マップによる新たなゲーム体験と、充実したゲームモードにより、これまでのシリーズファンだけでなく、新しいプレイヤーにも広く楽しんでもらえることでしょう。

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