スタンドとリーゼントが生んだ新たな昔話の世界
桃から生まれた英雄、桃太郎。
そして、髪型をけなされるとブチ切れるリーゼント高校生、東方仗助。
この全く異なる2人がもし入れ替わったら、どんな昔話になるのでしょうか?
この記事では、「もしも桃太郎の主人公が東方仗助だったら?」というパラレルな視点から、物語の展開、仲間、鬼退治の方法などを徹底考察していきます。
1. 桃の中から現れる仗助!?

昔々、ある村におじいさんとおばあさんが住んでいました。おばあさんが川で洗濯をしていると、どんぶらこ〜と大きな桃が流れてきます。
切ってみると、中から出てきたのはなんとリーゼントの高校生、東方仗助。
「やべぇ…オレ、なんで桃の中に…?」
と困惑しつつも、「この髪型、どう?」とおばあさんに訊く仗助。もちろんおばあさんは「素敵な髪型ねぇ」と笑顔で答えます。
この時点で、原作桃太郎とは明らかに違う空気感になります。
2. 村で巻き起こる騒動と仗助の活躍

村には、鬼ヶ島の鬼たちが現れては金品を奪い、人々を困らせていました。
しかし仗助は、持ち前の正義感と「クレイジー・ダイヤモンド」での治癒能力を駆使して、傷ついた村人たちを回復させます。
「このオレが……絶対、鬼をブッ飛ばすッ!」
と、鬼退治を決意。原作桃太郎ではおじいさんとおばあさんにきびだんごをもらって旅立ちますが、仗助はこう言うでしょう。
「きびだんご?オレ、コンビニのパンでいいっスよ」
3. 仲間は犬・猿・雉ではなく、スタンド使い!?

原作では犬・猿・雉が仲間になりますが、仗助の周りに集まるのは別の“仲間”たちです。
- 犬枠:虹村億泰(荒っぽくて忠実なバディ)
- 猿枠:広瀬康一(小柄だけど賢く、潜在能力の高い仲間)
- 雉枠:山岸由花子(気高くて攻撃力も抜群のヒロイン)
彼らはそれぞれスタンド能力を持ち、チーム仗助として鬼ヶ島へ同行します。
これはもう、完全に“桃太郎 × ジョジョの奇妙な冒険”のクロスオーバー作品です。
4. 鬼ヶ島でのバトルはスタンドバトルに!

鬼ヶ島に乗り込んだ仗助たち。
そこには、鬼というよりも**「スタンド使いの鬼」**たちが待ち構えていました。
- 鬼のリーダーは、全身筋肉の赤鬼スタンド使い「ヘル・スクリーム」
- 青鬼は、時間を巻き戻すスタンド「ブルー・リプレイ」の使い手
仗助は「クレイジー・ダイヤモンド」で物理的な破壊と再生を織り交ぜた独特の戦術で戦い抜きます。
「オレの髪型けなしたなァァァーーッ!!!」
と怒り心頭で鬼たちを一掃する姿は、もはや少年漫画そのもの。
5. 勧善懲悪では終わらない、新たな解決方法

ジョジョ4部らしい展開として、鬼たちを倒すだけでは終わりません。
仗助は、鬼の怪我を「治して」、彼らがなぜ悪さをしたのかを聞き出します。
実は、村の一部の商人が鬼を不当に扱ったことが原因だったと判明。
「暴力で終わらせるのは、ジョースター家のやり方じゃねぇ」
と、鬼と村人の和解を導く仗助。
桃太郎では描かれない“心の再生”がここで描かれるのです。
6. まとめ:もし仗助が桃太郎だったら、物語はもっと“優しさ”に満ちていた
仗助版桃太郎の物語は、ただの鬼退治では終わりません。
- 傷ついた人も鬼も治す
- 仲間たちと心を通わせる
- 暴力ではなく対話で終わらせる
これこそが、仗助が主人公になったからこそ生まれる“新しい昔話”の形です。
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